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高岡は富山市に次ぐ富山県第2の都市で、歴史的には、前田利長の築いた高岡城の城下町として発展した。前田利長は、前田利家の長男で、秀吉の死後から江戸幕府成立に至る時期の難局を、苦渋の決断をもって乗り越え、加賀藩の礎を築いた大恩人だと思う。高岡城の廃城後は、商工業都市として発展する。
高岡鋳物発祥の土地として、金屋町には400年の鋳物産業の歴史があり、由緒ある古文書や、初期の鋳造技術を知ることが出来る鋳物製品、多種多様な造型、鋳造道具等、数多くの資料が現存しているらしい。
今は外国人も多いし、若い人もたくさん来るので、彼らに合わせたおもてなしが始まっていると感じた。洒落た製品があり、カフェなどを併設した店や、鋳物の製作や、錫アクセサリー作りの体験のプログラムもあるみたいだ。絵は、大寺幸八郎商店で、創業は万延元年の歴史を持つ店である。
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高岡は400年の歴史を持ち、戦禍を免れ、金屋町は今も、江戸時代の風情を残している。
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次に、山町筋に向かった。歩いて雨の中、とぼとぼと歩く。少し道に迷いながら、それらしい場所についた。古い土蔵づくりの家々が散在するところである。
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ここは1609年の高岡の町が開けてからの商人町で、高岡の経済を牽引してきたらしい。明治33年の大火から、黒瓦ぶき屋根、漆喰の外壁、2階窓の耐火扉等、防火を考えた優れた土蔵造りの建物が軒を連ねた。この建物を見ていると、高岡商人の繁栄ぶりが想像される。
絵は山町茶屋、雰囲気のあるくつろげるカフェのように思った。入らなかったのだが。
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写真は高岡信用金庫本店である。建物自体は新しいと感じたが、この通りにマッチした立派な建物と思う。
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さらに、うろうろと歩いていると、この辺りでは異色の建物に出会った。富山銀行本店で、県内唯一の本格的な西洋建築だそうだ。東京駅の設計にあたった、あの辰野金吾が監修したものでる。(絵参考)
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雨もまだ止まず、そろそろホテルに戻ろうと、山町筋を後にして、バス乗り場に向かった。
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