石垣市と竹富町、与那国町で構成される八重山採択地区協議会は規約で定めた役員会を経ずに教科書調査員を委嘱したことが問題となっている。同時に、沖教組八重山支部の執行委員長で中学校社会科教諭の上原邦夫さんが一度は内示された教科書調査員の役割を外されたり、現場教師ら調査員の意見を反映した教科書の「順位付け」が廃止される、ということが起こっている。最近の石垣市の同行から考えると、政治的な動きが大きいと言わざるを得ない。
教科書の問題をめぐっては、育鵬社、自由社の教科書が沖縄戦について実相を反映していない、図業などの盗作疑惑などの指摘がある。今回の動きは、両者の教科書採択へ道を開くうごきであろうと危惧されている。
来月から、沖教組では石垣市教育委員会への抗議、質の良い教科書を採用するようにとの意見をFAX、メール等で訴える動きをつくるという。全国からFAXを送りましょう! (ya)
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