宝物

小さなトムくんはもっと小さくなって、
私のポッケに入り、またいつも一緒になった。

当初、夫はそれをしてはダメだと言ったけど
私はこっそりと少しだけ持っていた。

あの頃は、トムくんにお墓を用意することができなくて
家に置いておくことも許されず・・・
１年間は納骨堂にいたのだけれど、その後、ペット霊園の合同供養塔に。

８年経って、やっぱり傍にいると思うと淋しくないから
私的には間違っていない。