私のあちこちスケッチ

日本のどこかで、海外のどこかで気ままに描いた水彩スケッチです

福岡・下関・門司へ(2015年1月)

2016-01-24 15:15:08 | weblog

柳川に行った際、福岡・下関・門司も訪れた。この地域には古い建物が残っており、スケッチする対象に事欠かない。

〇 福岡市赤煉瓦文化館

福岡の中心天神駅からすぐ近くにあるこの建物は日本生命・北九州支店として明治42年に建てられた。辰野金吾の設計によるもので、赤煉瓦と白い花崗岩の外壁が特徴である。この特徴は辰野式とも呼ばれ、同氏設計の東京駅と同じ印象を受ける。

〇 福岡県公会堂貴賓館

上の文化館からすぐ近くの天神中央公園の中にある明治43年に建てられた木造建築で国の重要文化財。当初、行事の来賓接待所として建てられた。外壁の色が薄紫で印象深い。

〇 門司・旧大阪商船建物

大正6年大阪商船門司支店として建てられた木造2階建てで登録有形文化財。オレンジ色のタイルを張った外観が印象的。絵を描いた後、この建物を眼下に見ながら近くの7階のレストランで門司港名物の焼きカレーを食べた。

 関門橋(門司港側から)

関門橋は門司と下関とを結ぶ1973年に開通した吊橋で橋長1,068mは開通時点では日本一、東洋一の長さだった。本州と九州を結ぶ大動脈だ。この絵は門司港側のビル・門司港レトロハイマート31階にある展望室から見下ろして描いた。

〇 関門橋(下関側から)

 下関のグルメと言ったらフグだ。フグを扱い有名なのが唐戸市場。唐戸市場の入り口付近には大きなフグの模型があり客を迎えてくれる。この絵は唐戸市場の岸壁(丁度上の門司港側の対岸になる)から関門橋を見上げて描いた。絵を描いた後、近くのフぐ専門店でフグ(地元ではフクという)のコースを賞味した。

 


福岡・柳川へ(2015年1月)

2016-01-06 11:48:07 | weblog

福岡県柳川は北原白秋の生まれ故郷、水郷の街と知られている。街には堀割が縦横に走っておりドンコ船と呼ばれる小船で川下りが楽しめる。また、ここの名物ウナギのせいろ蒸し、近くの有明海で獲れるムツゴロウのかば焼きなどの珍味も味わえる。店のメニューに二つ並んでいたので珍しさから二つとも注文して食べてみた。ムツゴロウ、どんな味がした?食べてのお楽しみ!

〇堀割の風景

 冬の暖かい陽の中、小さな橋のたもとで静かな堀割の風景を描いた。風がなく水面に細い木の枝まで映して美しい。

〇ドンコ船

船頭さんが棹を巧みに操り約4kmの距離をゆっくりドンコ船は進む。冬なので真ん中に炬燵が設えられており足を入れるとぽかぽかと暖かい。終りにさしかかったころ船頭さんが自慢ののどで白秋の童謡などを唄ってくれる。のどかでいいものだ。