お好み夜話-Ver2

山手線途中下車

昨日4回目のコロナワクチンを摂取したかあちゃんが、熱は出ないものの腕が痛くて上がらないと言うので、予約している小僧が小さい頃から通い続けている新大久保のクリニックへは、オヤジが付き添っていくことにした。


10月の手術のことも話さなければいけないし、3ヶ月前に引きつけを起こしたことも告げなければならないから、小僧一人で行かせるわけにはいかなかった。



土曜日だから山手線もそれほど混んではいなかったが、やはり池袋、高田馬場、新大久保は乗降客が多い。


だいたいもう何年も日暮里より先の山手線内回りには乗ったことがない。


外回りだってせいぜい新橋までだし、そちら方面へ行く用なんてまるでありはしなかったから・・・。


お勤め人時代は毎日のように利用していた山手線だが、もはや渋谷、原宿なんかで降りたら完全にお上りさん状態のキョロキョロだ。



新大久保で降りると、まあ揃いも揃っておんなじ様な髪型や服装の兄ちゃんねぇちゃんがわんさかたむろし、コリアンな方へ流れていく。


幸い小僧のクリニックはそっちとは逆の方向にあるのでとっとと人混みを離れた。


診察を終え薬をもらって駅へ戻ると、駅員がメガホンで「立ち止まらないでください」と繰り返している。


連休初日とあって「アニョハセヨ.〜」な街へ若者たちが列をなしているのだった。


鬱陶しいから一刻もはやくここから立ち去りたいと、駅に入ってきた山手線に乗り込んだらこれが内回り、新宿、渋谷を通ってついでだからと行ったことも関心もなかった高輪ゲートウェイで下車してみた。


ガランとした駅のコンコースに置いてあるピアノを若者が弾いているばかりで、窓の外は建築中の現場だらけ。


開業して2年も経つだろうに、難儀なこっちゃ🤨


けっきょく山手線をほぼ一周して、上野から帰路についた。


昔は酔っ払って寝込んで山手線を何周もしたこともあったっけ🤪


今そんなことをしようものなら、あの世行きの終電車になっちまうかもね😇


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