ウェネトさまの館

ようこそいらっしゃいました。
ビスうさ・ウェネトと申します。
どうぞごゆるりとおくつろぎ下さいまし。

「アール・デコの邸宅美術館」(東京都庭園美術館)

2015年08月19日 21時24分44秒 | 展覧会・美術関連

東京都庭園美術館「アール・デコの邸宅美術館  建築をみる2015 + ART DECO COLLECTORS」へ行ったのでございます。
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/150718-0923_artdeco.html

 

1933年に朝香宮邸として建てられた本館は、アンリ・ラパンが主要な部屋の内装を担当、ルネ・ラリックらも参加したアール・デコ様式の素敵なお屋敷で、お伴のEは昔からここがお気に入りで“別邸”と称しよく帰宅しておるのでございます。

本展は2部形式で、本館は旧朝香宮邸そのものを鑑賞する「建築をみる2015」
平日は写真撮影可でございます。

調子に乗って沢山撮りましたが、今回は部屋毎に違う天井照明を中心に一部だけご紹介。
ちなみに、ラジエーターカバーも部屋毎に全部違いますぞ。

正面玄関。素敵ガラスレリーフはラリック。床の天然石のモザイクも良いのぅ。


次室。ドームの天井の下に白磁の香水塔の素敵空間。


大客室。天井にはラリックのシャンデリア。


わたくしの為に、デレイド兄弟社のコーヒー・ティーセットが。(ちがう)


大食堂。天井の照明はやはりラリックで、食堂らしく果物がモチーフ。


《サマーバンケット アンリ・ラパンの夏のおもてなし》のテーブルセッティング。
メインがお肉のフルコースを持ってまいれ~!


小食堂。和の雰囲気もある部屋の杉の柾板から下がる照明。


わたくしの為に小菓子も用意しておるとは、見上げた心がけじゃ。(ちがいます)


ささ、こちらの階段でお2階へ。


階段を上りきった所の照明。


若宮寝室の合の間。この照明も、秘密基地めいた空間もお気に入り。


若宮居間。ステンドグラスを用いた照明。


殿下居間。この写真では分かりませぬが、ヴォールト天井。


第一浴室。大理石の壁にモザイクタイルの床。


妃殿下寝室。布シェードの照明。


椅子の背もたれの絵はマリー・ローランサンが描いたもの。


妃殿下居間。まるっとした照明も素敵。


第二階段。お気に入りの照明。天井にカラフルな影も映ります。


ベランダ。白黒大理石の市松模様の床も素敵。

 

3階のウインターガーデンも、床と一部の壁が白黒市松模様ですが、残念ながら今回は公開されておらず。

会期は9月23日まで。
写真はほんの一部ゆえ、ご興味ある方はぜひお出かけなさいまし。

わたくし、古代エジプトでは広大な屋敷で大勢の召使にかしずかれて暮らしておりましたが、今住んでおるEの家はウサギ小屋どころかハムスター小屋より狭いのじゃ。
わたくしもここ本館に住みたいものよのぅ。

さて新館は、国内の3人の個人コレクター(伊勢彦信、大村清一郎、、松本ルキ)が収集したアール・デコの名品による「ART DECO COLLECTORS」
(こちらは撮影不可)

 

アール・デコのポスターや家具や食器やラリックのガラスなど、会場内の雰囲気もよろしく、楽しめたのでございます。
特にラリックのコレクション、このまま全部持ち帰りしとうございました。

そして、じゃじゃーん!(おもむろにメリーチョコレート缶をば)


ぱこっ。


今回は特別に、ホルスさまもお連れしたのですわ。
(ホルスさま=前回の日記「江村あるめ小品展」でお迎えしたたまごドールのハヤブサ)

ホルスさまはお外がお好き。後ろの作品はオシップ・ザッキンの《住まい》


そういえば、以前ここに置いてあった彫刻のキリンと豹は何処へ行ったのかのぅ。

観終わって、果実園リーベルでフルーツパフェをば。
うっひょ~~!


フルーツのてんこ盛り加減に思わず笑いが。
フルーツの下には、アイスクリームが3種類潜んでおります。

わたくし、コーンフレークが入ったパフェは邪道パフェと切り捨てておりますが、これはそういったものが入ってないのが嬉しゅうございます。
出来る事なら、生クリームをこの倍の高さになるほど盛って下さいまし~。

あっという間に平らげ、「違う種類のパフェも持ってまいれ~!」と叫びとうございましたが、パフェが出てくるのに40分程もかかりましたゆえ、時間に余裕なく諦めたのでございます。しくしく

帰りがけ、ショーケースの上を見たらば…
おお~!わたくしの故郷が蜃気楼の如く現れておる。


と思ったら北海道産のスイカだったのでした。