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筒窓会・神戸市立筒井台中学校・昭和44年卒業生+宮本小学校、上筒井小学校41年卒業生集まれぇ~ブログ

筒井台中学校を44年卒業、宮本or上筒井小学校41年卒業された方のブログ。フォトチャンネルで、知り合い顏発見!即連絡ね。

ツトム君の釣り、第2弾です。

2013年08月11日 23時50分53秒 | 同窓会
「前回ふじもんからダメだしもらってたから、陽光写真送ります。





と、本日はおいらの大失態で・・・釣り用語になりますが、前日にリールの不具合が生じました。
今日仕様がPeライン1号:普段は2~3号、殆どの鯛は釣り上げたんですが、70cmオーバーの青物は、一瞬のうちにライン切れ、大物3匹バラし!なめたらいかんぜよ。
師匠ならわかってくれるよな!この悔しさ。」以上です。

船に乗っての釣りなのですね。この鯛はBBQで、でてくるのでしょうか??
調理はご自身で??一番上のは、トビウオ?でしょうか??

高校野球が真っ盛りですね。兵庫も大阪も1回戦勝ち残りましたね。春優勝の埼玉県がいなくなっちゃいました。なんでも絶対大丈夫はないのですね。熱中症にきをつけて、頑張ってもらいたいですね。

わたしは昨日、ハーバーで、モデルさんを使って夜の撮影の勉強しました。それをアップすると、ツトム君のに負けちゃうのでまたの機会に見てくださいね。

今週末にBBQが迫ってきました。快晴予報です。しっかり体調整えておきましょうね。わたしはオマゴチャンの夏風邪をもらっていませんように~~と、願っていまぁす。




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21 コメント

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暑い (3-6 椛山明)
2013-08-17 07:50:59
暑くて、動けない。
今日、行き着けなかったら、asa、ツトムちゃん、あとは頼む!
返信する
Unknown ()
2013-08-16 10:41:16
「こ」さん
はい、それで、大正解です。
彼女、かわいかったよね。


「ふ」さん
享子さんはM本、陽子さんは、M脇です。


ほかに、KさんとNくんが付き合っていたとか、TさんとNくんが付き合っていたとか・・・

いろいろ思い出されますが、asaさんには、かないません。

私は、TさんとSさんと三人でスパイごっこをして、暗号文でやり取りをしていたことも・・・(本を1冊決めて、ページ数、行や文字の順番を書いた手紙をやりとり)
こどもだったなぁ・・・


さて、明日ですね。
みなさん、暑いけど、なんとか10月のために、がんばりましょう。
返信する
有馬にて (わたし)
2013-08-16 06:53:22
おはようございます。はや!でしょ、今有馬です。オマゴチャンたちの、お付き合い。六甲山カンツリーハウスで、一日遊び、今日は東条湖らしいです。暑いですぅ~。干からびたわたしが・・・
でも、つくつくぼうしと、ひぐらしがないていした。
あ、今、みんみん蝉が~~。
少し、秋に?

皆さんの記憶力に、拍手です。少しはうんうんは、ありますが、わたしは、何をしていたのでしょうか、ボーッと・・・また、いろいろな記憶伺いたいです、よろしくお願いします。

こさん、このユミコさんは、にぎやか系ですね、わたしはひっそり系でしたから~~
書かれたご本人に、うかがいましょう。(⌒∇⌒)

いよいよ明日ですね。中学生に、戻って若返りましょう。(^-^)vね。
返信する
誰~?? (「こ」)
2013-08-15 23:33:31
そうですか~~ と またも 首をつっこんできました!!
(と言うか 会話に溶け込んで・・・)

Mさん は ・・・・ ひょっとして・・・MW陽子さん でしょうか・・・??

・・・・文筆家のasa君はもとより、Jさん、「ふ」さん・・・みんなよく覚えてますね・・・!!

遠距離通学&テニス一筋(?)だったので・・・全然地元の動きを知らなかったな~~

それにしても 「ババ」  「ユミコ」って 誰????
ひょっとして”管理人さん”のこと?

知ってる人 この際 Jさん並に ばらしてヨ~~
返信する
Jさん ()
2013-08-15 23:01:01
大分わかりました。
でも、衝突事件はおおごとなのに全然記憶にありません。
Mさんは、二人いるのね。享子は覚えているけど、陽子さんは思い出しません。
ばらすっていっても、asa君のばらしようをみると、なんでもありなのでは?
そういえば、K君は、どうしてコメントしてくれないのでしょう。ある意味有名人なのにね。だって、耳鼻科でわかるんだもんね。
返信する
どの程度、ばらしてよいのやら・・・ ()
2013-08-15 09:11:41
「ふ」さん
Mさんは、2年のときに、「ふ」さんも同じクラスの、陽子さん。
かわいい人でしたよ。
Sくんは、この前の集まりにも参加してくれたS元くん。
Kくんは、耳鼻科で、Mさんは享子さんです。
「どの程度」ではなく、これで、しっかりわかっちゃいましたね。
返信する
想いださるる(Ⅹ) その2 (asa)
2013-08-14 22:58:27
眩いほど白い朝になった。僕らはユミコの家の前にいた。
二階のあの小さな窓の向こうにユミコが寝ているのだ。窓の向こうには、憧れのユミコが、夢の中で白馬の騎士を待っているいるのだ。おとぎ話の眠れる森の美女は、僕たちが来るのを確実に待っている。僕たちも、この時を待っていたのだ。
僕たちは、夜が明けて爽やかに輝く朝日を全身に浴びていた。
大航海をしてやっと目的地まで辿り着いた、冒険家と探検家の持ち合わせているような充実した気持で、情熱全てを言葉に託してユミコに伝えようとしていた。
 バスも行き交うコノ通りのコノ場所には、まだ通勤通学の人影はなかった。僕たちは静かに、ユミコの小窓に正対して、ダークダックスの様に横一列になった。多少のデコボコはあったが、チョットしたコーラス隊のような気分になって、誇らしかった。
もう直ぐ、七時だ。胸が高鳴る。
 朝の光がヤケに眩しく、とても静かな朝だ。僕らは顔を見合わせ、優しく声を発した。
「ユミコちゃん、おはよう」反応を見た。
「…………」
起きてくる気配がない。声が小さいかな。もう一度、叫んだ。
「ユミコちゃん、おはよう」
「…………」
 静かな朝のままである。我慢ならぬ。僕らは怒鳴った。
「ユミコちゃん、おはよう」
 声が壁に反射して木霊した。少し離れた家の窓が開いた。気にせず、僕らは怒鳴った。
「ユミコ、起きろ」
「…………」
 魔女の毒リンゴを欲張って食べすぎたのか、起きてこない。ユミコは待ってましたとばかりに起きてくるはずなのに……。手はずが狂って、我ら白馬の騎士集団は頭にきた。
「ユミコ、さっさと起きてこんかい。ボケか」
「ユミコ、顔見せんかい。あほか」
 僕たちは紳士的に優しく歌うように爽やかに起こしに来たはずだ。いつしか、果たし状を持ってきたチンピラのようになっていた。特にババはこの日を、首を長くして楽しみにしていたので、業を煮やして、怒鳴り続けた。喧嘩をしにきたのではないのだが、喧嘩を売りに来たようになっていた。
「ユミコのアホ、あほ、ボケぼけなす」
「お前の父ちゃん、で・べ・そ」
「…………」
 ババは狂ったように何度も怒鳴り続けた。幾つもの窓が開いた。何て事だ、関係ないご近所様を起こしてしまったのだ。しかし、あの二階の小窓は頑なに眠ったままだ。
「俺たちは運命の王子様じゃないのか?」
 破れかぶれや。ユミコが起きるならこの際、何でもいってやろう。もう一度言ってやれ。
「お前の父ちゃん、で・べ・そ」
 言ってしまった。お互い顔を見合わせたら、玄関のガラス戸が、ガラリと開き、足が見えた。つま先から上に視線を移した。
「ヤバイ、親父や、逃げろ」
 足の遅いツトムまでが、脱兎のごとく逃げた。我ら陸上部、逃げ足は早い。

 僕たちの小旅行は、ここで終わるのだが、この道は初恋と一緒に来た道かもしれないし、初恋を見つけた道かもしれない。

 朝一番、教室でユミコの顔を舐めるようにみた。「お父さんが怒っていたよ」とか「なんで早朝に来たん。近所迷惑やったよ」とか、僕らが逃げ出した後の、コノ家族のてんやわんやの大騒ぎが聞き出せると思ったので、僕はニヤケ顔になっていた。
「んー、モオー、ジロジロ見んといて、アホゥ」
 僕らにとって充実した刺激的な朝なのに、ユミコにはいつもの朝だった。僕らの用意周到な計画も、コノ眠り姫にかかったら、ただの徒労でしかなかった。「コノ話は未来に持ち越しや」と、なにもなかったように席に着いた。まもなく、始業のベルが鳴った。
 席について考えた、この話の詰まった玉手箱は、いつ開けることになるのだろうか。開けたその時、パンドラの箱にならなければ良いのに、と思った。それまで鍵をかけて大切にしまって、記憶の中に残こしておこう……。いつしかモンキーズの歌が心に流れてきた。
『自由になりたい』
(暖かい九月の風みたいに、いつまでも友達でいるって言ってほしい―)

 ユミコ越しに虚ろな目を、窓の外に向けた。十四歳の空は、まだまだ青かった。
愛は記憶なのか、記憶という思い出なのか。だから、思い出という箱の中には愛がいっぱい詰まっているのか―。
返信する
想いださるる(Ⅹ) (asa)
2013-08-14 22:37:43
月も眠たい夜明け前……

中学二年生の僕は、夢の中で何度も何度も今朝のたくらみを予行演習していた。
コチンと雨戸が小石で鳴った。いつもは親に起こされても起きられない僕なのだが、この日だけは合図に応えて、夢の途中の午前四時半に無理して起きた。僕らは、順番に誘い合って、あくびを噛みしめながら、ババとの待ち合わせ場所に急いだ。
市電道を越えて、葺合高校の東の坂道を上りかけると、右に鬱蒼と茂った樹木に囲まれた、元関西学院のレンガ造りの建物がある。この道を真っ直ぐに上がると、小学校四年生の時、宮内と一緒に蘇鉄の大きな葉を次から次へと引っ張り落として怒られた王子文化会館があり、次に超過料金を踏み倒した市内に一箇所だけの王子プールがあり、その次には力道山率いる日本プロレスが巡業に来た市立体育館があり、その北側の、角には弓道場がある。道を一つ隔てた北側の海星女学院側の塀に沿って東に歩くと、塀の切れた辺りから二つ目に、南北に狭い道があり、その道の東角、王子テニスコートの入り口に横顔を見せるように、塀に囲まれたケイコの家がある。この前が僕らの待ち合わせ場所だ。
午前五時頃だった。クラスメートが眠っているだろう頃に彼女たちの家を訪ねるのは、どこか夜這いをするようでワクワクさせた。でも晩秋の早朝はセータだけでは寒く、足踏みしながら寒さに耐えて、新聞屋の軽トラックに乗ってくるババを待っていた。
 人を待つといろいろな事を思い出す。その昔、小学六年生の十二月のひと月だけ、これからまわるこの地域で僕は夕刊を配っていたのだ。新聞配達をしていた親友の富永に紹介された販売店(市電道に面して南側の熊内通りあり、柄の悪い中学生のたまり場だった)の手当はひと月、五百円だった。新参者の僕は、販売店から一番遠く、配達距離が一番長く、手当が一番安かった。配り終えて富永と待ち合わせた食堂(市電道に面して北側の上筒井一丁目)で、具の無い汁そば(ラーメン)を食えば五十円だ。毎日食えば赤字になる。採算のとれないバイトだ。ばかばかしいので辞めるというと、五十円は、みんなの育英資金のために店長が天引きするというので、四百五十円しか貰えなかった。辞めるのになんで天引きするのや、と抗議すると、どうしても欲しかったら店長の前に顔を出せ、と中学生が唇をそらせてにやついた。騙されてはいけない。人質に取られた大金の五十円を取り返そうと、のこのこ出かけていくと、店長に指図された柄の悪いヤツラに、よってたかってリンチにされる。誰にでも分かる筋書きだ。なんと理不尽なことか。泣く泣く、大金の五十円を諦めた。『新聞は、知的エリートが書き、ヤクザが配る』とは、よく言ったものだ。
 大金の五十円を思い出すと悔しいが、初めて働いてお金を得た喜びは、この地域をとても懐かしい思い出の地に変える。密かに、2年前のあの頃に戻りかけていた。町並みは変わっているのだろうか、あの時の僕は小学生のユミコやミチコと出会っていたのだろうかと思いながら、タイムマシーンに乗って不思議な空間を探検するようで、胸はわくわくしていた。とにかく懐かしい。
 ババはなかなか来ない。待つとなると時間の過ぎるのが遅い。でも、もう暫くすると、ババと合流し、ここを始点にして終着点のユミコの家までの僕らの小旅行が始まるのだ。

 今日、なぜ早朝の小旅行になったのかというと、それは、ババの切ない想いに、僕とツトムとやっさんが男気を出したからなのだ。
ババは毎日、朝刊を配り終えた午前七時頃に、わざわざ遠回りしてまで配達区域外のユミコの家の前に訪れて、彼女が寝ている二階の部屋の小窓を見つめた。
突然、小窓が開いて、笑顔の彼女が、優しい声で、「おはよう。毎日大変ね、頑張って。いつも、応援しているから」と、励ましてくれるだろうと思うと、胸が高鳴るのだ。でも、いつも開かずの窓だった。それでも、「おはよう」というその一言が聞きたくて、懲りずに、雨にも負けず風にも眠たさにも負けず、遠回りしてまで、期待に胸を膨らませて、ここまで来てしまうのだ。いつも、だめだった。開かずの小窓を背にして、とぼとぼ帰る日々が何ヶ月も続いたが、諦め切れぬ。ババは、思い余ってそんな事を僕らに相談をした。

「そりゃ、オモロ可哀想や。ユミコを起こしにいこう」と、ツトムが言う。
「起きぬなら起こしてみよう不如帰」と、僕もつられて言ってしまった。
「ほんまか、ほんまか。一緒にいってくれるのか」ババは嬉しくて何度も聞き返した。 
 だから、僕ら中学二年生は、友情のために、早朝決起したのだ。でも、やっぱり夜明けは、眠たかった。ひそひそ話が暗闇に広がっていくと、打ち消すように遠くから車の排気音が近づいてきた。やっと、ババが来た。

 ここから先は、外灯と月明かりの元で、ババが肩帯で抱えている新聞の固まりから、二、三部ずつ抜いて分け合って、彼の指示で新聞を配るのだ。順番に配り終えるとその先には、ユミコの家がある。それを考えると楽しくて仕方がない。中学生はつい大声になる。
「近所の人に怒られるから静かにせえよ」ババは人差し指を唇に当てて諭す。
 ハットして、沈黙がよみがえる。途端に歩くのが詰まらなくなる。我慢できずに小声で話し出す。やがて大声になる。ババの指先が動く。靴音だけになる―。
 ケイコの家を離れて、みんなで新聞を配りながら、北にあがると、少しずつ道が細くなる。その奥の空き地のような駐車場のまた奥に、ミチコの家がある。

「ミチコなあ、学校から帰ると……、何をしとると思う?」
 チュウキチと呼ばれる仲吉栄が、話しかけてきた。不思議と周りには誰もいない。
「成績ええから、勉強しとんやろ」
 ありきたりの答えしか思い浮かばなかった。
「それが違うんやな。俺は夕刊配達しとるやろ。昨日な、ミチコの家のそばの駐車場にたどり着いたときや。ミチコがやで、近所の子ども集めて、オママゴトをしてあげとるんや。この前は、鬼ごっこをしていたんや。まるで幼稚園の先生のように遊んであげてるんやで。優しくて、頼もしくて、素敵やった。ボーッと見とったら、目が合ってしもて、ミチコはな、はにかんでうつむいたんや。学校では見せへん顔を、ミチコはしとったぞ。そんなん見たら誰でも惚れてしまうぞ。プライドが高くツーンとした嫌味な女やと、その時まで思とったけど、あいつ、本当は、優しくて、ええヤツやぞ。でも、この話、ないしょやぞ」
 少し前に、義理人情に厚い仲吉が、なぜ僕だけなのか、サラリと目撃情報を伝えてくれた。僕の心の隅に隠していたモノを知られていたかと思うと、冷汗がにじんでいた。

 駐車場のここにミチコが子供たちと遊んでいたのだと思うと、明け方の爽やかな香りさえも彼女の優しい香りに思えてきた。夢心地で金縛りにあっている僕を、ババは急がせて、ミチコの家の前に立った。悔しいけれど、下町の僕らから見ると豪邸だった。
「ばってん。サンタクロースは、こういう家にしか来えへんばい」
 ババが嘆いた。透かさずツトムは毒をはいた。
「貧乏人のお前の家には、サンタクロースどころか泥棒もこえへんわ」
「ばってん。ばってん。お前たちの家にも来ないぞ」
「まーまー、喧嘩を止めて。みっもない。貧乏人は嫌だね」笑いながら僕が仲裁すると、
「お前には、言われたないわ」と、ツトムはふくれる。
この後も僕らの間に軽い言い争いはあったが、僕たちの貧乏比べには勝ち負けはなく、引き分けでいつも終わるのが慣例だ。またまた、声が大ききなるのをババは気にした。
「ミチコの家は、わしの配っている新聞とってないから、次行こ」
 突然、ツトムは鼻をひくつかせた。
「ここは、乗馬練習場の側やから、馬糞臭いな。洗濯もんは全部、馬糞臭いで。鼻くそは、馬糞やな。ひょっとして、ミチコも馬糞臭かったかな。馬糞、バフーン。馬場、ババ。」
「ババ、ババいうな、ツトム。わしのこと言われているみたいや。」
「ミチコのことも言うな。あいつはええヤツやねんぞ。お前ら知らんけど」
 ツトムに腹を立てたわけでは無いのだが、仲吉の、ちょっと好い話しが余韻として僕の頭にあったので、腹立たしかった。僕は、みんなを無視するように先に進もうとした。
 ミチコを眠らせた、美しく静かな夜明け前であった―。
 今でもミチコの家を思い出すと、耳の奥にはタイガースの『落葉の物語』が流れてくる。
(長い坂道の 落葉の岡に やさしいあの 人は 住んでいるのです― 。二人で見つけた 小さな秘密を・・・・・・)

 ミチコの家から離れてしばらくすると、ツトムは塀の上の牛乳瓶に、手を伸ばした。
「止めてくれ。わしが牛乳泥棒にされる。牛乳配達の次は新聞配達、それ以外に暗がりを歩くヤツはおれへん。新聞少年が一番疑われるんや。この前も盗んだことにされて怒られて、給料から牛乳代金を引かれたんや・・・・・・。後で、ええ事教えたるから、我慢してくれ」
 明け方の新聞配達は大変だと気づかされた。朝食を取っていないので、腹が空いていた。
「後で、教えたるから」の、意味が分からなかったが、飛び石を踏むように気になる女の子の家から家へと移ることにした。経験の無いエロチックなモノが毛穴から顔を出しているようで、モゾモゾとした快感が身を包んでいた。ユミコの家が少しずつ近づいて来た。

 鳥が朝の挨拶を始めた夜の終わり、大気は薄紫色に染められていた。僕たちは朝刊の配達を終えていたが、ユミコを起こすには、少し早かった。
 突然、ババが細い道に入ったので、みんなでついていった。しらじらと夜明け前なのに路地裏の建物の陰は、目を凝らさないと物が見えなかった。ババは唇に人差し指を立てて、その指で暗闇の塊をさした。そこには、コカコーラの空き瓶の入ったケースが山積みになっていた。小銭の山だ。僕らは、牛乳とアンパンが食べられる金額になるように、コーラのホームサイズとレギュラーサイズを組み合わせて、盗んだ。
 ツトムが欲張ろうとすると、ババは慌てた。
「明日からの俺の為に、今朝はこれくらいにしてくれ」
 酒屋には、手を合わせて通り抜けた。後ろめたく思いながらも、僕らが配った新聞の記事程の悪さはしていないな、と口々に言い訳をした。ユミコの家の傍のパン屋に、空き瓶をそれぞれが持ち込んで朝飯を獲得した。パンをかじりながら雑談をした。
「ユミコはお前が、ビレッジシンガーズの清水に似ているゆうてたけど、俺はなんに似ていると思う? いぬ、犬やで。俺はムク犬やで。悲しくなるわ」
「どんな犬や」ツトムは興味を示した。
「プニョプニョ、ムクムクしている犬やそうや。人生で初めて女の子につけられたニックネームがムク犬や。ひどいと思わへんか? 人間扱いされてないんやで」
「ポチでなくて良かったな。ポチやったら、しっぽ振って、ご主人様、いわなあかんやん。ムク犬で良かったな。ム・ク・イ・ヌ」
「―お前に言うてそんしたわ」
(朝っぱらから人の不幸をからかいやがって、なんというヤツや。俺の友情を返せ)
 寝起きの主婦がチラホラと、焼きたてのパンを買いにきていた。白い朝になる前の薄紫色の大気のベールは、まだユミコの夢のお城を包んでいた。六時半は過ぎていた。

 眩いほど白い朝になった。僕らはユミコの家の前にいた。
二階のあの小さな窓の向こうにユミコが寝ているのだ。窓の向こうには、憧れのユミコが、夢の中で白馬の騎士を待っているいるのだ。おとぎ話の眠れる森の美女は、僕たちが来るのを確実に待っている。僕たちも、この時を待っていたのだ。
僕たちは、夜が明けて爽やかに輝く朝日を全身に浴びていた。
大航海をしてやっと目的地まで辿り着いた、冒険家と探検家の持ち合わせているような充実した気持で、情熱全てを言葉に託してユミコに伝えようとしていた。
 バスも行き交うコノ通りのコノ場所には、まだ通勤通学の人影はなかった。僕たちは静かに、ユミコの小
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Jさん ()
2013-08-14 21:29:55
記憶の共有をしたいけれど、イニシャルばっかりで、さっぱりわかりません。もうちょっとどんな子か、具体的に形容してください、、、、。
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記憶 ()
2013-08-14 09:54:49
「ふ」さん
風呂屋の土田さん、同じクラスになったこともあるし、よく覚えています。
あのあたりには、耳鼻科のKくんや美奈子も住んでいましたね。
美奈子の家には、よく遊びに行きました。

記憶の掘り起こしですが、筒井台のグラウンドの西側から葺合のグラウンドの東側まで、よく走らされたのを覚えています。

2年のとき、いつも一緒に走っていたMさんが、横から消えちゃって、???と思って、振り向いたら、倒れていました。
彼女は、よく目眩を起こしていたのですが、なんとその原因が歯だったんですよ。
私、そのころは、病気のことは、全然わからなかったけど、なんで目眩の原因が歯なんだ?と。
親知らずの根元が伸びて、神経を圧迫したとか・・・彼女から説明されましたが、なぜそれが目眩になるのかが、いまでもわかりません。
彼女は、Sくんのことが大好きだったんですよね。
でも、付き合っていたかどうかは、覚えていません。

もう1つの記憶。
KくんとMさんが、廊下の曲がり角で、激突。
Kくんは鼻が折れ、Mさんは目の上が切れて流血。
それから、毎日、彼女に頼まれて、付き添いで劉外科に行っていました。
彼女の目の周りは、大きな青あざが出来、びっくりするほど腫れて、とてもかわいそうでした。

あっ、そうそう、みなさん、なぜか、私が上筒井小学校だと思われているようですが、私は、筒井台中学入学前に引越ししてきたので、小学校での思い出の仲間入りができません(T_T)
引越ししてきて、一番最初に友達になったのが「わたしさん」なのです(*^^)v

BBQ、もうすぐですね。
私は、参加できませんが、おおいに盛り上がってください。
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幹事会、BBQ (事務局)
2013-08-13 23:11:18
8/17(土)幹事会14:30~JR舞子駅改札口右手のTio舞子2階の喫茶店RIIAで行います。
BBQは、17:00~隣駅の朝霧駅です。大蔵海岸のブリッジテラス大蔵です。
よろしく。
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Jさん、ありがとう ()
2013-08-13 22:33:53
Jさんも、思い出しましたか?記憶の共有が確かめられるとうれしいものですね。風呂屋の土田さんもよく覚えています。小学校のころは、始業前のお風呂屋の中を走り回って遊んだ記憶もあります。
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サンキュー♪ (ツトム)
2013-08-13 22:13:37
ほんとに、大物だったんだから
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ごめん ()
2013-08-13 22:09:08
もう一度記事読んだら、これって前の写真では、ない訳?
日の出も,鯛も最近のこと?
みんなはそれ知ってた?知らないのは私だけ?
ごめんなさい。ツトム君。
写真はちょっとボケているけど、鯛はすばらしい。(フォローになっているかな?)
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もう、記事変わっていたのね ()
2013-08-13 21:57:59
今、気づきました。乗り遅れていました。
これが、例のツトム君の写真ですか。わたしさんが、お蔵入りにしていた、、、、。うーん、それも分かる。
釣りって、夜明け前にしているんですね。(この写真、日の出でしょう?)それにしても、大漁だ。どこまで、出かけているんでしょう。淡路島?紀伊水道?
ツトムくん、一本釣りはうまいね。逃がした魚は大物だったって。うーん、わかる。わかる。
返信する
空気が変わった (中村)
2013-08-13 05:04:34
今朝は、空気が変わったヨ、このまま夜だけでも涼しくなれば、体も楽になるのですが、あと四日で、BBQですので、がんばって体力温存します。一杯飲んで寝ます。
皆さんも、体力温存して下さいネ
返信する
カバへ (ツトム君)
2013-08-12 22:29:42
残念! お魚は いつも 可愛い子猫ちゃん達が のどを鳴らして 待ってるもんで ごめんなさい。
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あれ~?! (「こ」)
2013-08-12 20:46:00
ツトム君は、明石の鯛釣り漁師だったの・・・?!
”時価” ・・・いくら?

もうすぐ、横浜高校の初陣です・・・

高校野球ウォッチャー暦10余年 神奈川 BEST”8”ぐらいでしたら、いつでも「OB」に化けて ~校歌斉唱~ OK!!です・・・・それがいい席で観戦できるコツ・・・!?(ついでに PL、天理でも OK!)
返信する
暑い・・・ ()
2013-08-12 16:44:30
「ふ」さん
記憶力いいですね。
陳美英は、あのころ、確かによく膝に水が溜まって、注射器でとってもらう・・・と言っていました。
卒業後、大丸の化粧品売り場に勤めていて、偶然、会ったことがあります。
いまは、どうしているのやら・・・


しかし、あ・つ・い・・・
脂肪だけ溶けて、排出できればいいのに・・・
返信する
今年初めてのツクツクボウシのこえ (中村吉伸)
2013-08-12 14:11:20
今日唐櫃に来ています、今年初めてのツクツクボウシの声を聞きました。この暑さももうしばらくですね、今日も、四万十では、四十度を超える気温で、京都では、アメラグの部員が、亡くなっています。もうしばらく熱中症に気をつけて、みんな元気にBBQでお逢いしましょう
返信する
ツトムちゃん (3-6 椛山)
2013-08-12 12:26:27
やるな。
タイやヒラメの舞い踊り、ツバスかな。
ツトムちゃん得意のキャバクラ竜宮城を思い出すな。

1尾くらいBBQに持っておいでよ。
きちんとウロコ落として、3枚におろしたものだよ。頭は焼いて食べよう。
別嬪の娘に刺身に調理させたらどう。BBQでお披露目したら、いいことがあるかも。
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