みやこ九条の会アピール
日本憲法第9九条は、戦争を否定し、軍隊を持たないという他国に類を見ない徹底した平和主義を採用しています。それは、70年前、この国に310万人、アジア・太平洋の人々2000万人の犠牲者を出し、とりわけ沖縄では20万人余の命を奪ったあの戦争の惨禍を二度と繰り返さないという私たちの決意であり、甚大な被害と苦痛を被らせた近隣諸外国を含めた国際社会に対する約束です。
しかし、今、その憲法9条は最大の危機を迎えています。第2次安倍内閣は〝積極的平和主義〟というまやかしのスローガンの下、九条を改悪し、日本を戦争のできる国、戦争をする国に変えようと躍起になり、また沖縄県民の民意を無視し、憲法に反して辺野古新基地建設を強行、さらに宮古を含む南西諸島に自衛隊を配備し軍事基地化を進めよとしています。
2014年7月には、集団的自衛権の行使容認が、国民的議論が尽くされることもなく、閣議決定されました。その後、政府与党は着々と〝戦争法案„を作成しています。この、いわゆる〝安全保障法制〟は、「自国と密接な関係にある外国が武力攻撃を、自国が攻撃されていない場合にも実力をもって阻止する権利とされる集団的自衛権を行使できるよう、自衛隊が地球の裏側まで」も出動でき、正当防衛でなくても武器が使用できるようにするものです。また、日本が直接武力攻撃を受けていなくても、「集団的自衛権行使」による有事の際には、一般国民までもが動員されるようになるというものです。このような〝安全保障法制〟が九条を真っ向から否定し、拳法の平和の理念に背くのであることは明白です。そのため、政府与党など、〝戦争のできる国作り〟を推し進めたい勢力は、さらに、「九条は古くなった」「今の国際情勢にあわない」などといった口実で、九条そのものを変えてしまおうとしています。
しかし九条が古くなったというのは本当でしょうか?武力の行使は、暴力の連鎖を生み、紛争の真の解決にはつながらないのではないでしょうか?現在、各地で起きている痛ましいテロ事件がまさにそのことを現しているのではないでしょうか。尖閣列島などの領土問題を含め、真の国際紛争の解決は、粘り強い対話によってしか解決できないものです。そして、これがまさに、九条の理念であり、現憲法の平和主義そのものなのです。私たちは今こそ、「平和を守る諸国民の公正と信義」の力で、国際社会とともに、「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去していく努力を、ますます行っていくべきです。
九条を守り、発展させていくことは、私たちの、また、次の世代の命と生活を守ることにほかなりません。今こそ、九条の存在とその大きな意義を多くの人と共に改めて実感し、世界に誇れる現憲法の平和の理念を世界に広め、平和を志向する連帯の大きな輪を広げていこうではありませんか。
〝戦争法案〟を阻止し、九条の改悪を何としても食い止めましょう。
憲法記念日にあたり閉鎖・撤去させ、辺野古・高江の新基地建設を許さず、宮古を含む南西諸島の自衛隊配備を阻止して、平和な島を次の世代にバトンタッチすることを決意し、市民のみなさまに呼びかけます。
宮古への自衛隊配備、軍事基地化許さない!
戦争する国作りを阻止し、九条を守り発展させよう!
戦争する国作りを阻止し、九条を守り発展させよう!
「みやこ九条の会」共同代表 仲宗根将二
下地 学
長濱幸男
下地 学
長濱幸男
日本憲法第9九条は、戦争を否定し、軍隊を持たないという他国に類を見ない徹底した平和主義を採用しています。それは、70年前、この国に310万人、アジア・太平洋の人々2000万人の犠牲者を出し、とりわけ沖縄では20万人余の命を奪ったあの戦争の惨禍を二度と繰り返さないという私たちの決意であり、甚大な被害と苦痛を被らせた近隣諸外国を含めた国際社会に対する約束です。
しかし、今、その憲法9条は最大の危機を迎えています。第2次安倍内閣は〝積極的平和主義〟というまやかしのスローガンの下、九条を改悪し、日本を戦争のできる国、戦争をする国に変えようと躍起になり、また沖縄県民の民意を無視し、憲法に反して辺野古新基地建設を強行、さらに宮古を含む南西諸島に自衛隊を配備し軍事基地化を進めよとしています。
2014年7月には、集団的自衛権の行使容認が、国民的議論が尽くされることもなく、閣議決定されました。その後、政府与党は着々と〝戦争法案„を作成しています。この、いわゆる〝安全保障法制〟は、「自国と密接な関係にある外国が武力攻撃を、自国が攻撃されていない場合にも実力をもって阻止する権利とされる集団的自衛権を行使できるよう、自衛隊が地球の裏側まで」も出動でき、正当防衛でなくても武器が使用できるようにするものです。また、日本が直接武力攻撃を受けていなくても、「集団的自衛権行使」による有事の際には、一般国民までもが動員されるようになるというものです。このような〝安全保障法制〟が九条を真っ向から否定し、拳法の平和の理念に背くのであることは明白です。そのため、政府与党など、〝戦争のできる国作り〟を推し進めたい勢力は、さらに、「九条は古くなった」「今の国際情勢にあわない」などといった口実で、九条そのものを変えてしまおうとしています。
しかし九条が古くなったというのは本当でしょうか?武力の行使は、暴力の連鎖を生み、紛争の真の解決にはつながらないのではないでしょうか?現在、各地で起きている痛ましいテロ事件がまさにそのことを現しているのではないでしょうか。尖閣列島などの領土問題を含め、真の国際紛争の解決は、粘り強い対話によってしか解決できないものです。そして、これがまさに、九条の理念であり、現憲法の平和主義そのものなのです。私たちは今こそ、「平和を守る諸国民の公正と信義」の力で、国際社会とともに、「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去していく努力を、ますます行っていくべきです。
九条を守り、発展させていくことは、私たちの、また、次の世代の命と生活を守ることにほかなりません。今こそ、九条の存在とその大きな意義を多くの人と共に改めて実感し、世界に誇れる現憲法の平和の理念を世界に広め、平和を志向する連帯の大きな輪を広げていこうではありませんか。
〝戦争法案〟を阻止し、九条の改悪を何としても食い止めましょう。
憲法記念日にあたり閉鎖・撤去させ、辺野古・高江の新基地建設を許さず、宮古を含む南西諸島の自衛隊配備を阻止して、平和な島を次の世代にバトンタッチすることを決意し、市民のみなさまに呼びかけます。
2015年5月3日