昨日は、十一月画廊「小池結衣展 Mezzotint」を観たのでございます。
http://juichigatsu-g.com/
小池結衣の銅版画(メゾチント)は、今年6月の個展で初めて観てたいそうツボでありましたゆえ、今回は初日にまいりましたのじゃ。
6月から3か月でもう個展かの?と驚いたらば、前回展示しきれなかった作品と、カラーのメゾチントと新作の展示で、6月とは全て違う作品。
全部で28点のうち、カラー作品は8点ございます。
小池作品の幻想的な黒の世界が好きでして、新作では《黒い感情》や《河》、旧作では《星の音》《ひつじ雲》《器》などお気に入り。
カラーでは《くじゃく座》が美しくてたいそうお気に入り。
《猫》もツボでございます。
素晴らしい作品の数々、じっくり堪能いたしました。
ちっちゃな銅版画と原版(チェーンを通してネックレスにもなる)のセットが今回なかったのがちと残念。
会期は9月23日まで。
お迎えした作品が手元に来たら、また追記いたします。
そして、銀座人形館 Angel Dolls「サロン・ド・アンジェ第5回企画展 デカダン Decadente 美と退廃の人口楽園」
http://www.angel-dolls.com/index.html
(↑「催事のご案内」の右上の「過去の催事」をクリックしてね)
東逸子、井関周、小澤清人、加藤俊章、北見隆、多賀新、建石修志の7名による絵画展。
好きな作家ばかりなのに行きそびれてしもうたのじゃが、6日までの会期が12日まで延長になったと知り、喜んでまいりましたのじゃ。
素敵な作品揃いですが、特にお気に入りや、気になった作品を作家名50音順で。
★東逸子《孔雀領》
水彩ベースの作品で、女性と孔雀は勿論、細部まで美しくてうっとり。
お部屋に飾りたいぞよ~。
★小澤清人
油彩画のうち2点の質感が気になったらば、シルク生地に描いておるそうな。
マットは、ウィリアム・モリスのデザイン《いちご泥棒》が使われておりまする。
★加藤俊章《ナイチンゲールは夜に歌う》
以前にも観て好きだった作品で、再会できて嬉しゅうござりました。
★北見隆《春の調べ》
金色の空と緑の木々、ハンググライダーのような白い羽根で浮かび上がる赤いワンピースの少女。
お気に入りでございます。手描きのような額も素敵。
会期は9月12日、本日まで。
もちろん会期に関係なく、素敵な人形はたくさん展示されておりまする。
昨日は他にも2つの展覧会を観たゆえ、また後日書くとするかの。
そして、またしても・・・
何故いつも資生堂ギャラリーの休館日を勘違いするのじゃ自分~!
スイーツは、久々に昭和レトロな喫茶店ヘッケルンへ。
ジャンボプリンと、サイフォンで淹れるコーヒーがセットで600円というお値段も変わらず嬉しいのぅ。
プリンは昔懐かしいお味。
黄金色のサラッとしたカラメルソースは、べっこう飴の如き優しいお味。
こちらの貼り紙も健在じゃった。ぐ~ぐ~
いえ、決して目を開けて寝てなど・・・
全席喫煙可なので、お客さんは他に誰もおらずラッキーでありました。
わたくし、タバコの煙が本当に苦手なのじゃ。
★おまけ画像
「週刊ニッポンの国宝100」創刊号(500円)、鳥獣戯画柄トラベルケースの付録目当てで買ったらば、本の中身も充実しておった。
付録もしっかりして使いやすそうじゃが、ここだけの話・・・
色が紺ではのうて黒ならば、もっと好みなのにのぅ(こらこら)
★追記(9月29日)
「小池結衣展」でお迎えした《河》がやってまいりました!
とっても素敵で嬉しいぞよ~♪