次の日、旅行の前から、高知に行ったら玉水町に行こうと決めていました。古い町並みが残っていると、インターネットで調べていたからです。
高知駅からバスに乗って玉水町に向かいます。上町5丁目のバス停で降りました。都合よく、地元のご婦人にあったので、道を聞くことにしました。
「玉水町に行きたいんですが。昔、遊郭のあった。」「私もその方面へ行きますので、いっしょについてきてください。」
親切に案内してくださいました。その入り口まで来た時、
「昔、遊郭に行こうとしていた若者が、ここで行こうか行こまいか、迷ったところなので、橋の名前がしあん橋になっているんですよ。」
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短い橋ですね。
婦人と別れて、ここから、玉水町に向かいます。なかなか、それらしき建物に出会いませんでしたが、ウロウロしてようやくそれらしき建物に会いました。
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今は、旅館になっているみたいです。
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この辺りは、かって「玉水新地」と呼ばれた花柳街だったそうです。映画「陽暉楼」の舞台になったことでも知られたと思います。
上町5丁目に戻って、路面電車で高知城に向かうことにしました。
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高知城前で降りるつもりが、なぜかつぎの大橋通りで降りてしまいました。
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商店街を通り、歩いて行くと、高知大神宮に出ました。
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高知大神宮の中の「光彩殿」です。ここは、狛犬ならぬ鶏がお出迎いします。
鶏も放し飼いされていました。金色の鳥居が目を引きます。ここは、高知城の東南に位置するそうです。
ここから歩いて、すぐに高知城の追手門に着きました。
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中に進んで行きます。
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天守が遠望されます。
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三の丸の石垣です。すごいスケールですね。さらに天守の向かって進んで行きます。
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立て看板からの引用です。「この場所には、左右の高い石垣をまたいで入母屋造り二階建ての門が設けられていた。ここを入ると二の丸から本丸に通じる重要な位置にあるため石垣は整然と築かれていて、門の扉には多くの鉄板が全体に打ちつけられていたので、鉄門と称された。」
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「詰門」です。本丸と二の丸をつなぐ門で、1階は、出入り口が、筋違いの門構造で、敵が簡単に通り抜けるのを妨げています。防御を考えていますね。2階は、家老達の詰所としていました。
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天守が近くなってきました。
天守閣に着きました。中に入ります。
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三の丸の欄間「水に蓮根」
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駕籠です。位の高い人に使用されたそうです。この覆いでわかるみたいです。
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「三つ柏」。山内家の家紋です。土佐出身の岩崎弥太郎が三菱を興したとき、山内・岩崎の両家の家紋を合わせて会社のロゴをつくったということです。
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大河ドラマ「功名が辻」で仲間由紀恵が着用したものだそうです。
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スギの円盤標本です。樹齢は約348年と数えられるそうです。この年輪と、歴代藩主の関係、また自然災害、大きな気象異変が考察できるらしいです。難しかったし、わかりませんでした。
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藩主専用の座敷です。一段高くなっているのがわかりますね。違い棚、付書院、武者隠などを備えています。
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上段の間の掛け軸です。
天守の最上階に着きました。
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天守から追手門を見下ろせます。そのすぐ先に「高知城歴史博物館」が見えます。
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下に、詰門が見られます。
これで、天守を後にします。きた道を戻り、追手門から出て「高知城歴史博物館」に入りました。
ここは、写真撮影ができないから残念です。昨年が「大政奉還」から150年、今年が「明治維新」から150年にあたるので、「志国高知 幕末維新博」が29年3月4日から31年3月31日まで開催されています。
ここ、博物館でも、特別企画展がありました。明治元年の日本と土佐。戊辰戦争 それぞれの信義。全国各地の戊辰戦争のゆかりの資料を広く紹介し、幅広い視点から明治維新の実態に迫っています。
日本、土佐にとって「明治元年」とはいかなる年かを考えさせる展示でした。
音声で案内してくれるアイテムを借り、約2時間半ぐらい見て回ることができました。
大橋通りに戻り、路面電車で高知駅まで行きます。
しかし、「高知駅」行きがきません。しばらく悩んで、インターネットで調べると、「はりまや橋」の停留所まで乗って、乗り換えるそうです。
直接に高知駅に行くのはないそうです。乗り換える時に、乗り換え券を取ることもわかりました。乗り換え券で追加の乗車料金はいらないみたいです。
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電車が来ました。
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高知駅に着きました。
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武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎。高知の偉人達です。見送ってくれているみたいで、ここを後にして、南風14号で岡山駅に向かい、赤穂線で播州赤穂に帰りました。