これはだめだ!

自信喪失、無気力な日本に”喝!”、反日、侮日に反撃、一矢を報いる。

「首相は、『平成の脱税王』、小沢一郎に対する大きな牽制球 

2010-02-13 | 政治・経済

「母に資金無心」で応酬=与謝野氏追及、
  
首相は全否定-予算委
 
  2月12日の衆院予算委員会の集中審議で、自民党は、小沢一郎民主党幹事長に加えて鳩山由紀夫首相の「政治とカネ」の問題を徹底追及した。与謝野馨元財務相は「兄が母親から、子分に配る金をもらっていた」とする首相の弟の鳩山邦夫元総務相の「証言」を基に、偽装献金事件の幕引きを目指す首相を執拗に攻め立てた。「母親と政治資金の話はしてないような答弁をしているが、実際はしているのではないか」。与謝野氏は、首相側が母親に資金提供を求めていたとする邦夫氏の話を紹介。首相に贈与税逃れの疑いがあるとして、「『平成の脱税王』だ。首相をやる資格はない」と辞任を迫った
  これに対し、日ごろは温厚な首相は激高。「全くの作り話だ」と完全否定した上で、「母に尋ねていただいても結構。子分に配る金をくれなんて言うわけない」と声を荒らげた。首相のあまりの興奮ぶりに、与党委員から「冷静に、冷静に」との声が上がる場面もあった。(以上 時事 2010/02/12-21:26)

脱税王とは、よく言った。 
   
小沢一郎が標的のようなもの

  (以下、半ば私の推論のようなもの)
  自民党の与謝野議員は、前の財務大臣で、過激な発言をするようなタイプではない。その与謝野議員が『平成の脱税王』という表現を使って問質したことに意味がある。小沢一郎は、“ざる”法と言われる政治資金規正法では不起訴になった。表面的には、検察が負けたが、検察と小沢一郎の戦いが終結したわけではない。操作は水面下で継続されるだろう。
  小沢一郎が都内に多数のオクション・マンションなどの不動産を所有しているだけでなく、他の県だけでなく沖縄県の普天間移設先と計画されていた辺野古の近隣、沖縄県宜野座村にも約5200平方メートルの土地を所有している。基地移設後の値上がりを見込んだのかわからないが基地の移設予定地近くに土地を所有しているのだ。これらの不動産を所有しているということは、不動産を買う“金”があったことであり、政党活動助成金とは別の問題である。税金を納めたのか、どうかである。
  鳩山首相は、与謝野議員の質問に冷静さを失いかけたと報じられている。想像するに、首相は、一番気にしていたであろう急所を攻められたとの思いがあったのだろう。“脱税”である!
 首相自らの脱税はもとより、小沢一郎の“脱税”についてもである。首相の秘書官は、各省庁出身の官僚が仕えている。財務省出身の官僚もいる。首相や小沢一郎は、小沢の手先の閣僚だけでなく、法務・検察内部に内通者がいて検察上層部を抑えることができたであろうが、財務省の国税をどの程度抑えることができるのか。小沢一郎不起訴となっても財務省の国税当局は“脱税”の有無に目を光らせている。
  鳩山首相は、事が発覚後税金を納めた。小沢一郎は脱税していないかどうか、大きな疑惑が残る。検察は小沢一郎の自宅や事務所の家宅捜査も妻に対する事情聴取もできなかった。このため小沢一郎が起訴された3人と共謀した証拠が得られなかったが、税務当局は検察と違って脱税容疑が固まれば、小沢一郎宅等の家宅捜査を行うこともありうる。

小沢一郎に焦り?
  鳩山首相と小沢一郎の動きを見ると国税当局の動きが秘書官(?)から首相側に伝わった可能性がある。これが、鳩山首相が強い立場になりつつあるかの動きをしている背景にあるのであろう。鳩山首相に質問をぶつけた与謝野議員は普段から経済財政についてよく勉強をされ、財務省の中に気脈を通じた者がいる。経済・財政の素人で“官僚いじめ”の菅財務大臣より官僚の受けがいい。与謝野議員も財務省国税の動きを把握しているがゆえに、温厚な人柄に似つかない強い語調で首相を問い詰めたのではなかったか。
  3月の予算成立後は小沢一郎の周辺がざわつき“異変”が想定(?)され、5月には普天間移転問題の結論を出さねばならない。残りわずかなこの時期になっても普天間基地の移転先が定まっていないので5月に関係自治体やアメリカを納得させる移転先を決定できないだろう。
  枝野行政刷新相は、今月8日、小沢の責任を街頭演説で訴えたが、小沢一郎の幹事長続投と取引するかのように行政刷新相に反小沢の枝野が任命された。大臣就任後も、その発言を取り消さないと発言している。鳩山首相は、小沢一郎と一連托生にならぬよう距離を取りつつあるかに見える。小沢一郎の立場が弱くなっていないか。
  3月、5月の政界の混乱を予期するかのごとく、枝野行政刷新相は4月に“仕分け作業”の第2幕を“演ずる”という。GDPの2倍に近づきつつある国の借金問題を抜きに、枝野行政刷新相が重箱の隅をつつくような仕分け作業をしたところで期待するほどの成果は収められない。今後予想される政界の混乱から国民の目を反らす見え透いた目眩ましである。 
  2月13日小沢一郎は都内での講演で「自民党はメルトダウンしつつある」、「4年間は試行錯誤をしながらも民主党政権が続く」との趣旨の発言をした。自民党を「メルトダウンさせたい」との思いは人一倍強いのだろうし、「民主党政権が続く」ぞというのは、次官や部長の降格も可能とする法案成立の動きと相俟って閣議で人事が決まる高級官僚に対する恫喝である。これは、高級官僚にとっては、”オレに抵抗する者は容赦無く処分するぞ”と宣言しているように響く。与党でも社民党は小沢一郎の金銭疑惑追及の姿勢を見せている。自民党の参議院議員田村耕太郎が小沢一郎に口説かれて民主党に入党した。小沢一郎にすれば、一刻も早く自民党の議員を抱きこんで社民党をいつでも切れるよう状況を作りたかったはずだ。福島瑞穂は参議院選挙を控え小沢一郎を支持すべきか、小沢一郎と離れるべきか迷っているだろう。社民党も小沢一郎も正念場だ。
  小沢一郎が勝とうが福島社民党が勝とうが、国家・民族の将来に益するものはない。“私益”追求の塊のような人物や北朝鮮の代弁者のような者が国民に夢と希望をもたらすことはない。外国からみればレベルの低い政治家のつまらぬ瑣事瑣末な動きと映るだろう政治の貧困そのものだ。

 


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