高崎旧客のレビューのようなものの続きです。
7両中5両いるスハ43系ですが、2両がスハフ42、3両がオハ47となります。
左スハフ42 2234、右スハフ42 2173
貫通扉が違うので一目瞭然?
2173の札差の位置は実車と異なるようです。別売のインレタの転写を邪魔するようなら表記の位置をずらすか、いっそのこと札差のモールドを削ってしまうのも一つの手かなと思います。
側面
2234
2173
3等表記や号車札の位置など違います。
また、2173の車掌室窓下には機器カバーのような出っ張りがあります。
トイレ側
2234
2173
実車の2234は台車の反対側面にトイレ流し管が付きます。2173は細長いHゴム窓に改造されており、反対側面を含め市販品を改造する際のネックとなる車両です。以前はトイレが唯一使用できる車両でした。
ここでゲストとしてカトーのスハフ42に登場してもらいましょう
左カト―(カプラー改造済み)、右トミックス(スハフ2234)
幌とベンチレーターの色が逆転しています。
カトーは検査表記や所属表記が印刷済みでリアルです。ライト径はちょっと大きめ。ぶどう色はカトーが鮮やかめ、トミックスが渋めといった印象ですが、肉眼で見たときの違いはかなり微妙なので混結しても違和感はありません。
反対側
トミックスは基板をひっくり返せばこちら側も点灯させることができます。
LEDや抵抗を追加すれば両側点灯も可能です。
カトーはスイッチまわりの床が別パーツになっており、DCCのデコーダが入れられるようになっています。
下回り。上カト―、下トミックス
カト―は全体的に配管が再現されているので緻密な印象を受けます。
一方、トミックスは片足が分離したブレーキシリンダーが再現されています。
どちらも電気暖房搭載の2000番台となっていますが、カト―の床下には電暖トランスが見当たりません。詳しくはわからないので仕様ということにしておきます。
サボ受けはカトーのみあります。
トミックス
カトー
トミックスの旧客シリーズはサボ受けの表現がありません。実車が差し込み式や吊り下げ式でバラバラだからでしょうか?
(マイクロエースのスハフ32 2357は差し込み式で表現されていますが実車は吊り下げ式だったりします)
サボをシールやインレタで表現すれば気にならなくなるでしょう。そういえば高崎のスハフ42は2両ともGマークが付かないんですね。写真を撮っていて気が付きました。
TR47台車
トミックス
カトー
カトーのTR47は集電板が見えず、ブレーキシューも踏面近くに奥まっているので実感的です。トミックスはシャープですがちょっとあっさり気味な気がします。
TR23台車
トミックス
カトー
カトーのTR23はオハ35の物なので平軸受です。スハフ32と比べればよかった…
細かい表記やディテールが緻密なカト―、ドア交換や両側テール準備といったギミックのトミックスと、両者のコンセプトがはっきりしているのが面白いです。似ているようで似ていないんですね。ゲストはこれくらいにしてオハ47に移りましょう。
3両で異なるトイレ・洗面所窓とドア窓の形状が作り分けられています。
手前からオハ47 2246、2261、2266の順です。
スハフ42 2173やオハ47 2246の2段Hゴム窓はこのセットのために作られたようで、今のところ交換用の販売はありません。
こんな感じで一通り眺めてきましたが、やはり市販品を加工するのは大変だなあと実感しました。しかし、完成品と言えども室内を塗装したり室内灯付けたりとやることは沢山待っています。あとドアの引っ込めとか (←コレが厄介)
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