oto*koto*papel ~ etude ~

Musica♪(^ 0^)ノ⌒☆Todos os dias

『昭和恋々』

2007-10-11 | 私的コレクトBOOKS
鬼子母神境内にある駄菓子屋。母校の近くで、学生の頃息抜きに通ったんですよ。今年の2月の話ですが、ざぱんのミナキチが鬼子母神で催された手作り市に出店したので遊びに行ってきました。ものすごく久しぶりに行ったら、まだまだ健在だったのでホッとしたのでした。(私が学生だった頃はおばあちゃんが店頭にいらっしゃいましたが、世代交代されたようです)

今、読んでいるのが『昭和恋々』山本夏彦・久世光彦著(文春文庫)。仕事柄、昭和の生活文化について勉強が必要なのと、自分が生きてきた時代でもあるので、非常に興味深いんですよ。この本の中に、鬼子母神の駄菓子屋について書いてありました。

「創業は元禄のころの由、店も建ててから二百年はたっていると九十九まで生きていた先代のばあさんから伝え聞いたと、いま十三代目に当たる女房が言うから本当に近いだろう」(山本夏彦著)

古そうだなぁ~っと思っていましたが、二百年以上前から営業されているとは・・・。これからも、ずっと存在し続けて欲しいなぁ~っと、心から願います。
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読書の秋にFelicidade!!

2007-09-27 | 私的コレクトBOOKS
読書の秋をまじめに実行中!本屋さんで『やさしい春を想う』ー銀色夏生ー(幻冬舎文庫)と『生まれたときから「妖怪」だった』ー水木しげるー(講談社+α文庫)のどちらを読もうか迷った結果、水木サンの「ソツのある生き方本」を選びました。そして、家に帰ったらお友達からお手紙と、ナントナント!『やさしい春を想う』ー銀色夏生ー本が届いているではないですかぁ~!まるでドラマなのである。ありがとー。

「そんなある日、切った腕から、かすかに赤ん坊の匂いがしてきた。短くなった左腕に新しい生命が芽生えているのだ。いい香りだった。…… 私は、傷口から発散する赤ん坊の匂いをかぐのが楽しみになっていった。」~『生まれたときから「妖怪」だった』ー水木しげるーより~
知らないうちに、涙がこぼれていました。生命の素晴らしさをこんなにもリアルに教えてもらって、人間の、自分の身体はこんなにも素晴らしいのだと!そして、戦地ラバウルで爆撃にあって腕を無くした悲しみも相当であろうに…、身体から発散される匂いを楽しめる水木サンの逞しさにも。。。水木サンの本を読んで、心身共に解き放たれ強くなったような気分です。最近の私は、「不安」や「病」、抱える「ストレス」に対して敏感になり過ぎている感がありました。赤ん坊の匂い・・・人間は再生する!「自分を信じてあげる」って大事なんだ!とことん自分の身体や心を信じ、愛おしんであげよう!っと思い始めました。超!オススメな一冊です。

書籍名に惹かれて読んだ☆群ようこ『パンチパーマの猫』文春文庫☆に、「腹八分に医者入らず」っという言葉を発見!そして、水木サンの本にも「人づきあいは、腹八分」っと書いてありました。「腹八分」が大事。しかし、ナカナカ難しい~。当面は、七転び八起きで再生を楽しみながら参りましょうか!
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5時間で完読の2冊

2007-06-11 | 私的コレクトBOOKS
髪の毛にパーマネントをアテル(ではなく“カケル”。「アテルは“パンチ”だよ」っと美奈吉が教えてくれた。姉貴!ありがたぁ~っす!これから気をつけるっす!うっす!)為に美容室に行くと、約5時間かかります。私めの髪型がセミロングだからってこともありますし、混んでいるのにとーーーっても丁寧にカット&パーマ&等々をしてくれるからです。毎日アクセクあっぷあっぷして生きている私、この時は腰を据えてノンビリしようと思っているので、苦痛ではありません!ハイ。覚悟をきめた5時間を有意義に過ごすのは、やっぱり“読書”に限ります。暇になったら読もう~っと楽しみにしていた2冊を持っていきました。完読!充実感たっぷり。

☆『こぐれの家にようこそ』 こぐれひでこ著 早川書店
こぐれひでこさんを知ったのは雑誌でした。カメラマンの旦那さんとの41年間の夫婦生活が紹介されていて、すっごく素敵な関係だな~っと思っていた頃→名古屋のお友達(素敵なお手紙ありがとう!)のところに遊びにいって→たまたま「こぐれひでこのごはん日記」の文庫版(早川文庫)を見せてもらって→ますます興味を持ち→『こぐれの家にようこそ』を読んで、ますますファンになりました。

☆『神々の食』 池澤夏樹著 文春文庫
『神々の食』は、池澤夏樹さんが(oto*koto*『クジラの見る夢』 『マリコ・マリキータ』『南の島のティオ』も超オススメです!)沖縄の食材について紹介している本。垂見健吾さんの写真も素敵だし、沖縄の食と文化について、池澤さんの視点で紹介されているのが読みドコロです。

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本を熟成させる

2007-04-13 | 私的コレクトBOOKS
洋服よりも本を買う機会が多いです。「コレ欲しいな」っと思った本は、買わずにはいられない!タチです。そして、なぜかスグには読まない,本棚で熟成させるのです。自分でもなんでなんだろう。。。っと不思議です。ふぅ~ん、、、本屋で「コレ欲しい!本」に出逢えた興奮で気持ちがいっぱいになってしまって、ドキドキして読めない感じがあるかな。もったいなくてスグに読めないって気持ちもあるし、変ナノ。

「コレ欲しい!から買った本」との2度目の出逢いは、本棚から「ふっ」と手にした時。その時!その本が、今の自分にとってスゴク必要な本だったりするんです。そして、興味のある箇所を読んで、また本棚で熟成させたり、何度も読み返したり、一冊の本と何度も出逢えるんですね。

さてさて、今日、再び出逢った本が、オトペでも紹介させていただいた『珈琲と雑貨と音楽と』です。スッゴクいいタイミングです。丁寧に正直に人生を歩いているマスターの生き方に感動しています。「ひとつひとつ解決して、明日がくる。明日になったら、今日のことはもう昨日のことだから考えたって仕方がない」(本文引用)モノゴトや問題とちゃんと向き合って、ちゃんと解決して、明日へ向かわなくっちゃ。うおっし!すごくパワーが出てきました!
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やっぱり紙が好き

2007-04-12 | 私的コレクトBOOKS
見ているだけで幸せになれるモノってありますよね!私の場合は、“紙”と“布”みたいです。子どもの頃は“おりがみ”が大好きで、見ているだけでワクワクしました。今でも好きです。

最近、必要以上に買ってしまうのが“付箋”です。綺麗な色でブロックになっているのがツボみたいで、気がつくと引き出しが付箋ダラケ・・・になっていることがあります。

無印良品のダンボールボックスにお気に入りの和紙を折り込み張りました。コレクションするだけでなく、どんどん使って楽しみたいです。例えば、ちょっと難しい本やお勉強の本のブックカバーに利用すると、本を開くのが楽しみになります。

*紙好きにはタマラナイ本を2冊紹介*

『文房具で包む』井上由季子著  アノニマ・スタジオ
紙が好きな人って多いんだなぁ~って嬉しく感じる一冊。いろんな紙を素敵に利用するアイデアが詰まってます。

『世界のかわいい紙』m&m&m's著 ピエ・ブックス
世界のかわいい紙がコラージュ風にページを飾っています。溜息が出るほど素敵です。

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『ひらがな暦』 おーなり由子著

2007-03-10 | 私的コレクトBOOKS
三寒四温を肌で感じる今日この頃、日本って四季の移ろいがなだらかで、そこに住んでいる私たちは、自然の微妙な変化を感じ取る“敏感な感性”を持っているように思います。その証拠に?(mucky☆勝手に考)、我々の先人たちは日本の四季を二十四節季に分け、さらに七十二候に分けて、そのひとつひとつに語をあてています。すごいーって感心してしまいます。

最近のお寝書(オネショ!)として読んでいる本は、『ひらがな暦』(絵と文・おーなり由子・新潮社)です。二十四節季や祭事行司一覧、今日は何の日?っといった情報も丁寧に書かれているし、おーなり由子さんの視点で書かれた366日分の絵ことば歳時記を読むと(イラストがカワイイ)、気持ちが潤います。ちなみに本日(3月10日)のお題は「春の演奏会」で、春の音をテーマにしたお話です。

先日、TV asahi“素敵な宇宙船地球号”(3月4日放送)「日本ふしぎ“音”紀行」を見ていて、とっても興味深い研究結果を知りました。日本人は自然音(小川のせせらぎ、虫の声など)を聴いた時に、右脳が反応するのではなく、左脳が反応するらしいのです。(基本的に音は右脳処理されるのに)これは世界的にめずらしいらしく、自然音を感情的な音として聞いている証拠なんだとか。実際に欧米人に虫の声を聴かせた場合、「イライラする」「機械的な嫌な音」っという所感を持つ人がほどんどだったのに対して、日本人は「癒される」っとか「月を思い浮かべる」といった好意的な所感を持つ人が多かったんでですヨ。すっごい発見ですよねー。自然音を左脳で捉える珍しい民族なんですよ!私たちって。

*追記*
この本の参考資料欄に「こよみのページ」のURLが載っていたので覗いてみたら、すごい!詳しい!見応えあり!デスヨォ!
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『活!』を参考に。

2007-02-15 | 私的コレクトBOOKS
TVドラマ「やっぱり猫が好き」で初めてもたいまさこさんと小林聡美さんを知って、個性的でおもしろい女優さんで素敵やな~っと好きになりました。片桐はいりさんもついつい見入ってしまうパワーある女優さん。そんな魅力的な女性3人が出演している映画*かもめ食堂*を見てから、この作品の原作家・群ようこさんのファンになりました。

新宿に行くと必ず寄ってしまう本屋さんでみっけちゃいました。もたいさんと群さんのおもしろそ~な本を!今から10年前に出版された本です。40歳を過ぎたお二人が、初スキー、初山菜採り、初草野球、初蕎麦打ち・・・っと1年かけて11種目に挑戦した体験談を写真と文で紹介しています。この本を読んでいたら、普段やらないことを体験するっていいな~って、私もいろいろと挑戦したくなりました。自分を客観視出来るいい時間にナル。習慣化された思考がリニューアル。気分転換にナル。自分の殻を破るきっかけにナル。守り体制から抜け出らレル。

よし!プロジェクト好きのmuckyがまた新たにプロジェクトを立ち上げるぞー!脳を活性化するプロジェクト“活!POINT365”だ。小さな挑戦から大きな挑戦まで、1年かけて365ポイント目標です。超くだらない挑戦もアリ!

例えば、、、先日の“活!POINT365”活動は、私の好きなタマ木君を激写すること!生タマ木ではナイヨ。“みすど”広告写真の抹茶な彼をケイタイで撮るのです。こんなこと、超はずかしくてデキナイヨ。でも撮ったり~!これで1活!(ポイント)なんちゃって、これは嘘よん。

ちなみに、私は、みすどのCMに出ているタマちゃんが一番好きです。(誰も聞いてネーっつーの!)

※『活!』 もたいまさこ・群ようこ著 角川文庫

オトペ関連記事
『ruokala lokki』
*フィンランドの森の音*
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絶対に必読!必読!必聴!

2007-02-10 | 私的コレクトBOOKS
「寿」さんのヒストリーブックが出版されました!

寿さんが出演されるライブをサンスケ(笑門&打波波)が見に行ったので、買ってきて貰いました。(サンスケの記事→笑門ノオト☆「出会ってくれてありがとう!)サイン付きで感動!サンスケありがっとー!

ゆっくりじっくり読もうと思って、逸る気持ちを抑えつつ1ページも開かずに1週間保管。今日解禁だー!mucky☆お得意の“まずはパラパラ読み”しただけて、この本のスゴサが伝わってきます!そしてそして、、、、たった今!やられましたーーーーーー。巻頭の「はじめに」に書かれているお二人の文を読んだだけで、胸が熱くなってしまったよーーーー。こ、これはマズイ。。。これはすごい本を手にしてしまった!私の人生を変える衝撃的な本との出逢いになってしまうかもしれない。怖い…でも、もう戻れない。

必聴!寿ライブレコーディングアルバム→→→[寿魂]

このアルバムに入っている「前を向いて歩こう」。音楽療法セッションでおじいちゃんおばあちゃんと時々歌っています。そうです!「上を向いて歩こう」の替え歌バージョンです。この歌を歌うと、みんながすっごい笑顔になります。

笑門や打波波にとって、寿さんとの出逢い&繋がりは奇跡です!すごーーーく貴重で大切なものです。たくさんのことを唄で、トークで、サウンドで教えて頂きました。そして、これからも・・・!こんなにすばらしい出逢いのチャンスを与えてくれた人たちに感謝なのです!本当にありがとうございます。
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文庫BOX

2006-12-26 | 私的コレクトBOOKS
昨日も書きましたが、物置の大掃除をしました。10年分の手紙の他に、文庫BOXなるものが出てきました。数年前に本棚の一斉処分をした時に、捨てられずにしまいこんだものです。“源氏物語”やら“風と共に去りぬ”“シャーロック・ホームズ全集”そして、私めがまだ冒険野郎だったころにハマった椎名誠さんの本が!懐かしー。

「ジョン万作の逃亡」
「ロシアにおけるニタリノフの便座について」
「哀愁の町に霧が降るのだ」
「蚊」
「全日本食えばわかる図鑑」
「わしらは怪しい探検隊」
「あやしい探検隊 北へ」
「あやしい探検隊不思議島へ行く」

「あやしい探検隊シリーズ」は、今から20年ほど前に刊行されたものを文庫化した本ですが、椎名さんが30代後半~40代ころの話で、この歳で(笑)こんな楽しくて、ちょっとおかしなことをしている人たちがいたんだ~っと、また読み返してみることにしました。きっと、今の私にとって必要なメッセージがこの本たちの中にあるような気がしてます。過去の自分から今の自分へのメッセージなのかな?
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言葉+感覚=かたち

2006-11-25 | 私的コレクトBOOKS
【池澤夏樹著・『マリコ/マリキータ』角川文庫・「帰ってきた男」より抜粋】
「その顔つきからぼくは、彼もぼくと同じ種類の精神の主だと思った。この荒涼たる世界にぼくたちは溶け込んでしまいたいとどこかで願っている。自分たちがいたことの証拠を地上に残すことなど、ぼくたちは考えもしない。なるべく早くこの世界に同化して、微塵になって空気の中に漂うようになりたい。自分の魂を百万羽の小鳥に分けて、それぞれの小さな生活の中に紛れ込んでしまいたい。」

【2002年8月1日 詩日記*御神酒(mucky)の部屋*から転載】
「山には子どもの頃から母親に連れられてよく登っていた。だから、山は私の一番心休まる聖地。子どもの頃、山に行くと、頭の奥底にいる不思議な感覚が動き出す感じがした。その感じがすごく好きだった。そして、その風景を食べてしまいたくなった。今思うと、第六感を刺激する山の力を感じていたのではないかと思う。そして、自分がその力と一体化したい衝動が起こっていたのではないか・・・。子どもの感覚は鋭い。今でも、山に行くとその不思議な感覚を思い出すことが出来る。」


笑門のサン助が貸してくれた本『マリコ・マリキータ』

この短編を読んでいて、すごく近い感覚で共感できる!昔、詩日記でも書いたあの感覚と同じだ!っと嬉しくなった。池澤夏樹は好きな作家の一人。やっぱり作家ってすごいんだなぁ。こうやって言葉で表現すれば、感覚的なことを伝えることが出来るんだぁ。。。っと感激してしました。「帰ってきた男」かなり奥深いですよ。
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『珈琲と雑貨と音楽と』

2006-11-11 | 私的コレクトBOOKS
oto*koto*paperでも、たびたび紹介させていただいているカフェ・ヴィヴモン・ディモンシュのマスターのエッセイ集がNHK出版から発行されました~!写真もすごく素敵で、絵本のように眺めているだけで気持ちよ~くなりますぅ。読むのがもったいなくて(笑)まだ、写真と目次を眺めて楽しんで(私って変な人)マス。そして、さらに!例のスウィングな読み方(エッセイ集のスゥイングな読み方)で、じっくりと楽しみたいと思っています~。

*掲載写真は、ディモンシュのトイレの広告を激写!(トイレで激写…。私って変な人part2)
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エッセイ集のスウィングな読み方

2006-11-06 | 私的コレクトBOOKS
最近、私の中で流行っているエッセイ集の読み方を紹介しよう!名付けて“スウィング読”でどうだ!

昔から、雑誌やエッセイ集など、表紙からページを追って読み進めていくことが苦手。雑誌なんかは、気づくと一番後ろのから前へ向かってページをめくっていたりする。エッセイ集は、目次通りに読んでいるとな~んかムズムズしてきちゃう。(サスガに、小説や物語は、ちゃんと読めるが)

もう、諦めて、こんな自分を受け入れようと思い、自分の気持ちに素直になってみた。どんな読み方が自分に合っているのか、自分探し?!をした結果、今のところこんな感じで読むと気持ちがよい。

エッセイ集のスウィング読法
1.まず、ぱらぱらとめくりながら、目についた項を読んでみる。
2.巻頭の目次を眺めて、「どんな話なんだろ~」っといろいろ想像してみる。
3.想像してみて、興味が湧いたテーマの所を読んでみる。
4.2&3の作業を繰り返して読む。
5.まだ読んでいない項を読む。
6.目次を眺めて、内容を思い出せない項をふたたびチェック。
7.目次を眺めて、おもしろかった項をふたたびチェックして、完全読破。

目次ってすごくおもしろいのだ。内容が非常に短い文に要約されている。著者のセンスや性格が見えたりすることも・・・。だから、紙に穴が開くほど、眺めて楽しみたい。
愛読書でない限り、本のページはたいてい一回しかめくられないだろう。これは、非常に淋しい・・・。だから、手に触れる本の感触を味わいながら(ふふっ)、ぱらりぱらりとめくりながら、この本との出会いと別れを感じながら(ふふふっ)読む。そう、子どもが絵本を何度も眺め、何度もめくり、何度も口にくわえるように。


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“さすらいの旅蛙”

2006-10-27 | 私的コレクトBOOKS
ある雑誌に連載されている川上弘美さんの短編小説を読んだら、ふ~っと心に響いたので、さっそく、おもしろそうなエッセイ集を買った。その中の「雨蛙」の一節が気に入ったので、紹介したいと思ふ。


「はるばると、東京の飲み屋まで運ばれてきて、さぞ驚いているのだろう、蛙らは目をぎろぎろさせ、喉をふくらませて、まみどりに息づいていた。」
「飲み屋の蛙は、喉をふくらませ、ほとんどみじろぎもせず、かたくなな様子で、カウンターの上にいた。あの姿は、おそらく自身の身を守るための防衛のかたちであったのだろう。はるばる山の中から来た、小さな小さな蛙。ぴょんと跳ねたとき、それでも蛙は一瞬解放されたのだろうか。一瞬でも、やすらぎを感じたのだろうか。そうであれよと、祈る心もちである」

枯葉と思いきや!

危険と知りながら、それでも君は登るのか!

どこんこKIDS練習会の帰り道、ワイパーの辺りに生き物の気配を感じて、よく見てみると!雨蛙ちゃんがしがみついてるじゃん!「さすらいの旅ガエル」だ!必死な雨蛙を見ていたら、川上さんの気持ちが少々わかったような気がした。

「ゆっくりさよならをとなえる」(川上弘美著 新潮社)たった40ページ読む間に、非常に難しい漢字にいくつか遭遇した。
諧謔味
逡巡
僥倖
半年前だったっけ?漢字検定を受けようっと志を宣誓したのは・・・。しかし、ぜんぜーん勉強してナーイ。未だに諦めてはいないんだけど!っていうか、そんな宣誓、スッカリ忘れていた。
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“心に響く言葉”

2006-10-10 | 私的コレクトBOOKS
写真家・星野道夫の言葉が好きです。情景的で叙情的で人間的で、まっすぐで。星野道夫のフィルターを通して、時空を越えた地球の生き方や表情が伝わってきます。10年前、取材先のカムチャツカ半島で、就寝中のテントをヒグマに襲われて急逝されていなかったら、、、っと本当に残念です。

『森と氷河と鯨』~ワタリガラスの伝説を求めて~より抜粋 ****************

「もう何年も前、この海に浮かぶブラザーズ島の原生林を歩いている時のことだった。その太古の森は、木々や倒木、地面や岩さえも一面の苔に覆われ、森全体がひとつの生命体のような不可思議な世界をつくりあげていた。ぼくは何かに憑かれたように森の中をさまよっていた。シーンと静まり返り、じっと動かない森の気配の中に、自分の知らない時間のスケールを捜していたのかもしれない。この森は、気の遠くなるような時の流れの中で、少しずつ動いているからだ。目には見えない森の動きを、ぼくは心の中で感じたかったのだろう」

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『皆川明の旅のかけら』

2006-09-23 | 私的コレクトBOOKS
ミナのテキスタイルが好きで買っちゃった本。好きっと言っても、ミナ ペルホネンの生地や服、リビングのアレコレは、とても高価で手が出ません・・・。なので、“ミナ”の設立者・皆川明の本を見て楽しんでいるんです。どのページを見ても、ツボにハマる布や服やモノばかり!

この本の見どころはミナのデザインと皆川コレクションのあれこれ。読みどころは、皆川明の布に対する思いと、デザインに至るプロセスです。アイデアをカタチに出来る人たちって、(必ずと言っていい)何でも思いついたことを書き留めるノートを持っています。日常生活の時どきに見たり聞いたり感じたりしたことが、アイデアに繋がっていくんですねー。ポイントは持ち歩いていることなんだろうなぁ。やっぱり、手を使って“書いてみる”ってすごく重要な気がします。

本屋で~メモする習慣が脳を若返えさせる~っという内容の本を見かけました。パラリっと読んでみたところ「書くことに大きな意味がある」みたいなことが書いてありました。じっくり読んでみようかな。
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