嗚呼 定年退職生活の悲哀

東京から千葉の田舎に移住。
いろんなことを天秤にかけても、移住してよかったと思います。

田舎に移住すると物価が安い

2020年09月20日 22時18分03秒 | 田舎暮らし
約10年前に千葉の田舎に移住したわけですが、こちらに来てまずびっくりしたのが物価の安さ。
地元でとれる野菜類が安いのはなんとなくわかりますが、東京で買っていた同じ商品がこちらでは安い。

例えばパン。
朝食用にいつもヤマザキのダブルソフトを買っていたんですが、通常198円でこれはあまり変わりませんが、近所のスーパーでは毎週金曜日にこれが138円になっていました。

この日は菓子パンも安くなります。
同じくヤマザキの5個入りアンパンが98円。
コッペパンに至っては78円になりました。

だから、毎年春に開催される「ヤマザキパン祭り」に際には、大体1シーズン7枚くらいの皿をもらうことができます。

それに、いつも買っていたシャンプーや歯磨き粉といった日用品も総じて安いですね。
サントリーのウーロン茶(2L)は東京にいたころからよく買っていましたが、あちらでは安くて158円。
こちらでは通常128円で、安いときには1本100円!なんて時もあります。

東京にいたころもスーパーまではクルマでいってましたが、その頃は土曜日か日曜日でした。
こちらに来て在宅勤務をするようになってからは、平日が買い物の主体になりましたが、総じてレジに並ぶ時間は短いです。
スーパーまでの距離は長いのですが、道が圧倒的にすいているので、買い物に出て帰ってくるまでの時間は大幅に短縮されました。

先に野菜類も安いと書きましたが、新鮮さもイチオシです。
それにクルマで走っていると、野菜の無人販売所があちらこちらにあります。
朝とれた旬の野菜類がほとんど100円で買えます。

今は旬が過ぎてしまいましたが、トウモロコシやミニトマトをよく買いました。
これはスーパーで買うと大体198円くらいなので、約半分ですね。
それに、ロードサイド野菜ショップのありがたさは「消費税が要らない」ことです。


これは千葉に移住した翌夏、我が家で試験的に栽培したミニトマト。管理が甘いせいかこの後、虫に喰われるは、鳥につつかれるはで、自分で栽培はあきらめました。翌年以降は近所の無人販売所で買っています。自分でも野菜作りはものすごく興味があり、近所で畑を貸してくれるという場所も何か所かあるのですが、やりたいことがたくさんあるので<、菜園作りはもう少し先になりそうです。

時には野菜を買うと「玉子」が1個抱き合わせサービスでついていたり、その玉子がまた格別に美味しいので、次に行ったときは野菜と、玉子(大体5個入り)も買ってしまいます。
農家の方々も商売がうまいですね。
これを無人でやってしまうんだから、すごいと思います。

こんなこともあります。
愛犬を散歩に連れ出すときはクルマで行くのですが、畑でトウモロコシの収穫作業をしている農家の人に「売ってくれませんか?」とお願いするとまず断られません。

家に帰ってレンジで5分間チン。
今まさに収穫したばかりのトウモロコシを食べることができたりします。
それにほとんどの場合、商品にならないような「ナス」「きゅうり」なども「おまけ」としてつけてくれます。
まあ、農家のおじさん、おばさんにとっても願ってもない「現金収入」だから、お互いにメリットがあるんですね、きっと。

愛犬を散歩しているときには、知らない人でも努めてこちらからご挨拶をするようにしています。
天気の話やら、たわいのない世間話をして立ち去ろうとするときに・・・
「にいちゃん、これ持っていけや」
と、持ちきれないくらいの野菜をいただくことも、たまにあります。
(因みに「にいちゃん」と呼ばれる年頃は遥か昔に通り越しています)

これは東京のマンション暮らしでは、まず考えられないことです。
そもそも、近所にはレンタルの家庭菜園くらいしかなかったし。

東京にいたころは「買い物に行く」となると重い腰がなかなか上がらなかったのですが、あれから10年歳を取った今の方が腰が軽くなったような気がします。
クルマを軽自動車に変えたこともありますが、走っていても信号は少ないし、渋滞なんてまずありません。

家でDIYか何かをしていて、ネジや工具が急に必要になっても「ちょっと買ってくる」とすぐに動けます。
これが東京だったらクルマの渋滞などが面倒臭く「いいや、来週にしよう」となっていたでしょう。
土日には、ホームセンターに出入りするときでさえ渋滞することがありましたから。

物事がすごく早く完結できるようになったのは、田舎に移住したメリットですね。

夏のガス料金はこうやって安くする

2020年09月20日 10時37分41秒 | 田舎暮らし
東京にいた頃はいわゆる都市ガスでしたので、業者は東京ガスだけで他の選択肢はありませんでした。
移住先の千葉ではプロパンガスです。
こちらに来て初めて知ったのですが、プロパンガス業者ってたくさんあるんですね。

家のインターフォンを鳴らす数が一番多いのが、このガス業者です。
「今使ているガス会社より安くするので、うちと契約してください」
といったもの。
契約をする代わりに「給湯器を新品」に変えてもらったとかという話は結構耳に入ってきます
競争が激しいのです。

そのガス料金ですが、都市ガスと比べるとやや高めですね。
それもそのはず。
トラックに何本ものボンベを積んで、定期的に交換作業をする人件費がバカになりません。
少なくとも住んでいる全戸に対してガスを供給している。
そのためかなりの人が働くという図式が成り立ち、その結果プロパンの方がガス料金が高くなるのです



そんな中我が家のガス料金といえば。
7月→3,725円
8月→3,155円
でした。



それでも数年前より高くなったのです。
太陽熱給湯装置が故障する数年前は、夏場のガス料金は2千円台後半で、ほとんど基本料金プラス程度で済んでいました。

なんで夏場のガス料金がこんなに安いのか、といえば「使わない」からです。
暑い時期は浴槽につかる気がせず、もっぱらシャワーです。
一番使うと思われる、台所のコンロもせいぜい朝のコーヒーを淹れるときに最小限のお湯を沸かすくらいしか使いません。

朝はパンなのですが、昼食はすべて買ってきます。
夜は食べないことが多く、フルーツやヨーグルトで済ませてしまいます。
小腹がすいたときはカップ麺か菓子パンをお腹に与えます。

料理をしない理由は暑いからです。
料理をすると、ほんのわずかな時間だけ換気扇を回しても、灼熱時間帯の熱気であっという間に部屋の温度が上がってしまいます。

何回か実験をしたのですが、外気を吸い込んで室温1℃上昇した状態から、元の温度に戻るまで1時間以上かかります。
もちろん外気温や湿度も関係しているので、その都度時間は異なり一概には言えないのですけど。
料理を作っている本人の体も熱中症気味になるし。

それならば夏は料理をやめよう、ということになったのです。
その結果、ガス料金が抑えられているのです。
それに夫婦2人なので、食材を買っても余らせてしまうことが多いのも理由にあります。

コスト的にどっちが安いか高いかわかりませんが、仮に高くなっていたとしてもいいのです。
このクソ暑い期間だけでも、あまり深く物事を考えないで、ややこしい問題は先送りして、涼しくなってからやればいいいし。

朝はゆっくり起きて、昼寝もして・・・好きな時にアマゾンプライムで映画を見て・・眠くなったら布団に潜る・・・
動いたところで暑くて汗びっちょりになるし、そもそも集中力が続かないし。

このようにここ数年、夏場はもっぱら怠惰に過ごすとに徹しています。