石垣港上空からイージス艦を見た。竹富島と石垣港の定期便航路のど真ん中に、航路を遮るかたちで真横に停泊していた。ちょうど竹富からの定期便が走行していたが、イージス艦の船首を右に大きく迂回して石垣港に入った。漁船がまっぷたつに割られた事故を思い出し、はらはらしながら見るしかなかった。住民の当たり前の生活を脅かしている。
写真は、石垣港で反対する住民と、海上保安庁巡視船「はてるま」の隙間から見えるイージス艦だ。入港の理由は「自衛隊員の休養」と「災害派遣の事前調査」だという。「休養」を理由とした入港は初めてのことだという。休養のために軍艦で石垣まで来る感覚がおかしい。イージス艦は自衛隊員のレジャー船なのか?そんな理由での船舶使用や入港が許されるのか?どれだけの燃料費がかかったのか?やりたい放題ではないか。
地元の住民は、「先週も掃海艦が入港した。もう当たり前のように石垣にやって来る」「現在の自衛隊を誰が戦力ではないというのか。明らかな憲法違反である」と怒りを表した。この日、西表と与那国にも自衛隊の掃海艦が入港していた。(ya)