ウクレレとSwing(スヰング)音盤

Ka Mea Ho'okani 'Ukulele (1991) / Ohta-San


数あるPoki Records作品中で恐らく唯一、CD化されているオータサン作品。プロデューサーはLea A.Uehara。録音はAudio Resource,ミキシングはDolphin Studio。タイトルはハワイ語で「ウクレレのプレーヤー」といった意味らしい。

収録曲は以下
1 Waikiki Beach
2 Blue Lei
3 Royal Hawaiian Hotel
4 Pua Lokelau
5 Poki's Blues
6 Kainoa
7 Kaulana O Hilo Hanakahi
8 Po'ipu I Kaua'i
9 My Yellow Ginger Lei
10 Beautiful Kanani
11 Manuela Boy
12 Kanpai

バンド・メンバーは以下
Herbert Ohta - 'Ukulele
Francis Ho'okano - Vibes
Josef Podrouzek - Acoustic Guitar
Lyle Ritz - Acoustic Bass
Herbert Ohta Jr. - 6 string tenor 'Ukulele

ここで目を引くのはまずライル・リッツの参加。50年代ヴァーヴでの二枚のアルバムで知られるジャズ・ウクレレの先駆者だが、ここではベースを担当。彼はベーシストとしては、かの”レッキング・クルー”の一員として「ペット・サウンズ」はじめ数々のアメリカン・ポップス名盤でのプレイでも知られる西海岸セッション・ミュージシャン。加えて、当時若干20歳だったハーブ・オータ・ジュニアが本作でレコーディング・デビューを果たしている。ここでは6弦テナー・ウクレレを担当(7.ではソロも披露)。

内容は他Poki Records作品と同様、本作もハワイ・ローカルのマーケットを強く意識したもの。アルバム・タイトルにわざわざハワイ語を使っている点にも、そうした意図が表れているだろう。ライナーノーツにも本作が同レーベルでの7作目である事、近年日本でのジャズやニューエイジ音楽の吹き込みが続いているが、喜ばしい事に当レーベルにおいて再びハワイ音楽を演奏・・・といった事が書かれている。(※本サイトにて紹介済のPoki系列レーベル作品を数えてオヤ一枚足りないな、と気づいた方は鋭い。もう一枚まだ未紹介の作品がありますが、これは後日!)しかし、アルバムのラストを飾るは長渕剛の「乾杯」である。



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