ハリエット

春休みで部活動もないので、金曜日から息子くんは実家へ。

久しぶりにひとりでのんびり過ごしています。

昨日は昼寝もして、今日は午前中少し仕事したけど、あとは映画やドラマ三昧。

来週から学校の仕事も始まるのに、自分でもびっくりする位のんびりしてます。

映画のタイトルになっているハリエットは奴隷解放運動にかかわっていた実在の人物です。

昔、逃亡奴隷を支援するネットワーク（地下鉄道）があって、北部に住んでいた黒人たちが中心になって逃亡奴隷を支援していました。

奴隷たちを北部に導くリーダー的存在の人を車掌とよんでいて、ハリエットもその車掌のひとり。

ちょっと無謀そうに見えるけど、スピリチュアルな力もあって、運良く活動を続けることができたようです。

おまけに南北戦争の時は北軍のスパイとして参加していたそう。

何ともたくましい女性です。

逃亡する時に、奴隷主に捕まりそうになるんだけど、自由か死かどちらかしかない、と言って川に飛び込むんです。

それくらい奴隷としての生活が過酷ということで、だからこそアメリカ社会の中に人種差別が今でも残っている理由なのかもしれません。

とはいえ、ついこの間うちの近所をヘイトスピーチっぽい放送を流しながら走っている車を見かけました。

週末に街中を走ってる印象が強かったので、平日の午後に、しかも住宅街を走っていたことにびっくり。

人間とは学習しない愚かな生き物なのかと思うと悲しくなります。

今度見かけたら車のナンバーメモして、区役所に相談してみようかな。