今日ご紹介する本は、池澤夏樹著『クジラが見る夢』。海に潜ったジャック・マイヨールがクジラやイルカと戯れる綺麗な写真と、その「幸福な日々」を共に過ごした池澤夏樹の記録が描かれている。ジャック・マイヨールは、5年前に私たちが見ることが出来ない海に旅立ってしまった。どうして、逝ってしまったのか?この本を読んでみたら、ほんの少しだけ、わかったような気がした。きっと、私がもっと歳を取ったら、もう少し理解出来るのかもしれない。
私がジャック・マイヨールに興味を持ったキッカケは、地球交響曲第二番を見てから。彼が弾くベートーベン、ピアノソナタの「月光」に感動したのが最初。運指はタドタドしいところがあって、技術的には決して上手くはないかもしれない。でも、本当に「深い・深い海」を感じるピアノの音色に感激してしまった。本当に素晴らしかった。いつか、こんな風に弾ける精神領域に達してみたい!っと思った。まさに、彼にしか出来ない演奏。イルカやクジラと歌った歌声が聞こえてきた。
ジャック・マイヨールは、きっと永遠に海に潜っていたかったんだと思う。でも、人間の肉体は時と共にどんどんと大地に近づいていく。この自然の法則には逆らえない・・・、そして、その現実に耐えられないと。そんな気持ちもあったのではないかな?って思った。
今年の夏は、いろんな海を見てきます。三宅島へ!佐渡島へ!海の深さを知ってから行ったら、もっとトリップできそう。ジャック・マイヨールの自伝から制作された「グラン・ブルー」を見てみよっ。舟の旅が臨場感あふれちゃうわ!
私がジャック・マイヨールに興味を持ったキッカケは、地球交響曲第二番を見てから。彼が弾くベートーベン、ピアノソナタの「月光」に感動したのが最初。運指はタドタドしいところがあって、技術的には決して上手くはないかもしれない。でも、本当に「深い・深い海」を感じるピアノの音色に感激してしまった。本当に素晴らしかった。いつか、こんな風に弾ける精神領域に達してみたい!っと思った。まさに、彼にしか出来ない演奏。イルカやクジラと歌った歌声が聞こえてきた。
ジャック・マイヨールは、きっと永遠に海に潜っていたかったんだと思う。でも、人間の肉体は時と共にどんどんと大地に近づいていく。この自然の法則には逆らえない・・・、そして、その現実に耐えられないと。そんな気持ちもあったのではないかな?って思った。
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