芦田愛菜ちゃんと鈴木福くんの「マルマルモリモリ」が流行って数年が経った頃だろうか?
3.11の震災後、福島県内で初のマラソン大会「奥川健康マラソン」に参加するため、チームモグランポの面々と会津若松駅に下りたった。
腹が減っては戦はできぬと入ったのは、駅前の創業100年の食堂。
それが当時誰の頭の中にもあった「♪マルマルモリモリ♫」の歌を連想させる「マルモ食堂」(まあドラマとは何の関係もないと思うが)だった。
店構えからして古き良き昭和の駅前食堂の風情、それはお店を切り盛りするホンワカとした会津弁のオバちゃんにも感じ、壁に貼られているお品書きを見るのも楽しい。
ここで腹が減りまくった一同は、名物の「ソースかつ丼」をかっこんだのだった。
それから3年連続で「奥川健康マラソン」に参加して、会津若松駅でお昼をするときは決まって「マルモ食堂」に足を運んだ。
あれからすでに8、9年、今回の旅では磐越西線で会津若松駅に下車してお昼を食べようと予定していたので、迷うことなく「マルモ食堂」で食べることにしたのだ。
さて、このコロナ禍に「マルモ食堂」は無事でいてくれたろうか?
おおっ‼️
変わらないその佇まい。
しかしなんと「創業120年」の垂れ幕があるではないか⁉️
来ない間に20年の時が経過してしまった😳
そしてウインドウには「ラプラスの魔女」の撮影がおこなわれたなんて、色褪せたポスターが貼られているではないか🤔
おいおいおい、聖地巡礼みたいなことに踊らされる連中が来て荒らされてはいまいか❓
昭和の佇まいがヘンに垢抜けちまったりしてはいないか❓
恐る恐る戸を開けて暖簾をくぐると、
👍LEDの明かりとは違う蛍光灯の灯り、壁のお品書き、駅前食堂にふさわしいテーブルと椅子、何よりもオバちゃん健在‼️
が、お歳を召されました。
腰は曲がり、動作はスローモー、注文を忘れる、繰り返す、耳が遠い感じ、嗚呼、他人事ではない・・・。
しかし何はともあれ注文を。
小僧はソースかつ丼、オヤジはおでんとお銚子。
いいねぇ、丼の蓋が盛り上がっちゃう変わらぬ見た目とソースの香り😁
出汁がきいたおでんをつまみ、クピッと呑み、小僧のソースかつ丼をひと口ふた口つまむ。
旨い‼️
ソースの作り方を習いたい。
そうしているうちに次から次へとお客さんが入ってきてオバちゃんテンパってきて、奥からお嫁さんと思しき年配の女性が出てきておふたりで切り盛り。
時間は午後2時を過ぎているが、さすが伝統の駅前食堂。
まあ100%旅行客だが、男性客の1/3はお酒を飲んでいる、正しい🙆♂️
また来ます、とお会計をして店を後にしたが、次回は何年後に来れるやら?
オバちゃんお元気で、いつまでも現役でいてください👋
追伸
会津若松で買ってきたソースかつ丼用のソースを使って、自宅でソースかつ丼を再現してみた。
ソースは甘めだが、オタフクのお好みソースよりはドロっと甘くはなく、サッパリした酸味もあってキャベツにもご飯にも合う。
一昨日「まるも食堂」で食べたばかりだというのに、小僧もペロッと食べてしまった。
旨し、会津のソースかつ丼‼️