ビルマ民主化のため壮絶な闘いに挑んだアウンサン・スーチーの半生を描いた映画「The Lady」を観た。「ビルマ建国の父」の後を継ぎ、民主化のリーダーとしての固い意志が切なくて胸が痛くなり涙してしまった。長い孤独な軟禁生活はイギリスに住む家族が支え、夫のオックスフォード大学教授マイケル・アリスは「ビルマには希望がある。私はスーに添って行きたい」とアウンサン・スーチーのノーベル平和賞受賞には彼が奔走し、それは確実に彼女を守る事になった。深い愛と強い絆が彼女を支えていたのです。しかし夫が病に倒れ亡くなる時、彼女はビルマを離れることが出来なかった。悲しい事ばかり…しかしその凛とした姿は本当に美しい。この「The Lady」の収益の一部はマイケル・アリス記念基金(彼が生前設立したイギリスでチベット、ヒマラヤ学を学ぶ学生を支援する)とプロスペクトビルマ(ビルマの教育を支援する)に寄付されると言うことを知った。アウンサン・スーチーが今年6月ノーベル賞の受賞演説を21年遅れて、ノルウェーのオスロで行ったニュースを聴いて、そのクイーンズ・イングリッシュの美しさに驚いた。夫のマイケル・アリスは心の深い広い素晴らしいイギリス人、53歳の若い死が惜しまれます。