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車の運転についての戦術その2「大型車運転手へのリスペクト」

2022-02-23 07:19:55 | 旅行

車での国内旅行中、大小の休憩や買い物などを含めた移動時間は0~14時間程度で、大移動の必要に迫られた時を除いて、概ね8時間程度に収めていました。午前八時前には出発、午前中に半分は行って、目的地には午後四時くらいに到着くらいが目途となります。たいてい、その日の目標を低めに設定するので、実際には三時とか三時半とかに目的地に到着します。交通状況と急ぐ用事の有無にもよりますが、一日の走行距離は200km前後になります。定番の北海道だと爆発的に距離が伸びますが、陽が沈む時刻が早いので一時間ほど前にずらして考えます。九州や沖縄だと、その逆になります。不思議と南に行くほどお酒の量が増えますので、起きるのも遅くなります。

以上で大体察しがつくと思いますが、かなりの長期間に及ぶ、のんびりとした旅行となります。一日の目標設定が低いので、運転中は色々な事をします。その中で興味深いのが、大型車の動きの観察です。最初の動機は、上手な大型車に前後を挟まれて運転する時の異常なまでの安心感と楽さ、運転し易さを感じたことからでした。結局、大型の運転手さんは上手い、という当たり前の結論に達しました。運転席が高い位置にあり、視界が非常に良い事は、代わりに前方監視をしてくれている訳で、非常に助かります。後ろに付いた大型車が車間を急に大きくした時は、それに逆追随して速度を落とすだけです。前方に何かがあるか、大型車が道をそれるかのどちらかです。

自然と大型車の挙動を良く見るようになり、真似できることは真似をし始めました。所詮は猿真似で、頓珍漢な事もしましたが、色々と思う所があります。

まず、大型車は路上で詰んでしまう可能性があるため、それを防ぐべく予測運転をしています。非常に参考になります。自分の車の運転席を高くすることはできないので、代わりに車間距離をかなり大きめに取っています。これで何度事故を防げたか数えきれません。後ろの車から見るとイラつかれるかもしれません。そう感じたら脇に止めて先に行ってもらいます。これをかなり頻繁にして、休憩にしたり、タバコを巻いたりします。譲るだけですぐ発進した場合は、たいてい、後で追いつきます。北海道では絶対に追いつけませんが。

次に大型車は、マニュアルの場合、特に発進が面倒臭いです。前方の状況により適度に減速して、止まらないような運転をしています。当然、真似します。燃費も良くなるので、白ナンバーの大型車ほどこの傾向が強くなります。緑ナンバーの大型車の中には、とんでもない運転をする人も中にはいます(もちろん白にも居ます)。この場合は、静かに距離を取ります。最近はオートマの大型車が増えてきていますので、徐々にこの傾向は薄れてきていると思います。

極めつけは、大型車同士の譲り合いを観察する事です。前々項目とも被るのですが、例えば、対向車線の端に自転車が走っている場合、対向車がはみ出せる余地を残します。または、さっさと自転車とすれ違います。どちらかはっきりと決めないといけません。普通車同士でもこの配慮は必要かと思います。自転車を抜く時は1.5mは間を空けたいですからね。これと併せて、ハンドサインがある程度決まっていて、挨拶を交換します。かなり気分の良いものです。運転でストレスをためるなんて非常にもったいない事だと思います。



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