苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2010年3月20日【中葛城山】其の三【完】 

2010-03-25 | 金剛・生駒エリア



●其の一

●其の二


お昼も食べてお腹はいっぱい。
これではいくら歩いても痩せそうもない。



其の三【完】 十字峠分岐~西ノ行者堂~山ノ神~紀見峠駅



12:18 十字峠分岐

今回は向かわないが、ここから40分ほど歩くと十字峠だ。
さらにそこから北へ、30分も歩けば以前に行った府庁山にたどり着く。
何回かこの地域に来るようになれば、いつかは通るかもしれない。














西へ西へ。尾根道をたどる。
















12:25 西ノ行者堂

この看板から少し入ったところに行者堂があるらしい。
実は金剛トンネル付近にも東ノ行者堂というのがある。
役行者(えんのぎょうじゃ)を祀っている。



※役行者:大和国葛城上郡茅原出身。修験道の開祖。呪術者。
役小角(えんのおづの)のこと。


































送電鉄塔

この電線は3キロほど北、田山山頂を通っている。


















ルートから少し入り、送電鉄塔の下へ。
少数なら休憩もできそうな開けた場所。


この鉄塔から西は・・・岩湧山が見えるのかな。



















府庁山山頂へと続く尾根が見える。
以前、あの辺りを歩いたはずだ。
もしかしたら、こちら側にカメラを向けたかもしれないな。



















だんだんと、本格的に下り始める。
















階段。






















西ノ行者から15分ほど歩いた所だろうか、左手に池が見える。
下りられそうだが、無駄な寄り道はしない。

まあ、無駄の積み重ねが人生かもしれないが。



















大変急な階段。迂回路もある。
下を見ながら慎重に下りなければ、足を踏み外しそうだ。
登りとして考えると、急だが登りやすい階段かもしれない。
いずれ逆ルートも歩かなければならない。いずれ。

どちらにしろ、登りはじめはキツいということだ。























う~ん、山の神はまだだろうか。
5万分の1の地図では細部がよくわからない。























シタン谷と書かれている流れだろうか。























若い植林木立の中へと続く道へ入る。
こんな分岐も5万分の1では書かれていない。
うめ子の後ろの赤い立て札はダイヤモンドトレールを指している。























ちょっとした異空間のようだ。
もうだいぶ山を下りてきてしまった。




















13:02 山ノ神

山ノ神、不思議な地名だ。
山の麓でもあるし、沢もある。
畑や田んぼにかかせない、水が流れ来るところとして、
農村部の人々が山を神として崇めた痕跡かもしれない。

なんとなく、不思議な気を感じる。





と、言ってみたくもなる。


















13:15 紀見峠

ようやく道路が。

このあたりが紀見峠だろう。左方向へ進み、
紀見峠駅を目指す。




















和歌山県橋本市。

和歌山県に来てしまった。
「大阪から歩いて和歌山に行ってきた」
と言っても嘘ではない。


左の坂道を上り、集落へと入っていく。























田舎の春。
ツクシを見ることができる。
シロバナタンポポも咲いている。

久しぶりの田舎の春。
ツクシは食べると美味いからな。



















光陽台の中を左へ下ってはいけない。
前方に見える広い道路は国道371号線、そっちではない。
ボク達は新興住宅地のようなものを右に見ながら下り過ぎてしまった。
途中で地元の方に「あ、駅はこっち来ちゃ駄目だよ」と、
聞いてもいないのに助言をもらう。迷子がよくいるみたいだ。
少しだけ戻り、谷を越え右下へと下りていく。

一人の男性とすれ違ったのだが、その人も間違ったようで、
お互い「間違いましたね~」と会話する。
















まっすぐ歩いていると国民宿舎紀伊見荘を右手に見ることができる。
ここまで来たら安心だ。










13:50 紀見峠駅

だいぶ時間をロスしてしまったが、どうやら到着。
予定より一本早い時間の電車に間に合う。
急いでトイレをすませ、電車に乗り込む。

駅の前には小さなお店があり、自動販売機も。
あぁ・・・コーラが飲めなかったのが不満だ。

8時20分に金剛山ロープウェイ前バス停から歩き始め、
休憩時間を入れて5時間30分(昼休憩35分)のコース。
満足のゆく疲労感。



それじゃ、今日はここまで。まったね~。