読書の秋をまじめに実行中!本屋さんで『やさしい春を想う』ー銀色夏生ー(幻冬舎文庫)と『生まれたときから「妖怪」だった』ー水木しげるー(講談社+α文庫)のどちらを読もうか迷った結果、水木サンの「ソツのある生き方本」を選びました。そして、家に帰ったら
お友達からお手紙と、ナントナント!『やさしい春を想う』ー銀色夏生ー本が届いているではないですかぁ~!まるでドラマなのである。ありがとー。
「そんなある日、切った腕から、かすかに赤ん坊の匂いがしてきた。短くなった左腕に新しい生命が芽生えているのだ。いい香りだった。…… 私は、傷口から発散する赤ん坊の匂いをかぐのが楽しみになっていった。」~『生まれたときから「妖怪」だった』ー水木しげるーより~
知らないうちに、涙がこぼれていました。生命の素晴らしさをこんなにもリアルに教えてもらって、人間の、自分の身体はこんなにも素晴らしいのだと!そして、戦地ラバウルで爆撃にあって腕を無くした悲しみも相当であろうに…、身体から発散される匂いを楽しめる水木サンの逞しさにも。。。水木サンの本を読んで、心身共に解き放たれ強くなったような気分です。最近の私は、「不安」や「病」、抱える「ストレス」に対して敏感になり過ぎている感がありました。赤ん坊の匂い・・・人間は再生する!「自分を信じてあげる」って大事なんだ!とことん自分の身体や心を信じ、愛おしんであげよう!っと思い始めました。超!オススメな一冊です。
書籍名に惹かれて読んだ☆群ようこ『パンチパーマの猫』文春文庫☆に、「腹八分に医者入らず」っという言葉を発見!そして、水木サンの本にも「人づきあいは、腹八分」っと書いてありました。「腹八分」が大事。しかし、ナカナカ難しい~。当面は、七転び八起きで再生を楽しみながら参りましょうか!