猛暑・酷暑の続く山形。降雨がなく渇水状態、作物への影響も出ている。低気圧が東北北部を通過する予報の中、いつものコース・中丸山から熊野岳に登ってきた。
もう1時間早く起床していれば、南蔵王・不忘往復へも行く気になったのだが、今日は中丸山コースとする。起床後の山飯作りは、出発時間を遅らせる。そして、天気予報の曇りのち雨が気になる。南蔵王コースだと、途中引き返しで不完全燃焼になるだろうという事で、中丸山コースに心を決す。
TooCottonさん駐車場から、快晴のもと気分良く歩き始まるが、間もなく上空が薄暗くなってきた。山頂からドンドン雲が降りてくる。雨のない眩しい夏を過ごしてきたせいか、厚い雲で薄暗くなった山道は心細い。
中丸山を越え、暗部で大キジを撃つ。トドマツ帯を過ぎると雲の中に突入。風も出て来て肌寒く長袖シャツを着る。薄暗い月見が原を進む。山頂石畳は濃霧強風。山頂に人影が見えた時はホッとした。熊野神社に手を合わせ娘の祈願をする。一本は中丸山まで下ってからにしようと、そぐに山頂を後にする。
月見が原で、登山口で着替えをしていたご夫婦とスライド。中丸山山頂で腰を下ろし、フジパン「ピーナツ・コッペ」を摘んでいると、単独男性が登って来た。今日の蔵王が67座目。今回は十日をかけて東北の山を巡っていると仰る。「二日前の岩木山山頂は物凄い風だったよ」と。ブナ林まで下ってくると、赤Tシャツを揃えたトレラン3人組が登って来た。蔵王温泉から熊野岳、馬の背を走り、ライザスキー場から登ってきたところ。トレラン大会のコースを走っているとの事。「今年は大会が開かれないんです。この坂が一番辛いんだ」と仰る。温泉からここまで走って来てのこの登りは、確かにきついだろう。
2週間前、このコースを歩いた後に凄い太ももの筋肉痛になった。今日は大丈夫なようだ。そろそろ朝日山行に向けて準備・計画を立てよう。