50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

幸男にしては、というよりは・・・

2015-07-07 23:00:21 | 小説
幸男にしては、というよりは彼の妻子ある小心さが頭を器用に働かせて、手紙に電話をすばやくかえさせたものだ。昔頭のよい幸男で、性格的な不器用さが目立ったものと理恵は思う。

(つづく)