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非常ノヒト―鬼外カルテ其ノ14

2014年01月26日 | 漫画
ずっとラストが手に入らず気になってた漫画。
碧也ぴんく 作「非常ノヒト―鬼外カルテ其ノ14 」③巻
読めました。。。

このシリーズを雑誌で読んでたのが15年以上前。
でもその時は、雑誌買うのやめちゃったこともあって
途中までしか読まなかったんだよね。

そのラストの、鬼外の物語である「非常ノヒト」の①,②巻を手に入れたのが
2年くらい前かな?
③巻がどこ探してもなくて!!
Amazonで購入するのもなんだかな~と思って根気良く探していたところ、
ようやく!入手です。

物語は、平賀源内の生涯を辿っていますが…。
正直②巻の後半辺りから本当に読んでゆくのが辛くて(泣)

最終巻なんて、とてもじゃないけれど一気読み出来ない状態でした。
ひたすらページ数があって分厚い、読み応えありまくり!
って理由だけじゃないです。
休み休みしか読めないくらい、読み進めるのが辛かったのです。
おかげで、丸一日くらいかけて読みましたー。

はっきり申し上げまして、
漫画として面白いのか、すごく微妙なのでは…?という気分だった。
なんでわたしこんな辛いの読んでんの?って。
それはまぁ、ラストが気になるという理由だけど。

だけどそれだって、それこそ①巻読む前からなんとなく
鬼外は消えずに終わるんだろうな~という予感というよりは確信が自分の中にはあったけどね。
そこを自分の目で確かめたかったというか。

なので途中、というか後半はひたすら辛くても、
本が手に入らなくて数年間探しても、ちゃんと読みました。

漫画としてどうなんだろう?とは感じてしまったけれど、
ここまで来ると、どちらかと言うと小説的ですよ。
ひととひとの繋がりとか、とにかく人間ってものが描かれている気がして
やっぱり物語として良かったと思います。
たぶん、連載で読んだ方が辛くなく
そして1ヶ月間内容を噛み締められるので良かったかも。

物語の中の源内さんのやり方、考え方はプラス方向ではないけれど、
きっと、形は違えど人間こんなことってあるよね…と思ってしまう。
ラストはこれまでの長い苦しみから抜け出せるような希望が見えて
ちょっと泣きそうだった。。。
読み手のわたしも辛かったしね。

そしてまた、絵が美しいし…。
時代考証なども相当しっかりしている点でもこの作者を信頼してるので
安心して物語に没頭できます。
勉強になります、ホント。
やっぱり立派な歴史漫画です。

いやー、完結まで読めて良かった。。。