お好み夜話-Ver2

完走の感想

萎えはじめた心をねじ伏せ、荒くなっていた呼吸に意識を集中して調え、腕を大きく振ると、足はまだまだ前に進んだ。

13Km地点。

山中湖の距離を超えて、ここから先は未知の領域。

練習とは違う走りだ。

しだいに、路肩を歩くランナーや、失速していくランナーが目立ちはじめる。

道路いっぱいに広がっていたランナーが、今やほぼ一列になって、道路の端を走っている。

「ビールくん」に遥かに遅れをとった「生ビールオヤジ」だが、ここから先は自分のペースで進むしかない。
ちょうどいい具合に、前を行くランナーをペースメーカーに見立て、彼に歩調を合わせると、徐々に自分の走りが戻って来た。

房総フラワーラインを折り返すと、目の前に海が広がった。
潮の香りと涼しい潮風に、一気に気分がよくなってゆく

給水所で、膝と頭に水をかけたら、グッとペースを上げ、次々と失速したランナーを抜いてゆく

少しでも遅れを取り戻すべく、急ぐ。

が、ここでさらなるアクシデント

ケガで手術した左足の薬指にはめていたクッションパッドが、激しい動きのために靴下の中で外れて、土踏まずのあたりで丸まってしまったのだ。

とたんに、足の指に刺すような痛みがはしる
走りながら、土踏まずで丸まったパッドをずらしてみる。

むなしい努力を繰り返すうちに、痛みがだんだんマヒしてきたので、気を取り直してペースを戻す。

最後の給水所を通過して先へ進むと、残り1Kmの表示。

ラストスパート
そして、その瞬間はやってきた

ゴールの手前200メートルほどの所で、先にゴールインしたチームモグランポのメンバー全員が声援してくれた。

「ビールくん」を脱いだ「auちゃんパパ」が、ゴールまで並走してくれた。

ゴール

最後まで歩いたり、立ち止まったりせずにゴールできてよかった

チームモグランポの全員、無事ゴールできて、ホントによかったぁ

その後のビールは、もちろん「黄金の雫」に変わったのは言うまでもない

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