トビー・ドーソン選手

今朝のＫＢＳ（韓国の公営放送）ニュースから

トリノオリンピックの男子モーグルで銅メダルを獲得した、トビー・ドーソンという選手がいます。この人は３歳の時に韓国の保護施設から、アメリカ人スキーインストラクターの夫婦に引き取られて育ち、アメリカ代表としてこのような快挙を成し遂げました。

元々実の親を探していたようなのですが、銅メダルを取ってこのことが知れ渡ったとたんに、「自分が父だ」という人が多数現れてしまったようです。ドーソン選手もこれには傷ついてしまったのでしょうか？トリノの後に韓国で行われたワールドカップには、当初予定していた出場を取りやめにしてしまった経緯があるようです。

ところが最近になって、ＤＮＡ検査により実父がはっきりしたようです。釜山在住のキム・ヂェスさんで、キムさんによると、「１９８１年に釜山の混雑する市場で妻が息子とはぐれてしまった」そうです。

８０年ごろの釜山というと、その時期の釜山を舞台にした映画「友へ　チング」を思い浮かべます。この映画私も一度見ましたが、このころの釜山は、まだまだ雑然としていたように見受けました。

今朝のＫＢＳニュースでは、ドーソン選手が今日韓国に来るという事が重要ニュースとして流されていました。今回の訪韓の本来の目的は、２０１４年ピョンチャン冬季オリンピック誘致に関する事のようですが、ニュースによれば、はたして実父と会うのか？というような事がかなり高い関心を集めているようです。