佃煮にできるほど虫かごにぎっしり捕るので、見かねた祖母に「命を粗末にしてはいけない」と怒られた。
あれから半世紀が過ぎ、セミ捕り名人は殺生をしなくなり、何の取り柄もないただの色男のナイスミドルになっちまった
先日のあずまや高原で、しきりに鳴いているセミがいた。
6月なのに
森の中に入ると、そりゃぁもううるさいくらいに鳴いていた。
季節外れのヒグラシかなと思っていたら、ホテルの前で記念写真を撮ったとき、従業員の方のワイシャツの腕に見知らぬセミがじっととまっていた。
この見たことのない小さなセミは、「ハルゼミ」というのだそうな。
ウィキペディアで調べたら、
『ある程度の規模があるマツ林に生息するが、マツ林の外に出ることは少なく、生息域は局所的である。市街地にはまず出現しないが、周囲の山林で見られる場合がある。
日本では、セミの多くは夏に成虫が現れるが、ハルゼミは和名のとおり4月末から6月にかけて発生する。オスの鳴き声は他のセミに比べるとゆっくりしている。人によって表現は異なり「ジーッ・ジーッ…」「ゲーキョ・ゲーキョ…」「ムゼー・ムゼー…」などと聞きなしされる。鳴き声はわりと大きいが生息地に入らないと聞くことができない。黒い小型のセミで高木の梢に多いため、発見も難しい』
なかなか希少なセミで、各自治体レベルでの絶滅危惧種指定が多いそうな
そんなセミなのに、ワイシャツの腕にじっと鳴きもせず張り付いているのはどうしたわけか
みんなで写真を撮っているのにも逃げずに、よっぽどワイシャツの腕が気に入っていたのだろう。
しかしまあ田舎に行くと、まだまだ発見があるものだと実感した。
顔がユルイ
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