ウチには井戸があります。
さっき、電気の話を書いたので、この話も書かないといけないでしょう。
まず、井戸は危険です。決して子供に近寄らせてはなりません。ウチの近所のご家庭でも、井戸は完全に埋めてしまうか、1トンくらいある(マジです)石でふさいでしまっている話を耳にします。割合は計算していないので判りません。体感で半々といったところでしょうか。いまでも畑や外水道(そとすいどう)などに使っているご家庭では、〇〇電力の電気を使って、電動ポンプでくみ上げていますので、停電時はお手上げです。
ウチの井戸も八角形の綺麗な1トンくらいある石でふさがれていました。てこの原理と、持ち上げるのではなく、ある支点を中心に回転、反回転を繰り返すことで少しの移動に成功し、水が見えました。円に例えるなら直径は1mを超えています。深さ自体は測れないのでホースの長さからの推測ですが、5,6mくらいではないでしょうか。初めて見た時、地面から2m弱の所に水面がありましたので、計算してみましょう。
仮定として、半径0.5m、水面深さ3.5mとしますと、底面積が0.785平米、高さをかけて、2.7475立米、つまり3トン弱の水が入ります。現在、陽の当たる時に汲み出しまくって水を綺麗にしています。先日、遂にか弱いお風呂ポンプでの限界に達しました。その後二日ほどごく弱い雨が降りまして、水量は激増しました。すぐそこの山から流れ出る水脈の上に井戸が丁度あるみたいです。というか、そこを狙って掘ったんだと思います。なお、水はゆっくり降りてくるのでここ数日は水位は上昇し続けます。
ウチの上には家がなく、人間が居ないので誰も排水を出しません。集落の中で一番綺麗な井戸水が出ます。水質検査もしました。濁ってはいるものの細菌などはなく、飲んでも大丈夫、というか、飲んだらまろやかでとても美味しいです。気をつけたいのは、野生動物が落ちたり、糞尿をしないか、という点で、色々と蓋をしたり、毒を撒いたり、罠をしかけたりしています。
停電時は、というか、平常時から、ウチの太陽系、じゃなくてソーラーシステムから電力を使っています。
電気、水と書いたら、次はガスの話ですね。ガスは契約していません。全てカセットコンロです。鬼のような在庫がウチにあります。買い物の時に籠の隙間に入れて買います。コンロ自体が移動できるので便利です。コンロはふたつ、共に十年以上(たぶんもっと)使っていて、一方はもうカチカチが機能しないのでライターで着火しています。