昨日、堀切橋から扇大橋までの階段という階段、坂道という坂道を全力疾走したおかげで、肩から背中、二の腕の裏側までもが筋肉痛で、今日はのんびり音楽を聞きながら走ろうと決めていた。
「柳ジョージ&レイニーウッド」のベストアルバムの中に、あの「傷だらけの天使」の名曲「一人 !」がカバーされているのを知り、iPodにダウンロードした。
(あとで知ったことだが、「柳ジョージ」は「ショーケン」主演のドラマ「祭ばやしが聞こえる」でこの歌を歌っていた。見てたのにすっかり記憶になかった・・・・・)
しかし、さすがに「柳ジョージ」は聴かせるが、どちらかというと「傷だらけの天使」の劇中歌に使われた「ディーブ・平尾」バージョンのほうが切なくて好きだ。
そんな曲を聞きながらだから当然ゆっくりで、距離よりも時間と割り切り、家を出てから4時間近く寒風の中をうろついていた。
家の近くまで戻ってきたのは午後3時前で、シャワーを浴びて着替えたら、メシも食わずに仕事に行くことになってしまうので、なにか買って帰ろうかと思い、ふと見た某ハンバーガー屋のポスターに惹かれ、「グランドキャニオンバーガー」なるものを買ってしまった。
出来上がるまで2,3分待っていると、ひっつめ髪に髪どめをいっぱいつけた、いかにも下町のオバチャンといった感じのご婦人が、
「アメリカンコーシー、ちょうだい」
と、カウンターに立った。
応対した男性店員が
「ホットでよろしいですか ? 」
と聞き、
「そう、アメリカンのコーシーね」
と、オバチャン。
すると店員、
「お湯で薄めたヤツでいいんですね ? }
オバチャン、さも当然のように、
「そう、アメリカのヤツね」
その会話に唖然として見ていると、件の店員やおらカップを取り、コーヒーサーバーから三分の一ほどコーヒーを入れ、なんとそのあとにお湯をダバダバとさらに三分の一、仕上げにまたコーヒーを三分の一足して、
「ハイ、お待たせしました」
と差し出し、
「はい、どうも」
オバチャン、フツーに受け取って去った。
某ハンバーガーチェーンにはアメリカンコーシーなるメニューはないと思われるが、実に驚きの光景だった。
一時テレビのCMでコーヒーのアピールをしていたようだが、こんなステキなサービスがあるなんて知らなかった。
個人的には、今後ぜったい某ハンバーガーチェーンでコーシーを飲むのはやめようと思った。
たとえ悪魔の「サバ兄」から、夜明けのコーシーを付き合ってくれと言われても断る !!!
こんな驚愕の光景を見たせいではないが、「グランドキャニオンバーガー」はしょうもないシロモノだった。
どこが「グランドキャニオン」だかわからないが、ハンバーガー文化を愚弄しているようなもんだ。
早いとこ、お願い!ランキングでケチョンケチョンにされるといい、と思った。
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