今更何?と言われそう。中村紘子が庄司薫と結婚した経緯はこの”赤頭巾ちゃん気をつけて”に彼女の事を書いた事が発端だった…と言う事は知っていたが先日”中村紘子の記憶”を読んで追及したくなった。困ったものでキュリオシティが始まったのです。”どこかの女学校のテニスコーチを片手間にやるとか、中村紘子さんのような若くて素敵な女の先生について(いまの先生はいいけれどおじいさんなんで)優雅にショパンなど弾きながら暮らそうなんて思ったりもするわけだ”と見つけました。三島由紀夫の批評が凄い。庄司薫の才能がきわめて冷静に計画的に駆使されていて”若さは一つの困惑なのだ”と全身で訴え無駄のない小説と言っています。私小説と思えるのですが…。そのうちに中村紘子の”アルゼンチンまでもぐりたい”を読んでミーハー的追求をしてみようと思う。
テレビで熱海のジャカランダが見ごろです…なんて伝えています。今日製本教室の帰りに見て来ました。なあ~んの事はないたった一本の木が花開いているだけ。もっとしっかり情報を収集し伝えなければいけません。26日からは熱海映画祭と訳の解らないイヴェントが開かれるそうです。市民は何も盛り上がっていないそうでお役所だけが太鼓を叩いて笛吹いているらしい。でもジャカランダの花の青紫は深くて美しかった。南アフリカではジャカランダの季節、村全体が青紫に染まるという事ですから…。熱海で育てるのは難しいのでは。