金曜日の夜に竹芝桟橋を出港して、翌朝5時頃に三池港に到着しました。フェリーから見た島は、やっぱり少し淋しい感じがしました。
三池港は
高濃度地区で、避難指示が解除された今でも住むことは出来ません。「ガスマスクが一番必要なのは、港を降りた時なんですよ」と我々がお世話になった宿・
スナッパーのオーナーが教えてくれました。高濃度地区と言っても常時ガスが流れているわけではないそうで、三宅島の季節風(西風と北東の風)の風下で年間データー分析によって比較的火山ガスが流れて来やすい地区を指してるそうです。今回の旅で、我々は一度もガスマスクを必要とせず、宿のオーナーも「島に戻ってきて一度もマスクを使ったことがありませんよ!」っと言ってました。安心してください。でも、我々が阿古地区、坪田地区付近にいた時、「屋内に避難してください」と、二酸化硫黄に対して比較的低濃度で影響を受けやすいと判断された人への注意報を耳にすることも何回かありました。
今回、島を一周してみて、地区によって被害状態が違っていて驚きました。ほとんど被害にあってないのではないか?と思われる地区もあれば、家も樹木も荒れてしまった地区もあります。昔はお土産屋さんもあって、ほのぼの賑わっていた三池港、
「私たちは、もう、がんばれない」っと白いペンキで家の壁に書かれた文字を見た時は、なんとも言えない複雑な気持ちになりました。
こちらは、噴火後に育ったジャガイモと南瓜。牛頭天皇祭のマカナイ係の方々からいただきました。特製“くさや”も御馳走していただき、本当にありがたく、、、味わって、ビールと共に
「ごちそうさまでした!」
私めは、旅に出るとナゼカ?早起きしてしまうタチで、今回も朝早く起きて散歩にお出かけ。海岸に行くとおじさんがテングサを洗ったり干したり・・・っと一生懸命働いていらっしゃいました。噴火後、テングサが昔ほど採れなくなってしまったと小耳にはさんでいたのですが、こうしてガンバッテおられる姿を見ると、胸が熱くなりました。
三宅島の詳しい情報は!
三宅島観光協会
三宅島観光協会ブログ
06'SUMMER 三宅島☆満喫!シリーズ
「ただいま!」