苦楽の彼岸 山あるき 森あるき

こんにちは!umebocです。
主に近畿の山々をうめ子と2人で歩いています。

2011年5月15日(日)【伊吹山/滋賀】 其の二

2011-06-06 | 近江・鈴鹿エリア
【伊吹山/滋賀 其の一】
7時00分 駐車場
7時29分 1合目
7時49分 2合目
8時13分 3合目
8時27分 4合目
8時40分 5合目


自動販売機の設置されていた5合目からは、まったくの快晴のもと、入る木陰もなく、
つづら折りの上りをひたすら歩く。




6合目の避難小屋はもうすぐ!?








なだらかに見えるけれど、実はそうでもない。












小さな太陽













コンチハー!


8時54分、避難小屋に到着。
5合目から14分かかっている。2合目過ぎてからはだいたい15分前後で歩けるようだ。

避難小屋は石造り風でお洒落。中は10畳ほどのフローリング。風呂・トイレ無し。
冬季の伊吹山登山では、ここで1泊などという登り方もある。
施錠されていないということは、バテた人などが休憩に使っても良いのだろう。
そういえば、以前登った同僚の仲間も、バテてここで断念したのだった。





避難小屋前より


3合目前の花畑や5合目の自動販売機が見えている。











ニリンソウ(学名:Anemone flaccida)


この日、一番目立っていた花はニリンソウ。










だんだんと斜面はきつくなり、つづら折りでジグザグと登る。
ボク達のペースは遅い方なので、若者などには軽く抜かれていってしまう。
そろそろ後続も増えてきて、抜かれる数も多くなってきた。








避難小屋があんなに下に。7合目付近?


7合目はいつの間にか通りすぎてしまっていた。
左の奥に見える山は霊仙山(1,094m)。伊吹山の南に位置し、鈴鹿山麓の北端となる。
伊吹山と霊仙山を結ぶ直線の、やや東の辺りが関ヶ原の戦いのあった地域。現在の関ヶ原町。
あの付近にある大小の丘(山)に、石田光成や島左近などが陣を張って家康と戦ったのだ。











南東方向の町並み。車中泊をした道の駅「伊吹の里」方面。姉川も見えているはずだ。
















誰かを抜いた覚えはなかったが、思い出せば、ペタっと休憩に入った夫婦を抜いた。
ああいう道の脇での休憩も、今の季節わりといいものだろうなあ。











なにやら怪しげな建物が西の斜面に見える。







大変そうだなうめ子


ここから関ヶ原の戦いを遠望したら、さぞ面白かっただろう。沢嶋雄一(注:1)に頼みたくなるな。






















さらに道は荒くなり、石灰質の岩がゴロゴロと道に転がっている。
よくよく見ると、さざれ石と呼ばれるものもあるのかな?
君が代に歌われるさざれ石は、石灰分が沈着して礫の間をつないでできた岩石なのだ。




わがきみは 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで


私たちの世の中が、
何年も何年もかかって、さざれ石のように小さな石が集まり岩となり、
またその岩に苔が生えるくらい長い月日、幸せでありますように。







昔、合併される前の大阪セメントの鉱山があったようだけれど、今はどうなっているのだろうか。





9時27分、8合目に到着する。
小さな祠と、休憩用にベンチとテーブルが設置されている。








帰り、この急斜面の道(人通り多し)を駆け下るアホウなトレイルランナーがいた











続々と後続部隊がやってくる


ペアで登っている人たちが微笑ましいな。


























あれ?この辺りが9合目だっただろうか?
ドライブウェイのパーキングへと向かう分岐があった。ああ、車で来れるんだなあ。












9時52分、山頂に到着する。山頂直前に多少の残雪があった。
お土産もの屋さん、山小屋の間をぬって進む。









日本武尊の像前にて


姉川、関ヶ原、さざれ石、大阪セメント、日本武尊。
伊吹山登山はいろいろと歴史を感じさせる。







休憩場所を探しウロウロ


山頂の西側には、奇麗なトイレがあった。
その近くの石積みの広場にて昼休憩とした。
ボク達の座った目の前に、ちょうど下から荷物を運びあげる列車(?)が到着した。
みかん畑などで見かけるやつである。












おつまみ用の真空パック砂肝をフライパンで炒っておにぎりのおかずに。
抜群に美味い。これは発見である。











休憩場所から北を望む


伊吹山の北方にある金糞岳などが見えているのだろうが、よくわからない。









                             ゾウムシの仲間だろうが小さい




それでは、次回【伊吹山/滋賀 其の三 《完》】にて。まったね~。


注:1=タイムスクーパーとして未来から江戸時代などに派遣されるジャーナリスト・・・という設定でのNHK番組がある。


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