まず、満腹になった!彼は御存知の通り詩人です。昨年N大で原発反対の講演を聞いたが、日本語を縦横に駆使して凄いアメリカ人だなと感心した事がある。これは和製英語の総点検の本です。素直にああそうかと納得できる事もあるが、重箱の隅をつつくようで終盤はもうNo Thanks 。面白い話は”スルメ”は単にdried squidでなくその食し方を思うと squid jerkyと訳して良いのではと言う。どの言葉にも前後のつながりや当事国の慣習などを考えて訳すと言う点で上手いと思った。しかしネイティブゆえに我慢できないとんちんかんな和製英語がたくさんあると言う。そうでしょうね。グロバール化の今、英語を使う時は和製英語でないことを心してチェックしたいと強く思ったものです。
一坪ほどの空き地に6月7本の中球トマトを植えた。いよいよ終わりです。8月始めまでは中球でしたが、もはやミニトマトになっている。でも総計幾つ採れたと思います?2ヶ月余りで385個!まだ数個残っていますから400個と言ってもいいでしょう。我ながら驚き。市販のトマトより牛糞が私のトマトの味を濃くしています。そして完熟ですからね。冬にはまた生ごみで土の再生をしましょう。
秋めいてきました。なのに麻のジャケットがやっと出来上がった。このタイミングの悪さ、end of my lifeも近いのにね。7月に麻の布地は手に入れていたが、この暑さ、縫い物などする気がなかった…でしょう?愛用していた既製品の黒の麻のジャケットは肩や袖口が擦り切れ、5月旅行から帰ってクリーニングに出したら確認されてしまった…で自分で作ろうと思った訳です。3月頃から着る事が出来とても便利なジャケットです。横浜のS店のオリジナルデザインをショート丈にアレンジした。もう少しきめの細かい麻が良かったが…。
BSフジで1992年製作のフランス映画”インドシナ”を観た。フランスの植民地だったインドシナ(現在のベトナム、カンボジア、ラオス)、ゴム農園を経営するフランス人女性(カトリーヌ・ドヌーブ)がベトナム独立運動の荒波に翻弄される深くしみじみと味わえる映画だった。彼女は資産のある支配階級、それに対抗する労働者階級、いかに他国民の支配が傲慢で愚かで悲しいものか…。壮大で幽玄なハロン湾の美しい風景と49歳のカトリーヌ・ドヌーブの上品な美貌に魅せられた。1954年ジュネーヴ協定でフランスはインドシナを手放すが、血のつながりのない祖母と孫が「僕がインドシナ女性に飛びついてママと呼ぶ」「僕はどうすべきか考えた」と終わる。二時間半余りの長い時間、ゆったりとMy sofaで身も心も奪われ至福のひとときだった。