山歩きを始めた頃だったかその前だったか、
ボクの職場に伊吹山に行った人がいた。
確か、車で上の方まで行ってもよかったけれど、1合目から登った。
でも5人くらいで行って3人が5号目でリタイア、私は8合目でやめようかと思ったけど山頂まで頑張った。
あの達成感は、それはもう最高だった。
などと言っていた。
行ってみなよとは言われていたけれど、遠い所なのでなかなか行けずにいた。
この日は車を借りることが出来たのでちょっと頑張って伊吹山に行くことにした。
さすがに日帰りはきついので、前日の晩10時に車を走らせ、道の駅「伊吹の里 」で車中泊。
道の駅「伊吹の里 」前より伊吹山
朝、5時に起きて道の駅の周りを少しだけ散歩する。
気温は10度。ほどよい冷え具合で心地がいい。
とても奇麗な川が流れているのだけれど、名前を見ると「姉川」とあった。
なるほど、この川が織田信長が浅井の裏切りにあって敗走した姉川の戦いの舞台なのだ。
朝の冷気の中、爽快感とともに歴史に思いを馳せる。
でも、お腹が減ったのでさっそく朝ご飯である。
ツナマヨなどを入れてホットサンドを作る。
車中泊をして朝にホットサンドだなんて、ボク達もハイカラになったものだ。
ホットサンドを早く食べたくて大急ぎで調理したのだけれど、
熱々のバウルーを駐車場の白いラインの上に置いたら白い所が溶けてバウルーにくっついてしまった。
再度火にかけて汚れを溶かし拭き取ったので事無きをえたけれど、みなさん気をつけましょう。
すごくビックリした。
伊吹の里を出て東へ。ファミリーマートの信号を左へ行くと、
すぐに登山者用に駐車スペースを貸し出している地域へと入る。
ボク達を目敏く見つけた駐車場のおじさんが誘導してくれて車を止める。
7時00分、伊吹山山麓の駐車場(1日500円)に車を預けいざ登山口へ。
7時07分、緑色の登山届用ポスト(だったかな?)の前を通過し、階段を上る。
ここから1合目まではわりと距離がある。山道も岩がゴロゴロしていて歩きにくい。
20分ほど歩いて「1合目まであと5分」という案内版を見たときは安心した。
7時29分、1合目に到着した。伊吹高原荘前である。ツルニチニチソウなどが繁茂している。
あたりは芝生のグラウンドのようで、それがなだらかに上の方へと続いている。
太陽が眩しく、雲も無い。
せっかく来たのだから、快晴は大歓迎なのだけれど、伊吹山にはルート上に日を遮る木がほとんど無い。
まったくの快晴。右奥の方角が琵琶湖になる
ダンボールをお尻に敷いて滑りたい
子供の頃、川の土手に段ボールを持って出かけては、みんなで滑り降りた。
何回も何回も。疲れるなんて言葉は知らなかった。
「シャクシの森と白山神社」の説明板あたりの坂道はわりと楽だけれど、
朝7時過ぎにしてすでに暑い。田舎の、草の匂いがする。
林道(?)とクロスしながら進むと、やがて林の中へ。
今回のルートで日陰はここだけとなるが、すぐに終わってしまう。
7時49分、林を抜けたあたりで2合目となる。
2合目付近より
車の通れる道に出て、大きくカーブしながら右へと進む。
登山道右手の小山を徳蔵山と呼び、薬草の草狩り場だったようだ。
昔は伊吹山へスキーをしに皇族などもおとずれていたという。
(「徳蔵山・鞠蹴場」説明板より)
ちらりと木々の上の方に山頂らしきものが見える。
まさかあんな所まで、と思ってしまうが、この辺りで一番高い山に登るのだから、そこに登るに違いない。
ようやく伊吹山の全貌が見えてきた
遥か遠くに6合目にある避難小屋が見えている
しばらく進むと、道が二またに分かれていた。
ボク達は右へと進んだのだけれど、往路は上側(左)が正しかったようだ。
どちらでも良いのだろうけれど、コース案内にはそう書かれていた。
この付近から、お花畑として保護されている区画が出現しはじめる。
小屋が見えてきた
8時13分、3合目に到着した。
ここにはキレイなトイレがあるので小休止。5分ほどトイレ休憩をとった。
3合目からも、ひたすら登る。
8時27分、4合目は坂道の途中に看板があるだけだ。
車が何台か上ってきていた。一般の人も来ていいのだろうか?
もし管理関係者のものなのであれば、その家族はここまで車で上がってきて楽しんでいるぞ。
岩のゴロゴロとした道を行く。
山頂や避難小屋を遠くに見ながらひたすら歩く。
周囲に木々の無い山歩きというのも、ボクのイメージの中のアルプスみたいで悪くはない。
暑い。
8時40分、5合目に到着する。
こつ然と現れた自動販売機。正しくジュースが販売されている。
めったにないことだけれど、誘惑に負けてアクエリアスを買ってしまう。美味だ。
自動販売機の横に、平気でペットボトルを捨てていたのだけれど、こういうところで日本の民度の低さを感じる。
あまりにも便利すぎる国は、ゴミの多い国でもある。
ゴミはたいした荷物にもならないのだから持ってかえって捨てればいいのに。
ここにはベンチもあり、一息入れるにはピッタリだ。
それでは次回【伊吹山 其の二】で会いましょう。まったねー。
ボクの職場に伊吹山に行った人がいた。
確か、車で上の方まで行ってもよかったけれど、1合目から登った。
でも5人くらいで行って3人が5号目でリタイア、私は8合目でやめようかと思ったけど山頂まで頑張った。
あの達成感は、それはもう最高だった。
などと言っていた。
行ってみなよとは言われていたけれど、遠い所なのでなかなか行けずにいた。
この日は車を借りることが出来たのでちょっと頑張って伊吹山に行くことにした。
さすがに日帰りはきついので、前日の晩10時に車を走らせ、道の駅「伊吹の里 」で車中泊。
道の駅「伊吹の里 」前より伊吹山
朝、5時に起きて道の駅の周りを少しだけ散歩する。
気温は10度。ほどよい冷え具合で心地がいい。
とても奇麗な川が流れているのだけれど、名前を見ると「姉川」とあった。
なるほど、この川が織田信長が浅井の裏切りにあって敗走した姉川の戦いの舞台なのだ。
朝の冷気の中、爽快感とともに歴史に思いを馳せる。
でも、お腹が減ったのでさっそく朝ご飯である。
ツナマヨなどを入れてホットサンドを作る。
車中泊をして朝にホットサンドだなんて、ボク達もハイカラになったものだ。
ホットサンドを早く食べたくて大急ぎで調理したのだけれど、
熱々のバウルーを駐車場の白いラインの上に置いたら白い所が溶けてバウルーにくっついてしまった。
再度火にかけて汚れを溶かし拭き取ったので事無きをえたけれど、みなさん気をつけましょう。
すごくビックリした。
伊吹の里を出て東へ。ファミリーマートの信号を左へ行くと、
すぐに登山者用に駐車スペースを貸し出している地域へと入る。
ボク達を目敏く見つけた駐車場のおじさんが誘導してくれて車を止める。
7時00分、伊吹山山麓の駐車場(1日500円)に車を預けいざ登山口へ。
7時07分、緑色の登山届用ポスト(だったかな?)の前を通過し、階段を上る。
ここから1合目まではわりと距離がある。山道も岩がゴロゴロしていて歩きにくい。
20分ほど歩いて「1合目まであと5分」という案内版を見たときは安心した。
7時29分、1合目に到着した。伊吹高原荘前である。ツルニチニチソウなどが繁茂している。
あたりは芝生のグラウンドのようで、それがなだらかに上の方へと続いている。
太陽が眩しく、雲も無い。
せっかく来たのだから、快晴は大歓迎なのだけれど、伊吹山にはルート上に日を遮る木がほとんど無い。
まったくの快晴。右奥の方角が琵琶湖になる
ダンボールをお尻に敷いて滑りたい
子供の頃、川の土手に段ボールを持って出かけては、みんなで滑り降りた。
何回も何回も。疲れるなんて言葉は知らなかった。
「シャクシの森と白山神社」の説明板あたりの坂道はわりと楽だけれど、
朝7時過ぎにしてすでに暑い。田舎の、草の匂いがする。
林道(?)とクロスしながら進むと、やがて林の中へ。
今回のルートで日陰はここだけとなるが、すぐに終わってしまう。
7時49分、林を抜けたあたりで2合目となる。
2合目付近より
車の通れる道に出て、大きくカーブしながら右へと進む。
登山道右手の小山を徳蔵山と呼び、薬草の草狩り場だったようだ。
昔は伊吹山へスキーをしに皇族などもおとずれていたという。
(「徳蔵山・鞠蹴場」説明板より)
ちらりと木々の上の方に山頂らしきものが見える。
まさかあんな所まで、と思ってしまうが、この辺りで一番高い山に登るのだから、そこに登るに違いない。
ようやく伊吹山の全貌が見えてきた
遥か遠くに6合目にある避難小屋が見えている
しばらく進むと、道が二またに分かれていた。
ボク達は右へと進んだのだけれど、往路は上側(左)が正しかったようだ。
どちらでも良いのだろうけれど、コース案内にはそう書かれていた。
この付近から、お花畑として保護されている区画が出現しはじめる。
小屋が見えてきた
8時13分、3合目に到着した。
ここにはキレイなトイレがあるので小休止。5分ほどトイレ休憩をとった。
3合目からも、ひたすら登る。
8時27分、4合目は坂道の途中に看板があるだけだ。
車が何台か上ってきていた。一般の人も来ていいのだろうか?
もし管理関係者のものなのであれば、その家族はここまで車で上がってきて楽しんでいるぞ。
岩のゴロゴロとした道を行く。
山頂や避難小屋を遠くに見ながらひたすら歩く。
周囲に木々の無い山歩きというのも、ボクのイメージの中のアルプスみたいで悪くはない。
暑い。
8時40分、5合目に到着する。
こつ然と現れた自動販売機。正しくジュースが販売されている。
めったにないことだけれど、誘惑に負けてアクエリアスを買ってしまう。美味だ。
自動販売機の横に、平気でペットボトルを捨てていたのだけれど、こういうところで日本の民度の低さを感じる。
あまりにも便利すぎる国は、ゴミの多い国でもある。
ゴミはたいした荷物にもならないのだから持ってかえって捨てればいいのに。
ここにはベンチもあり、一息入れるにはピッタリだ。
それでは次回【伊吹山 其の二】で会いましょう。まったねー。