鉄部塗装は一般的に激安業者さんが合成樹脂調合ペイント(日本ペイントだとコレ)、
通常の業者さんは1液性のウレタン樹脂(日本ペイントだとコレ)
当方では1液性ウレタンではとても耐久性を維持できない事を経験上知っているので、
2液反応硬化型ポリウレタン樹脂(日本ペイントのコレを錆止め塗装をプラスして提供)で塗っています。
ただ、ポリウレタン樹脂(採用当時はアクリルウレタン樹脂)標準採用から既に14年が経過しているので、そろそろ次の手を打ちたい所。
そんな中、耐久性に優れたシリコン樹脂で塗って欲しいという施主様に巡り合う事が叶いましたので、
今後の当方の鉄部塗装標準採用化に向け、販売店との交渉を重ね、特価を出して頂く事で新たな方向性を。
写真は塗装前塗装後の様子。
日本ペイントが満を持して世に送り出しているファインシリコンフレッシュ(2液反応硬化型アクリルシリコン樹脂)の7分艶調整品です。
艶がかなり激しく出る製品なのでピカピカした塗装膜がNGと言う場合にはメーカーでグロスカット加工をして貰い、
7分・5分・3分艶調整をして貰います。
ただし、グロスカット材で強制的に艶を消すため、耐久性は混和量が増えるごとに低下します・・・なので7分艶が限度と申し上げています。
写真では表現できていないのですが、シリコン樹脂らしい艶感をしっとりと抑えた7分艶がとても品があって良いです♪
因みに、錆止めは2液反応硬化型エポキシ樹脂系錆止め指定ですので、順守して塗ります(ここを守れない塗装屋さん、実は多いです)。
第一陣到着時の様子です。
缶の蓋には優れた塗膜性能を発揮するが故、保管に注意とあります。
なので一気に発注せず、前半戦・後半戦で発注するように段取りしました。
こういった工夫もとても大切です。
塗料にも鮮度と言うものがありますので、出来るだけ作業直近に配送されるように計算しながらの塗装作業デス。