最近、通勤用のリュックを変えた。
長いこと使ったふにゃふにゃのものから、
おとんが買ってきたけど、誰も使っていない、ずいぶんしゃんとしたものへ。
最近のリュックは、背中に当たる部分が固い素材になっていて、
書類を入れてもピンとして、折れ曲がらない。
パソコンなどの機械を入れても、安心。
がっちり頑丈な、すごいやつなのだ。
ちょっと大きめだから、生徒たちに
「おかんちゃん、リュックに担がれてる」
「サイズ間違ってる」
などと言われる。
大は小を兼ねるのだよ、生徒諸君。
さて、このリュックのすごい機能は、それだけではなかった。
最近、更年期障害のオンパレード。
気にせず、がはははと笑って、過ごしているけど、
身体はしんどがっているのだな、と時々しみじみ感じたりもする。
1秒で気絶するように寝てしまう夜も。
おとんが誕生日プレゼントに買ってくれたマットレスで寝て、
身体が吸い込まれていく夢を見てしまう昼下がりも。
「よっこらせ」とせっかく掛け声をかけたのに、体が起動せず、
なんの掛け声だったのか分からなくなるTVタイムのあとも。
そして、電車の中でものすごく熟睡してしまう、仕事帰りの夕暮れも。
そう、そんなお疲れな夕暮れ。
電車の中での熟睡をがっちりしっかりサポートしてくれる相棒がいる。
それが、最近通勤を共にしている、あの大き目リュックなのだ。
座席に座れた日は、ひざの上にリュックをのせて本を取り出し読書。
しかし、瞬く間に眠くなる。
すぐさま本をしまって、目を閉じる私。
すると、あごの辺りのちょうどよい高さにリュックの上部がくるのだ。
大きすぎるリュックの良い点だ。
ぽんとリュックにあごを乗せてみる。
がっちりリュックはへたることなく、あごをしっかりとサポート。
眠れる森のおばちゃんは、背中が曲がることも、隣の人に寄りかかることない。
電車内に快眠を届ける、それはそれはすぐれものの枕となる。
今日も今日とて、相棒リュックに電車内での睡眠をサポートしてもらって、
すっきりと駅に降り立った。
ちょこっと睡眠のおかげで、
夜までどうにか動けそうな気がしている。
相棒のそんな小さな支えに、ずいぶん助けられている日々だ。
ありがとう。これからもサポートよろしくね。
おかん