なんとかなるさ~

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未来に花束を

2019-12-01 16:44:00 | 映画
ここ数ヶ月映画館には行ってないけど、ネット配信で海外ドラマやドキュメンタリーは見てます。
大抵寝る前の小一時間なので、映画は避けたけど、
授業で映画を見せようと探してみると、「未来に花束を」も配信されてるではないか!
しかも11月いっぱいというので慌てて見ました。

イギリスの女性参政権運動の話で、原題はSuffragette。
意味は女性の参政権運動者で、邦題だと歴史的な意味が半減してしまうのが残念です。
女性参政権運動はアメリカ史でも取り上げてはいたものの、なぜそれほど時間がかかったのか、までは自分でも調べてなくてね。
もちろん反対意見が多かったことはわかってたけど、その反対派=政府と警察の行動がここまで暴力的だったとは知らず、驚きでした。
自分の生活を犠牲にして、中には命までも犠牲にして、今の香港のニュースもそうだけど、自分のためだけでなく、次世代のために、そこまで頑張る姿には、感動と尊敬と、かつ自分にはそこまでできそうにないという心苦しさとがごちゃまぜな気持ちにもなりました。
主人公は夫に反対されて、家を追い出され、女性には親権もなく、結局夫も自分一人では育てられずに養子に出すんです。

残念なのは、あれから1世紀経っても、まだ男女平等が実現できていないこと。
実現できているように見えるけど、女性を性的対象としてしかみることのできない男性の多さにウンザリします。

自分にできることは何なのか、ちょっとずつ考えて行きたいと思わせてくれる映画でした。
アメリカ史の授業なので、見せていいのかどうかちょっと迷うけど、共通する所は多いだろうし、見せないにしても次からはどんだけ大変だったか、もう少し詳しく話すことができそうです。

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