私の旅行はたいがい貧乏旅行です。韓国語ではもっといい言葉があります。漢字では背嚢旅行と書きますが、ペナンニョヘンといいます。背嚢はリュックサックの事です。意味するところはリュックサックを背負っての旅行ということで、貧乏旅行という言葉よりは少し聞こえがいいわけです。まあそういうふうに言わせてもらえるなら「ペナンニョヘン」であるわけです。
4年前の夏でしたか、札幌に行った帰りに青春18キップで帰ってきた事があります。夜札幌を発ち翌朝函館に着く快速列車を利用しました。まあこれには安く移動するという事ともう一つ、「函館に立ち寄って路面電車に乗ってみたい」という気持ちがあったわけです。寝台の無い快速列車といっても、座席は十分に倒れますのでよく眠れました。朝早く函館の駅に着きましたので、とりあえず駅の周りを歩いてみる事にしました。港はすぐそこです。この時間から営業しているお店がかなりあります。私はかねがね、「函館に行くことがあればイカ丼を食べてみたい」と思っていました。まあ函館のイカ丼がおいしいということは、良く聞いていましたから。
内陸育ちでずっと太平洋側で暮らしていた私は、「イカとは白いものだ」と思っていました。お店で売られているスルメイカの事です。ところが日本海側に来てみて、「イカは実は飴色であった、白くなっているのは鮮度の落ちたもの」という事を知ったわけです。特に佐渡で暮らしていましたので、そういう活きの良いイカをたくさん食べることが出来ました。「さて函館のイカがそんなにおいしいと言うのなら、佐渡のイカよりもおいしいのだろうか?」という思いも持っていたわけです。
今歩いている食堂街はどうも「函館のイカ丼」の専門街のようです。一軒ののれんをくぐってみました。値段が少し張っていますがまあいいです、交通費でかなり浮かせていますから。注文すると件のイカ丼が出てきました。わっ 烏賊が黄金色に輝いています。そして何よりも驚いた事は、細切りにされた烏賊がピンと立っているんです。
内陸育ちで太平洋側暮らしだった私は、佐渡でイカソーメンを食べてものすごい感激をしたものです。しかしソーメンという概念が、もうそもそも「くにゃッ」というものであったわけです。いったいなんなのでしょうか、このピンと立った烏賊は!佐渡のイカはお店で売られている時は茶色ですが、皮をむかれれば白くなります。細切りにされても同じです。ところがここの烏賊は黄金色です。イヤー、まいった、そしてうまかった。 (なお、冬期はヤリイカが使用されるみたいです。)
という事で満足感を得た私は、いよいよ本来の目的である路面電車探検に出ました。函館の路面電車は2系統です。
一日乗車券を買って、
まずは全線乗ってみました。
十字街停留所(だったかな?)で下車して、坂を登って、有名な聖ヨハネ教会
と、ハリストス教会にも行ってきました。
こんなレトロな電車もはしっていました。
函館って、ホントいい街ですね。
P.S. 複合型プリンターすごいです。ネガフィルムから直接スキャンできるんです。今日はその方法で写真を取り込んでみました。大きな画像にしてもかなり鮮明に出来上がります。最後の3枚の写真クリックして大きくして見て下さい。
えっ、なんでイカと烏賊が混じっているかって?あまりにの極上さの表現のため、差別化を図ってみたつもりなんですが・・・。
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