寒い日々が続きますが、年末ランチした友人たちとの会話で、「温泉行きたいね~」から始まって、あれよあれよと別府温泉ツアーに行くことになりました。
それぞれ、仕事もあるので、日程調整すると、1月19日(金)の夜のフェリーで行って、23日(月)の朝のフェリーで帰ってくることになりました。
旅行の前も後もとっても寒く、雪に見舞われた日々でしたが、奇跡的にこの旅行の間はあったかく、好天続きでした。上高地、スペインとこのメンバーの旅行は雨が多く、今回は雨女のAちゃんが、欠席してくれたおかげだと、皆で納得したものでした。
夜、フェリーで神戸を出発し、朝、8時前別府到着。昨夜はバイキング料理をシニア割引で食いつくし、うだうだ消燈まで語りつくし、カプセルホテルみたいなベッドでぐっすり!
朝レンタカーでいよいよ、別府鉄輪(かんのわ)温泉に出発です。
ここには、乳白色の大露天風呂のある混浴の温泉もあるのですが、せっかくだからそちらに行きたかったのですが、混浴なんて嫌という、意見に却下されました。それで、男女別の露天風呂のあるところに行きました。朝9時というのに、駐車場はバスで満杯、韓国から朝日本に着いた観光客が立ち寄る場所でもあったのですね。この掘っ立て小屋で昔ながらの「湯の花」を作っています。私が持っているのが、あちこちにある蒸気の噴出抗のふた。持ち上げると蒸気が吹き上げました。
ここは、明礬(みょうばん)温泉といって、白濁の硫黄湯の湧くところで、古くは、、、。で、硫黄から明礬を使ってなんちゃらかんちゃら。と、昔からの製法をまもっているそうで、それでその展示場に観光客は押し寄せるみたい。それらを見学、また、あちこちから湯煙の上がる鉄輪の町を見下ろし、旅の風情を楽しみました。
さて、10時になり、いよいよ入浴時間です。大勢の韓国人は、次々と入れ替わりますが、入浴はせず、女湯は我々を入れて5人でした。ほっ!
お風呂では、カメラ禁止なので、これは、仲間がいち早く撮ってきてくれた写真です。
お天気がよく、ぬるりとする良い湯で、出たり入ったり、いつまでもおれるね~と既にここだけで,来た甲斐があったと思いました。
隣の有名な店で、定番のプリンをいただき、いよいよお昼ごはんの「地獄蒸」を目指します。
ここ別府では、温泉の蒸気を使ったものには、すべて地獄という名前がつきます。
二十年前、小学生の息子たちを連れて別府の地獄めぐりをしたとき、その地獄とは、噴出す蒸気に過ぎないと知った息子たちの落胆の顔を今でも思い出します。
鉄輪の町のあちこちから立つ蒸気の煙は昔と変わりませんが、町の中はとても洗練されていました。元は地元の人たちが、自然の蒸気を利用して調理に使っていた蒸気釜を観光客も体験できるようにした店が大繁盛でした。テレビで見た我々もそれが目当てです。
食材を選び代金を払うと、その蒸気釜を使った料理?をいただきます。
牡蠣、あさり、ほたて、卵、とまと、さつまいも、さといも、うなぎめし、等々
好きに選びました。
素材による蒸し時間が決まっていて、時間ごとに取りにとりにいきますから、せわしないです。
味は?う~ん、インスタ映えはするだろうけど、結局、普通に蒸したのと変わらないわけで、
一度経験すればもういいか?だね。
そのお店、40分待ちだったので、付近をうろうろしました。
ちゃんと、そんな人達のために、足湯、足の蒸気蒸がありました。写真でわかるかな?
付近の銭湯は、1人100円。(それも、コインロッカー代)時間があれば入ってみるつもりでしたが、残念今回は利用できませんでした。
さて、次は由布院です。宿泊施設は山の中腹なので、由布院の町をぶらぶら、予約の取れない、いや高すぎて泊まれない「玉の湯」のカフェでお茶するつもりでしたが、なんと、またまた韓国人のバスが町に下りる道路に延々駐車しています。由布院って高度1000mほどの盆地なんですね。ほんと小さな町。そこに大観光客ですから、車を止めるところがありません。細い道をあちこち、金鱗湖の横をとおり、もうOK.玉の湯のお茶はあきらめて、近くの道の駅でお土産物を見ました。
さて、お宿です。そこは、息子の会社の保養所。それがまさかの貸切。
大体ゴルフをする人が利用するらしく、それが前々日の積雪で、ということらしい。
卓球やら、ジム機器やら、カラオケやらただで使い放題、もちろんかけ流しの温泉入り放題。
けちな我々には、たまりません。従業員の方々は我々3人のために、7人もいます。
自慢のすっぽんなべをいただきながら、にわか金持ちの気分を味わいました。「でもね、やっぱり、お金より友達だよね~。」なんて言いながら、、、。
すっぽんと言えば、宇佐の養殖が全国一ですが、ここ由布院でも養殖しているらしく、新鮮でしょうと自慢されていましたが、私は初めて。あまりのくせのなさに驚いてしまいました。もちろん雑炊はおいしかったです。朝には、目の下の由布院の町に雲海が押し寄せる中朝日が昇るところも見えました。
翌日は、耶馬溪、青の洞門、中津城、を経て宇佐神宮まで飛ばします。
秋だったらきれいだよね~。といいながら、快調にドライブ。
中津城は、黒田官兵衛のお城だそうで、NHKのドラマの時は凄かっただろうねと思いつつ、空いていてよかったです。
さて宇佐神宮。りっぱでした。全国の神社の総本山だそうで、広大でした。
そして、最後の目的地、「関さば、関あじ」を食べる店目指して佐賀関まで、高速を飛ばしました。別府、大分を過ぎて、佐賀関。お天気がよかったので、海の色もすばらしく、太平洋の荒波も感じられて、最後まで良い景色を楽しみました。
そこは、BSNHKで、火野正平さんが立ち寄ったお店だそうで、その番組を見ていた友人はとっても、満足そうでした。
「関さば丼」「関あじ丼」「関ぶり丼」をとって、回し食いしました。「りゅうきゅう」というたれをくぐらしているので、新鮮で美味しかったですが、どれが鯖やら鯵やら?
でも、このお店は、地元の人も推薦する店でした。
さて、無事予定を終了し、またフェリーで帰ってきました。
私にとっては、久々の旅でした。
秋、信州に行くはずが、台風でお流れになってしまいましたから。
もうなんだか、海外に行くのは、しんどいのね。
こんな、仲間と予定があってないような日本の旅がいいなあと思う年頃になったのかなあ??