お好み夜話-Ver2

「チーム・モグ」ベロベロ会議

待ちに待った水曜日。
今夜は存分に飲むのだ。
しかし、その前にいい汗を流さねばならない。

午後3時、雨も上がって来たので、マラソンの師匠「auちゃんパパ」との待ち合わせ場所の大谷田・中川公園をめざして走りはじめる。
だが、荒川の土手の上は突風と細かい雨が舞っている。
堀切橋を渡り、四ツ木橋まで走って水戸街道に出て、曳舟川の緑道を大谷田へ向かう。
信号や踏切を適当に守り、1時間弱で大谷田陸橋を通過、約7.5km。

タイミングよく、松戸方面から向かってくる「auちゃんパパ」から電話。
あと10分程度で到着するとのことなので、中川公園を1周することにした、約1.8km。

1周して戻って来たところで彼と合流。
そろって公園内の周回コースをジョギング、約3.2km。

ゆっくり走った後は、身体を元に戻し、走りの速度を体感させるために、100mほどの“流し”を3本くらいするといいと師匠がいうので、彼の後に従いダッシュすること3度。
いままで同じペースで走っていたことがウソのように、師匠の走りはまるでターボエンジンが全開したように早い。
やっとこさついてゆくのが精一杯。
そりゃ、フルマラソンを2時間20分で走った男と、去年まで死にそうな反省期オヤジとは、比べるべくもない。

こうして12.5kmほどの初合同練習を終えて、大谷田温泉・明神の湯にどっぷり浸かり、その後はおたのしみ、ウッヒッヒ  一週間ぶりのご無沙汰です、
生ビール祭り

最初の1杯は水のごとく消え、かけつけ3杯は瞬く間。
師匠「auちゃんパパ」は、生ビール飲みとしてもモグランポの常連さんの中では1番だから、短時間にふたりでペロッと5杯飲んで、頃合いを見計らって明神の湯を出た。

どこか抜けているオヤジは、着替えのシャツを忘れて来てしまって、汗びっしょりのシャツを大慌てで扇風機で乾かして着たのだが、せっかくの風呂上がりが台無しだ。
亀有駅まで向かう途中に、ユニクロがあったのを思い出し、急遽シャツを1枚買った。
レジ前で着替えていいかと聞くと、レジのお兄さん困った顔で、“試着室でお願いします”という。
フン、シャツを脱いで着るぐらい5秒もかからないが、変なオヤジが監視カメラに記録されるのも心外だから、おとなしく隅で着替えた。
昔のユニクロのTVCMを知らないのかい 

てなことで、4週続けて「かめかめせんにん」の暖簾をくぐる。
先に来て席を確保してくれた新メンバー、「ハマちゃん」と「ホリちゃん」を「auちゃんパパ」に紹介。
気持ちも新たに恵比寿の生ビールで、初顔合わせの乾杯をした。

「ハマちゃん」と「ホリちゃん」は共に23歳。
奇しくも「auちゃんパパ」が初めてモグランポに来てくれた年齢と同じ。
考えてみたら長い付き合いになったが、こんな展開になるとは去年までは誰が想像しただろう。
とにかく、楽しく走って、楽しく飲む。
これがチーム・モグランポの信条だ。

さあて、「かめかめせんにん」のスタッフ紅一点の「カナちゃん」が、“どんだけ飲むんだコイツら”と内心思っているらしいのを気にせず、しだいに言動が怪しくなるオヤジ。
ま、水飲んでるんじゃないし、1週間ぶりのごちそうだし、壊れてなんぼの放し飼いの夜だし・・・・・。

夜も更けて、いい気持ちちゃんで「かめかめせんにん」を出た我々は、反対方面の「auちゃんパパ」と駅で別れ、千住在住の「ハマちゃん」と「ホリちゃん」に付き添われながら電車に乗って、本当に心配されながら彼らと別れ、ひとりオヤジは最後の仕上げに、これも恒例の「碧夢」で、記憶をなくすのであった。

当然のことながら、家に帰って「愛」で締めくくろうと思っても叶わず、かあちゃんの話によると、どこかに頭をぶつけながら倒れるように布団に転がったらしい。

しかし、適度な疲れと一週間分のお酒で、久しぶりのノンストップ8時間睡眠を堪能できた。
そしてまた、一週間の禁酒期間を過ごすのだ。
ほんと、健康にいいんだか、悪いんだか・・・・・

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