庭と花の物語*西原村

小さな村の小さな庭やそこで育った花々を紹介します。季節の移り変わりとともに。

イチゲの花は咲いたかな    野の花の季節はじまります    

2018年03月11日 | 野の花



キクザキイチゲの花は咲いたでしょうか




わたしはいま西原村に居ません

イチゲの花は咲いたでしょうね

今年の花を 観ることができないのが少し残念です




けして 小さな花ではありません 

ひかえめで可憐なイチゲの花  

春一番に気になる花です



春はいろいろと忙しいので  つい見逃すことが多い 野の花



西原村の何気ないあぜ道で  出会ってみませんか



曇りや雨の日は  花弁が閉じています

晴れた日にはちゃんと太陽を見上げています  




キクザキイチゲです

祭祀線から読む古代     大和朝廷からだけではみえない熊本

2018年03月04日 | 西原村の昔
志賀島の海



九州には数多くの古墳、神社仏閣、いわれのある土地がある。

それらは長い歴史を背負っているのだろうと私も想像はする。

古い時代に誰が何をしたのか  なぜ今残っていないのか 又なぜ残ったのか  






安国山聖福寺(福岡市博多区)





臨済宗 栄西の創建  日本最初の本格的禅寺  のちに臨済宗妙心寺派の寺院になる。

後鳥羽天皇(新古今集歌人で編者。承久の変を起こし沖ノ島に流される)より送られた「扶桑最初禅窟」の額がある。

聖福寺はなぜ鎌倉や京都ではなく、博多の港の入口に最初に建てられたのか。

最初に寺院が建てられた意味はなに。

宋人だけの為の寺院に、時の天皇は「額」を送らない。




武家社会に受け入れられて禅宗が広まったことは広く知られているが、博多は消えている。

消えているは言いすぎだが、  臨済宗の寺といえば京都または鎌倉の建仁寺となっている。

聖福寺は中央を取り込んだのではなく、中央の鎌倉幕府に取り込まれて今に至ったと言えないか。 





消えてしまった九州の古代は数多くある。  中央に取り込まれて消えてしまった歴史がある。


熊本にも古墳、遺跡、遺物 いわれのある土地は多くある。

その中に古代の姿を読み解く手がかりはないのか。

そう思う方に読んでほしいブログがある。

「地図を楽しむ・古代史の謎」


春分の日と秋分の日  一年に二回太陽は同じところを通る

日の出る場所を山頂に求めて祭祀をした王  聖王(日知り王)と呼ばれたであろう

同じ山を祭っていた王たちは同じ東西のライン上に墓を作った

墓と山は一直線上に並ぶ  いくつもの王墓がつながった。

選ばれた場所は 霊力を持つ  王の力が死後も引き継がれるから

祭祀線 

九州の祭祀線は弥生時代に始まり後に全国に広がっていったことを  このブログが示してくれる。

福岡と熊本の深い関係をも祭祀線が解き明かす  

おすすめのブログです。


江ノ電に乗って     江の島から長谷

2018年02月23日 | 神社仏閣


小田急電車でいく江の島(片瀬江の島行)

フリーパスの乗車券を買うとお得です

乗り降りは一日中自由

江ノ電に ここで乗り換えました







潮のかおり   穏やかな冬の江の島

江の島と反対側が  「すはな通り」 

呼び名の通り長い砂浜が江の島に向かって伸びていたのでしょう




すはな通りを進むと江ノ電の  湘南江ノ島駅につきます



ローカル色の濃い懐かしい匂いのする駅です




昔 鎌倉に向かうときはこの海沿いの道が使われました


義経が鎌倉の兄頼朝に許しを請うために面会を求め 

許されず  足止めさせられた越谷 そこを電車が通ります

越谷の低い山を抜けると

確かに眼前に  七里ヶ浜の海が広がります

義経はこの海を見ることはなく  平泉で命を落としたのでした




海辺を走る江ノ電

乗り合わせた人たちも  海の写真を撮っていました  






冬の海には   多くのサーファーの姿がありました

小さな黒い点は  ウエットスーツを着たサーファー



長谷で降りて10分ほど歩くと

高徳院 鎌倉大仏

鎌倉の仏で唯一の国宝です   しかし開山開基は不明  

大仏造像の過程も資料が乏しく 不明な点がおおいのです

真言宗 臨済宗 浄土宗と 寺の宗派は移り変わりました


堺内には53個の平たい石  大仏殿の礎石です

大仏殿を失て  680年以上 露座にておわす御仏









回廊の外に見落とせない歌碑があります

与謝野晶子の有名な歌

   かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼は美男におわす夏木立かな    晶子



高校生の時  修学旅行でここに来たのでした  

 (一瞬 夏の暑さが脳裏に )  

冬の鎌倉  静かでいいです      

宝塚宙組・新トップスター真風涼帆       菊陽町の出身

2018年02月18日 | 芸術



真風凉帆(まかぜすずほ)のプレお披露目公演 

「ウエストサイドストーリー」

175cmの長身  クールな美形です。

12年目でトップになりました   おめでとう


有楽町の国際フォーラム Cホールにて1月に公演はありました。

ウエストサイドストーリーは50年ほど前に 映画でもみました。 

音楽とダンスで話題になりましたが   お話は割と雑な作り(!?)かなあ 


新トップ娘役の星風まどかは4年目の21歳

大輪の花を咲かすことになるでしょう



私が宝塚歌劇を観劇するようになって十数年

やはり、熊本出身の宝塚の生徒さんには がんばってほしい

県立大津高校のみなさん  真風涼帆先輩の応援よろしく




宝塚歌劇で公演した  過去の「ウエストサイドストーリー」のポスター

劇場ロビーに並べられ

新トップコンビにエールを送っていました。




ロビーに人が多すぎて ゆっくり写真が撮れず

そのまま外に





国際フォーラムの外の通り



フォーラムの中に細長い中庭があり

土日などは様々な催しがあります

この日は  骨董市でした。



掘り出し物もあるかも






有楽町の通りで最近よく見かける白い花

ゴードニア、ラシアンサス

椿科の低木で  夏に白い花を咲かせるそうですが

1月に咲いています

夏の花と季節外れの今の花と何か違いがあるのでしょうか





東京駅から5分      三菱1号館美術館

2018年02月01日 | 芸術



三菱1号館美術館



1月までロートレック展をやっていました。

現在は(2018年2月8日~5月20日)ルドンの展覧会をやっています。

   ルドンー秘密の花園 まだ 観ていないのですが

ロートレック展の会場では撮影可のスペースが2カ所あり

撮影をしました








美術館の廊下には長椅子があって 中庭を見下ろせます





美術館を出ると  なんとなく美しいものに目が留まって

アールデコの装飾のある建物を写真に収め



カラフルな飾りつけのある店舗を眺めながら歩きました


冬のバラ     三菱1号館の中庭

2018年01月31日 | 広場と公園



ひっそりと咲く冬のバラ

寒さに強く   日陰に強い  冬のバラ

どの花も控えめで優しげに見える

ここは大手町の三菱1号館の中庭



三菱1号館前も工事中  

外観は不思議と周りに溶け込んでいます



庭への出入口は3カ所あります

北口から入りました。



クリスマスらしい飾りがあり




カフェは人がいっぱい


冬バラに誰も足を止めていません

12月まで咲き続けるバラ  

庭の管理人が  手厚い世話をしたにちがいないのです









この庭は冬でも美しい  

庭を管理している方  どこの何方でしょう

庭つくりのプロは違うなあ  見とれてしまいます

蔓バラの枝の重なり   洗練されている   しかしとても自然です  



選び抜かれた草木が  静かに人を迎えてくれる場所



寒桜がピンクの花を咲かせていました

寒桜を見上げるたびに   想う

冬に桜を咲かせたいと思った人は誰  

いにしえの人の思いが私の胸をあつくします


日比谷から有楽町        日本の何かが見えますよ

2018年01月28日 | 旅行
日比谷  2017年12月



東京宝塚劇場は  星組の「ベルリンわが愛」公演中





5か月ぶりにここにきてびっくり

劇場前は車の進入が禁止  道路が広場になっているではありませんか



お向かいはシアタークリエ

シアターの並びの日比谷シャンテ前の歩道は  確か2年くらい前だったかな 拡張され広くなったばかり

そこに背丈の低い花木が植えられて素敵だなと思っていたところでした 

歩きやすくもなっていた  きれいな石も敷かれていた 

それをすっかり取り壊してしまうなんて  樹木も取り換えてしまうなんて

きれいになるのは嬉しいけれど  2年前にもっと考えて工事してほしかったなあ

 

そればかりではなかった



ゴジラの広場のゴジラの像が壊されていた

カフェも取り壊されて



渋谷のハチ公ほどではなくても   日比谷のほっこりするシンボルでしたよね



ゴジラの向かい側の空き地も工事中  ここは明治時代に鹿鳴館があったところ

今年は維新から150年  鹿鳴館の運命も広場の行く末も  ちょっと考えてしまいます


ゴジラの像が 日比谷公園に移されていればよいなと

 願いながら   有楽町方面ににむかう





JRの電車が見えるこの道路は改装前のアスファルトのまま

ここもいずれきれいにするおつもり!

有楽町は東京駅の隣だから 見栄えは大事です 

確かにすれ違う人の半数は外国人





出光美術館 帝国劇場 国際フォーラム 三菱1号館 

よく歩くところだけど 

この数年急に変わってきたような

おしゃれなカフェが増えました

まだまだビルは建ち続けているし





地下鉄工事もやっています  

オリンピックには間に合うのでしょうか 




せっかく敷いた敷石は地盤の沈下でずれている  思わず目がとまって

東京の地下は砂地が多いのです   大丈夫ですか

そして又税金が使われるんですね


東京の街を歩いていても 熊本のことを忘れることはありません

熊本だったら、西原だったらと   

変わる景色をみて考え  

また変わらない風景を思い出して考えてしまう

  

二重橋が夕景の中に






ときは12月

クリスマスの飾りつけの花屋が色を添えていました






地震の後に鉄塔の修理    12月の俵山草原

2018年01月23日 | 熊本地震

収穫ほど楽しいことはない  干し柿を70個ほど作った



冬いろの草原

その中に新しいコンクリートの道が鉄塔に向かってできた


高圧送電線の鉄塔の工事
地震で壊れたのかしら   いくつもの鉄塔が修理中
この鉄塔は震度7でブランコのように揺れた!とわたしは思っている
其の揺れは我が家も揺らし続けた
あの30分間 ゆったりとした長い揺れは  まるでブランコに乗っている感じ!だったっのだ
塗り替えただけの鉄塔もある   赤と白がまぶしい


送電線は鹿児島から来ている
そして福岡に電気を送る   川内原発から  


左奥の山々は県境



草原の中にイノシシの排せつ物が  
我が家の庭にやってくるイノシシかなあ
ため息とともに写真に撮った


冬の初めの庭      華やかな季節のおわりを告げる

2018年01月22日 | 

2017年12月
モミジの木を伐り


庭はまだまだ秋の匂いが






そこかしこに 冬の気配も





白の山茶花は盛りを過ぎ



武蔵鐙(ムサシアブミ)が枯れて

藪の中に赤い実を沈め  華やかな時の終わりを告げる


2017年 秋の収穫感謝祭   あいにくの雨でした

2017年12月30日 | 萌の里

西原村 俵山交流館「萌の里」の収穫祭

11月25(土)26(日)

少しだけ熊本に帰ったときでした。

午前中餅つきがあったとか

午後に行きました。

「餅つき」の「あんこもち」がまだ残っていたので買うことができました。

温めたフライパンで焼いてアツアツを食べました。

 

子供の時には、餅つきの前日にあんこづくりをしたものです。

大きなどんぶりに山盛りのあんこの団子を作っておきます。

翌日、つきたての餅にあんこを包むのが楽しみでした。

つぎつぎに

大小のあんこ餅が「もろぶた」の四角い箱の中に並んでいきます。

このあんこ餅が翌日からのおやつになる

わくわくしながらあんこと餅を丸めたのでした。

 

小豆は西原村の親戚や知人からもらっていたと思います。

小豆を買うようになったのは大人になった時だったかも

お手玉の中身が小豆だったようなかすかな記憶もあります。

適度な重さで、いい音がしたのでした。

母が作ったのでしょうか

 

詰め放題の「みかん」

2キロは入ると思います。

あいにくの雨で、お客さんはまばらでした。

ここは阿蘇に抜けるトンネルの近くにあります

天気が悪いとお客さんは激減

 

 

100円のダイコンが2割引き 80円

凡ての野菜が2割引きでした。

お花も割引をしていました。

 

お天気が良いと山もきれいですよ

思わず車を止めて撮った写真です。

枯草の一ノ峰と二ノ峰        2017年もあとわずか


11月晩秋の庭   雨の朝の紅葉

2017年12月17日 | 

11月の後半、束の間の里帰り

着いた日の翌日は雨でした

紅葉が半分残って

霧の中に

更紗ドウダンが赤く浮かび上がっていた

数年前まで庭にたくさんあった更紗ドウダン

毎年一本ずつ枯れていき

父母が植えた昔の木は残っていない

今、庭にあるのは実生で生えて成長した木ばかり

昔の木の忘れ形見(?)です

一年が終っていくのを実感するのは

落ち葉に埋まった庭を歩くとき

母が植えた植物が目にはいる

夏の間は草の海におおわれていた

黄色の葉の姫シャガ   姿が見えた

来年こそ草むしりをやろう   

夏にたくさんの太陽を浴びることができるように

紫の野路菊ものこっていた

母は秋の野菊を好んだ

しかし  野菊も他の弱い花を駆逐していく

だから ある程度  根を切らなくてはならない

「庭のすみで咲いて」 と

声をかけて歩く  身勝手な私である

藤には多くの花芽がついていた

つぼみがもっと膨らむころには

植物たちが待つ庭に帰ってこようと思った

 

 

 

 


アジサイの思い出    残す?残さない!

2017年11月20日 | 花木

6月はアジサイの季節

毎年迷う季節でもある。

(庭を埋め尽くすアジサイを

雨の中見に歩くことはほとんどない)

アジサイを切ってしまうか

残して毎年大きく咲かすか

低く育てた花

藪の中に咲く花

大きく育てた花

 

明るい庭にして可愛い花を咲かせたい   しかし

アジサイの咲く場所には何も植えられない

 

 

 

大事な花の上に覆いかぶさることもしばしば

この冬が決断の時かな

写真を眺めて思い悩む

どの花も母が植えた花

「切ってもいいよ」と母は言った

「山アジサイは大事にして」とも言った。

 

ぐづぐづしていると取り返しのできない藪になってしまうだろう

明るい日当たりのよい庭を目指しているが

迷わずにはおれない冬のひと時  

 

 


最高に美しかった2014年4月3日の 黄スミレ

2017年11月14日 | 山野草

外輪山がキスミレで埋め尽くされた日

最高にキスミレが輝いた日

その日、

ここ二重の峠に行けたのは偶然

友人が熊本に来たので、

2014,4,3に案内した   

その日のキスミレは息をのむほど   

焼かれた草原の

黒い山肌に黄色のスミレが   一面に咲いている。

 

 

二重の峠の石畳の豊後街道の遊歩道から写真を撮ったのでした。

 

標高800メートルから1000メートルの外輪山はこのキスミレにおおわれるのです。

氷河期の名残の花

今年の春は雨の中、友人を案内したけれど、

黄スミレはぽつんと一つ咲いていました

 

同じ日に 阿蘇火口も案内しました。

この後、阿蘇は小規模噴火を繰り返し    いまだ登山はできません。

 

この時は火口の底が見えています

いままで十数回来ていますが

ブルーグレーの湯だまりしか  見たことがなかったのでした

 

白川水源をまわり

 

一心行の桜を見てこの日の案内は終了

恵まれた一日だったことを  今さらながら思わずにはおれません


地震前の庭    2016年4月1日の午後

2017年11月09日 | 

 

 

この庭には45年間の物語がありました。

 

画面は地震の2週間前2016年4月1日の写真です。

毎年春に花は咲きますが、一度として同じ春はない

母はそう言っていました。

この年の4月1日には桜が満開でした。

母が最後に病室に置いた雪割草

 

いつの間にかプランターの中に咲いた肥後スミレ

 

母は嫌っていたハナニラが咲く小道

 

もうこの風景はなくなった

この日から二週間後に壊れたのです。

 

 

地震から1年くらいは さっぱり諦めていたけれど、

時間がたつほど  以前の庭が懐かしくなっていく  

あの日の庭に戻したい   でもそれは無理なことです 地震が来なかったとしても

 

庭木は毎年成長していくから、草花は変化せざるをえない

日の当たる場所を作ってやらないと花は消えていきます。

庭中に黄色のけまんが咲いていました。

 

今は山茶花が咲いているでしょう。

(わたしは西原村に居ません)

 

冬が来たばかりなのに、春が待ちどおしい今日この頃です。


神田古本祭り

2017年11月05日 | 旅行

久しぶりに神田古本祭りに行きました。

パンフレットをもらって、本屋の町を4分の1ほどまわりました。

ちょっとおしゃれに変わったようにも。

 

 

 

 

靖国通りを歩いて、すずらん通りに回りました。

本屋ばかりではなく、屋台や小物の店もでて、すごい人出がありました。

小学館のビルは新しくなっていました。

壊される前に、人気漫画家が壁に漫画を描いて

多くのファンがあつまって写真を撮っていた

その光景がニュースになっていました。

「古瀬戸」でカレーとコヒーを食べ

壁には木戸まあこさんの壁画が暖かい。

女性の作家さんの作品かな、他にも展示が多くありました。

昭和のかおりの喫茶店「さぼうる」の前はやはり人が並んでいました。

誰もいなければ入ります。

この街にはゆっくり見たい本屋がたくさんあります。

「ブックオフ」は便利ですが、心地よいセンスの良さは神田にかないませんね。