『ツボイ塗工』~亡き父の魂と共に~ 関西ペイント・リフォームサミット参画店、水谷ペイントパートナー施工店・認定施工者

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剥離の激しいトタン屋根のリニューアル塗装

2010年03月15日 23時04分48秒 | 日記
今回は複数回に及ぶメンテナンス塗装が行われているトタン屋根の塗り替えです。

最も短い塗り替えが2年おきであったと云うだけあって、
非常に塗膜が厚くなっており、
激しくリフティング(剥離)が起こっている箇所が多数ありました。

トタン塗装は昔は厚く塗れば良いという感覚が当然視されていましたが、
現在は出来る限り薄い膜を作り、エポキシ樹脂錆止めと
薄膜仕上げ材であるウレタン・シリコン樹脂塗布というのが主流です。

トタンは熱収縮が大きく、塗膜は大きな伸縮を繰り返すため、
厚く塗られてしまった塗膜では伸縮に耐え切れず破断、
破断面から雨水と土埃等が浸入、
浸入した埃が湿気を帯びて発錆・熱膨張でリフティングと、
剥離へのプロセスを進みますので、
伸縮に耐えうる強い塗装膜を薄く作ることが大変重要になっています。

昔はシアナミド鉛系錆止め&合成樹脂調合ペイントが標準でしたが、
現在では時代遅れ、鉛の危険性を懸念して鉛フリー塗料全盛の現代、
酸性雨の影響も顕著になっているので、
エポキシ樹脂系の錆止めを塗ることも知らない業者さんには注意です。

さて、今回はかなりの塗り重ね面、断面を見ると・・・・
初回塗替えで錆止め&仕上げをして以降、仕上げのみが4回、
錆止め&仕上げが1回、その後も仕上げのみ2回・・・
顕微鏡で見ているわけでは無いのでおおよそですが、
かなりの塗替え回数で塗膜もかなりの厚みです…
バームクーヘンの断面みたいでしょ(^^;

今回もタジマ製スクレーパーが威力を発揮♪
剥離面と剥離危険面が広範囲に渡っていたので、
溝面(凹み面)の全剥離対応、
その後オービルサンダーによるケレン処理、

当方定番の高耐錆エポキシ樹脂錆止め

トタン屋根専用シリコン樹脂塗装で万全を期しました。


かなり綺麗な艶が出た事でお客様大喜び♪
私も嬉しい塗替え塗装でした

http://www.tsuboi-toko.net/


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