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柿を食う季節になった。
お盆休みの時は南蔵王、中丸山、三吉山と山に通った。その後、一人暮らしを始めた息子が帰省したり、台風が来たりとなんだかんだ言い訳をつけ山行をサボっていた。忙しくて行けなかったと言うよりは「サボっていた」が正解だろう。
今月11日には年に一度の健康診断があり、それまでは山行きやウォーキングに精を出し検診結果を良くしようと企んでいたが・・・。企むと言う類のものでもないのだが。クライミングジム通いをやめて9ヶ月も経つと明らかに不健康な体質を感じる。
山行き手帳を捲ると、前回の山行は8月18日。今日はほぼ1ヶ月ぶりの山。「山は秋」。オヤマリンドウが咲いていた。ガスの山頂は雨合羽を羽織らずには居れない。木々も色づき始めた。
9月には連休が2回あり、いずれかは朝日連峰に一泊山行と前々から考えていた。先週は台風でキャンセル、でもって今回は「あっ、そうだ!お彼岸だ。お墓参りかぁ。」と言うことで、いつもの山に日帰り山行となった。
重い身体を感じつつも余計なことせずにただ歩く。余計なことをしない山歩きは順調なペースでコースタイムを刻んでゆく。
中丸山の静寂とは反対に、馬の背はカラフルな登山者や観光客で賑わっていた。肩に腕を回したスニーカー履きの二人連れが楽しそうに歩いてくる。「ここは観光地。私たちは幸せよ。」といった空気を漂わせながら。
そんな2人とこちらの山支度のギャップに、「蔵王・馬の背は登山の域ではないのだなぁ。やっぱり朝日に行くべきだったかなぁ。」と妙な気分で山を下った。