10マイルのかあちゃんが先にスタートしたあと、霞ヶ浦に面した大会会場のグラウンドを軽く走ってウォーミングアップ。
まあまあのコンデションだ。
今回の「かすみがうらマラソン」はRUN撮りではないので、写真もムービーもない。
過去4回のフルマラソンは、すべて33km過ぎの脚つりのため失速して、4時間切りのサブフォーは果たせなかったが、それらの失敗を冷静に振り返り、節制と練習で体重を2キロ落とした。
2009年5月に「山中湖ロードレース」の13.6kmでマラソン大会に初出場してから3年、「京都マラソン」から1ヶ月という時間でどこまで仕上がったか、その成果が試される時がきた。
早いタイムで申告した人からアルファベット順にスタートゲートに整列し、Dの列に並んだオヤジと師匠「auちゃんパパ」。
彼は無謀にも2月の東京、3月の京都に続いて、連続3度目のフルマラソン。
仕事が忙しくて満足に練習もしていないといい、今回は控えめにオヤジと走ってくれるそうだが、こちらとしてはそれはありがたいペースメーカーだ。
10時に号砲と花火が打ち上がりスタートするが、過去最多の2万人近いランナーがゲートを通過するので、Dグループがスタート地点に到達したのはゆっくり歩いて約4分かかった。
トップ集団にはあの公務員ランナー「川内優輝」も走っているはずだが、とてもじゃないがその姿は拝めまい。
1km過ぎに最初の上り、息を切らさず余裕で駆け上がり、予定どうりキロ5分40秒のペースをキープ。
事前にシュミレーションをして、キロ5分30~40秒を守り、鼻呼吸ができるくらいの気持ちがいいスピードで走り切れば、4時間は切れると作戦を立てていた。
だから急がず慌てず、このペースを維持しながら走るが、延々と続くランナーの列は5㎞を過ぎてもバラけることはなく、給水所も大混雑だ。
ウエストポーチから塩熱サプリを取り出して舐める。
5㎞ごとに補給するつもりで、8個のサプリを脚つり対策として携行していた。
人波に走らされている感じで、10㎞はあっさり通過、15㎞を過ぎても身体は軽く、テーピングをしている右の大腿四頭筋も何事も無い。
沿道の応援は予想していたよりもかなりあるし、私設のエイドも多く、さすがに22回も開催されている大会だと思いながら桜の下を通過して、まもなく20㎞。
ここでアクシデント、ウエストポーチにしまったハズの塩熱サプリを全部落としてしまったことに気づく。
けっこうショックだったが、並走している師匠が自分のウエストポーチから塩熱飴を2個分けてくれたので、この先の30、35㎞までとっておくことにした。
もうすぐ中間点の手前で、師匠が先に行ってくれという。
やはり3ヶ月連続のフルは堪えているようで、脚がヤバくなってきたので、ストレッチをしてから走るというが、なあに彼のことだからじき追いつくだろうと先に行く。
今回のコース最後の下り坂を下り、湖へ至る折り返しを進むランナーの長蛇の列にまぎれ、坂を下ってくる師匠とすれ違う。
ここからはほぼ平坦な道がゴールまで続いているのだが、2車線の道がグッと狭まり、軽自動車がやっとこすれ違うくらいの狭い道いっぱいにランナーが溢れそう。
20メートル前方に4時間のペースメーカーを見るも、人をかき分けかき分けても渋滞して先に進めない。
30㎞の辺でこれほどのランナー渋滞に出くわすとは、予想外だった。
ちょっとイラッとするが、ここでペースを変えてはいけないと深呼吸し、流れにまかせて走る。
最初の脚つりポイントの33㎞を難なく通過、京都での脚つりポイント38㎞の給水所ではじめて立ち止まり、最後の塩熱飴を口に放り込み、ストレッチをして走りだす。
ここまでは給水所でも立ち止まらず、歩かずきたが、もう一度40㎞の給水所でストレッチをしてスパートする予定だ。
沿道の応援者が「4時間いける !! 4時間!! 」と叫んでいるのを聞き、逆にこのままでは4時間切り出来ないとハッとし、脚を信じペースを上げる。
このレースはじめての息が上がる速度で41㎞を通過、そのままペースを落とすこと無くゴールの川口運動公園陸上競技場のトラックに走りこんだ。
ゴールの手前にかあちゃんと小僧の姿を認め、両手を上げFINISH。
オフィシャルタイム4時間3分55秒、GPSWatchとネットタイムはほぼ同じの3時間58分21秒、総合順位は16494人中4865位だった。
あまり声を大にして言うほどの記録じゃないが、気持よく走れてどうにかネットタイムで4時間切りをしたから、とりあえずよしとするかぁ。
心配した師匠「auちゃんパパ」はその後かなりダメージを受けたようで、かつてないほど遅れてゴールした。
しかし、ゴールしてからが辛かった。
ふたり揃ってシートの上にひっくり返り、しばらくは放心状態。
帰りはヨチヨチ歩きのペンギンか、出来損ないのロボットみたいな歩き方だった。
次回の目標は走り終わっても脚がつらないこと、声を大にしてサブフォーと言えること、だ !!
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