『ツボイ塗工』~亡き父の魂と共に~ 関西ペイント・リフォームサミット参画店、水谷ペイントパートナー施工店・認定施工者

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漏水の酷いベランダを改修塗装(後半戦)

2010年08月23日 21時15分17秒 | 日記
さて、昨日はUP時間が深夜でしたので、
分割公開になってしまいましたが後半戦に突入です。


防水には色々と種類がありますが、
当方ではエコマーク認定で安全性に優れたポリマーセメント防水を使います。


防水にはシート防水やFRP、ウレタン、ポリマーセメントなど様々です。
どれにも一長一短があり、これさえやれば完璧と言う事はありません。
建物の用途に合わせて防水の種類があると思われた方が宜しいかも。


当方がポリマーセメント防水を採用する理由は
湿気の発生している防水対象箇所にも塗れる点、
立ち上がりや勾配のあるセットバック面にも同一膜厚で塗れる点、
ベランダなどの臭気がこもる場所において
施主様にご迷惑を掛けること無く施工できる点、
下地との密着性に優れ・施工安定性に実績がある点です。

悪い点は施工に手間暇掛る事でしょうか(苦笑

改修塗装をメインとする当方です。
塗り替えた時のリスクをずっと眺めてきて
たどり着いているのがポリマーセメント防水、
以前は厚膜ウレタン防水を得意としていたのですがネ。


さて、防水工程に移ります。



立ち上がりのトタン面は錆びが発生していたのでまずはエポキシ樹脂錆止めで下塗り。

昔の亜鉛めっきですので通常の塗装では密着不足で即剥がれます。
なので錆止めという機能と接着塗装の機能をエポキシ樹脂錆止めに委ねます。
勿論、機械研磨でしっかりと表面に細かい凹凸を作り、表面積を増やすことで接着力を強化です。

その後、防水プライマー塗装(下塗り)を行います。

ポリマーセメント防水はポリマー(樹脂)と特殊パウダーを合わせる事で樹脂を形成します。
まずは希釈率の高い塗膜で接着塗膜を作ります。
既にコンクリート機能強化材を塗っているので、密着力はマックスになっています。


プライマー乾燥後、間髪入れずに主剤塗布1回目です。

今度はパウダーと樹脂の量が多い主剤。
ちょっとドロっとしていますが、これを満遍なく塗り込みます。
パウダーがすぐに沈殿してしまうので、常に撹拌しながらの作業です。


黒くなったら乾いた合図、具合を見ながら2回目塗布。

乾くとコンクリートのように固くなるのですが、柔軟性があって防水下地を優しく保護します。

乾燥後3回目塗布。

ここまで塗り込むと目が綺麗に整い、トップコートを塗る為の環境が整います♪


最後に水性ウレタントップコーティングです。

2度塗りが基本ですので、しっかりと塗り込み完成です♪



突発的な豪雨にもしっかり耐え、雨漏りが完全に止まりました。
雨が降るまでは完璧な施工を心掛けたものの心配しておりましたが、
ピタッと止まってホッと一息です♪

当方HPへ


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