お好み夜話-Ver2

爆弾処理

今朝、荒川スポーツセンターに行ったら、1階のロビーが何やら物々しいしい雰囲気。

警視庁の作業着を着た警官や、東京消防庁と背中にプリントされた作業着を着た消防官、テレビカメラやデジイチ構えた人たちまで、区画された一帯を取り巻いている。

なんだ ? なんだ ? と寄って見ると、おおっ防護服を身に着け竿のような長いマジックハンドを手にした隊員が、今まさに不審な黒いバッグをつまみ上げたところだった。

手前の盾の陰に隠れてメガホンを手にした隊員が、緊張した声で指示を出す。

すると待機していた別の隊員が、ドラム缶ほどの大きさの箱を積んだ台車を押して来る。

台車の持ち手の手前にも透明な盾が取り付けてあり、それをゆっくり押して、マジックハンドでつまんだバッグの下で停止する。

メガホンが指令を出し、慎重にバッグがドラム缶状の物の中へ格納された。


これは、テロに備えた爆発物処理の訓練だった。


爆発物が運び出され、メガホンの司令官は敬礼して上官に報告して、めでたし、めでたしとあいなった。

先日の「ボストンマラソン」での爆発事件も痛ましいことだったが、その後の「かすみがうらマラソン」でも警備の警官が増員されたらしく、会場内を二人一組で巡回していた。

テロはいつどこで、どんなタイミングで起るかわからない卑劣な犯罪だ。

無差別に人を殺傷しても平気な連中に、世の中なんて変えられっこないのに、なんだかんだと屁理屈をこねて盲信した連中を煽るのは、安全なところでふんぞり返っているヤカラだ。

神が人を殺めろなどと指示するわけもないのに、なんて愚かなことだろう・・・。


そんな連中のために命を張る方々には恐れ入りますが、あえて一言申し上げると、なぜ昔から不審なバッグは「黒いバッグ」何でしょう

「泉谷しげる」が歌っていた頃とは、もう時代が違うでしょう。

不審なバッグ=黒 ってのが浸透しちゃってるのはどうだろう。

そりゃわかりやすいかもしれないけれど、例えばヴィトンのバッグだったら、落とし物として手軽に拾い上げちゃうかもしれないよなぁ。

おまわりさんだってヒョロッと開けちゃうかもしれないし、危険だよなぁ。

やだよね、ブランド物のバッグに爆発物が入っていたら

テロの実行犯が貧乏臭い恰好をしているとは限らないもんね。

や~な時代だなぁ。


そんな不謹慎 ? なことを思いつつ、ブールでジタバタ泳いだのであった。

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