庭と花の物語*西原村

小さな村の小さな庭やそこで育った花々を紹介します。季節の移り変わりとともに。

霊水の枯渇   揺ヶ池(おいけさん)の現在

2017年05月08日 | 熊本地震

俵山交流館 「萌の里」です。

萌の里の向かい側に鳥居があります。

ここから「おいけさん」にいきまず。

鳥居とお宮に変わりはありません。

通称「おいけさん」と呼ばれる「揺ヶ池湧水」は、大正時代に霊水としてブレイクしました。

おいけさんから万徳集落までの1㎞の道沿いに、旅館が立ち並んだ当時の絵地図が残っています。

霊水を求めて多くの人が西原村に来ていたのです。

その後、ブレイクは終息しましたが、水を汲みに訪れる人は地震の前まで続いていました。

そのおいけさんの現在。

 以前はろうそくと線香は途絶えることなく、清掃も行き届いていました。

 

お堂の中は片づけてありましたが、ロウソクと線香はありません。

灯篭はたおれて。

 

 

霊水は枯れていました。

 おいけさんの裏側の崖が地震で崩れてれています。

地中深くまで崩れたのでしょうね。

この霊水は活断層と深い関係があったのでしょうか。

おいけさんが次の軌跡を起こすことを願っています。