カバルの歴史
ソーラーウォーデンの正体
カーパーベルトの会議
ファーストコンタクト後
カバルの歴史
カバルはエジプトやバビロニアの
秘密神秘学宗派に起源する。
ローマ時代のアレキサンドリアからイギリス、バースに
拠点を移し、ヨーロッパでの作戦基地イルミナティとしては、
アサシンズ暗殺教団が前身だと言う。
ソーラーウォーデンの正体
ソーラーウォーデン、太陽の監視人と呼ばれる
惑星間軍事複合隊と、ICC(惑星間軍事複合企業)は
別の組織で、ソーラーウォーデンについて
コーリーも、他の誰も、殆ど情報を持っていない。
SSPの秘密宇宙プログラムの一部
ダークフリートは
非合法活動の攻撃部隊を担っているが、
独自の自治権をもっていて、
複数の乗り物を持っているという。
ダークフリートはSSPの中でも謎の組織で、
主に太陽圏外でドラコを助けて戦う部隊なため
スフィアビーイングが太陽系内部に
球体でシールドを敷いてから
太陽系内に戻れなくなっている。
カーパーベルトの会議
コーリーはゴンザレスから、
インナーアースを訪問後、初めて連絡があって、
カイパーベルトのSSP基地で重要な会議に出る事になった。
会場にコーリーが着いた時、
そこには既に彼らに乗り物があった。
土星ペンダントを付けた、アンシャールの使節団や、
インナーアースの女性巫女カーリーの
姿があった。
コーリーはウキウキして
プレゼンテェーションホールに入った。
アンシャールの使節団とカーリー達は
スフィアビーイングと一度もコンタクトした事がなかったので、
ファーストコンタクトに緊張している様に見えた。
ロー・ティア・エールが現れると思っていたが、
いきなりゴンザレスと使節団の後ろに
姿を表したのは、ゴールデントライアングルだった。
身長が3、7〜4m、逆三角形の頭、3本指で、
身体は薄く、水に浮いているようにゆらゆらしていた。
しばらくテレパシーによる通信が続いた。
コーリーには30〜40分程に感じられたが、
内容はわからなかった。
コーリーがゴールデントライアングルから
受けた直感では、憂いが混ざったものを感じたと言う。
使節団と内部地球議会との会議は、
完全に無言で、沈黙の交流で行われた。
その後、ゴールデントライアングルは忽然と一瞬で姿を消した。
会議を終えた後、帰りの慌ただしい状況の中、
女性巫女カーリーに会議の内容を聞いてみたところ、
インナーアースは長い間、
この惑星のガーディアンとして
良い世話役ではなかった、と指摘されて
動揺していた。
次の会議の準備のため、
ゆっくりカーリーから内容を聞き出す事は出来なかったが、
彼らは天平地異が起こる度、
出来る限りの事をして世話をして来た。
だが、それは独善的で、
情報についても自分たちの都合の良い
情報だけを与えていた事、
又同盟の一部がカバルと組んだり、
自ら神と偽って名乗って、
偽情報を流したりしたグループもいた事など、
ゴールデントライアングルが指摘しただろう事を、
コーリーは察した。
後にゴンザレスから聞いた話で、
今回の会議は、インナーアースの7つのグループが、
一同に介した最後の会議になったと言う。
ファーストコンタクト後
数日後、ゴンザレスから連絡があり、
先日の会議後、インナーアースの3つのグループが
同盟から離脱した、と聞いた。
離脱したオメガグループらは、別の地球のETらと
コンタクトとっていて、他にも同盟を結んでいたのだ。
SSPの同盟の間で起きたことも少し話した。
高いレベルのモノと、
地球同盟の軍を離脱して寄せ集めの下層グループでは、
20年間の任務内容を公開するべきである、と主張し、
軍関係者の間で離脱グループもあらわれた。
ISSより50年先の技術を公開するべきなど。
インナーアースで3回目の会議のため、
コーリーはゴンザレスと共に、再び地下文明を訪れた。
カーリーやアンシャールのグループは、
インナーアースで混乱はあったが、
アンシャールは全面開示を目指して
都市の中で行われた真実を告げるよう主張した。
その件で三つのグループと折り合いがつかなかった。
インナーアースでは分裂が起きたが、
3つのグループとの訣別、
地表の新しい関係の構築で
ゴールデントライアングルの意向に従って
技術的なインターネットの情報交換など、
新しい任務と指針を話し合うと言う。
インナーアースの世界では、
前回のスフィアビーイングらとの会議が、
インナーアースの各都市に、テレパシーの形で届けられていた。
地下世界はとてもざわめいたいたと言う。
人々はやっと、これまで崇拝して来たガーディアンに会えた、
初めて面会出来た喜びで、ざわめきだっていたと言う。